無印良品 リンスインクールシャンプー|成分解析評価と効果を口コミ
さて待望の無印良品から夏に向けたクールシャンプーが発売されました!
無印良品のこだわりはそのままで、夏場パッとお風呂はおわらせたい!という人に向けてリンスインかつ清涼感を加えたシャンプーのようです。
というわけで今回はそんな無印良品 リンスインクールシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」について理解を深めることで読んだ時の納得値がかなり上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
無印良品 リンスインクールシャンプーってどんなシャンプーなの?
無印良品 リンスインクールシャンプーってどんなシャンプーなの?
無印良品クオリティはそのままに爽快感を感じられるシャンプーだよ!
価格 | 1290円 |
内容量 | 300ml |
コストパフォーマンス評価 | B+ |
成分満足度 | A- |
香りの良さ | A+ |
泡立ちの良さ | B |
指通りの良さ | A |
総合評価 | B+ |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
さてきましたねー!無印良品から展開される夏場に向けたクールシャンプー!
知らない人に説明をすると、無印シャンプーといえば良い意味で価格とミスマッチなクオリティの高い配合内容で素晴らしいコストパフォーマンスを誇るシャンプーとして有名です。
通常の市販シャンプーでこの価格帯ではあり得ない細かいところまでこだわりを持った配合成分にシャンプーオタクである私はいつも関心を覚えています。
前置きはこれくらいにしてこのシャンプーの総評ですが「使う人を選ぶけどマッチする人にはとことんマッチするシャンプー」であるということ。
先ほどお伝えした無印良品のこだわりはそのままに、清涼感を感じる使い心地と爽やかな香りに仕上げられた夏場に最適な逸品です。
一方で補修成分がほとんど配合されていないため、カラーやパーマによってダメージを感じる人にはあまり向かない配合内容になっています。
ハマる人にはハマる内容になっていますが使う人を選ぶシャンプーなので、コストパフォーマンスとしては悪くはないですが満点とは言いづらい内容になっています。
- コストパフォーマンスの評価
-
(4.0点/5.0点)
無印良品 リンスインクールシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
-
水、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルメチルタウリンNa、プロパンジオール、ラウリルヒドロキシスルタイン、BG、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、ココアンホ酢酸Na、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-51、ヒアルロン酸Na、セラミドNP、アラニン、アルギニン、グルタミン酸Na、セリン、プロリン、ユーカリ葉エキス、ジャノヒゲ根エキス、オオバナソケイ花エキス、グリセリン、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、カプリル酸グリセリル、エチルヘキシルグリセリン、コカミドMEA、ポリソルベート80、PEG-60水添ヒマシ油、塩化Na、クエン酸、クエン酸Na、ベチベル根油、ライム油、ラバンデュラハイブリダ油、レモン果実油、メントール
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
早速配合成分総評ですが、「毛髪ダメージが少ない清涼感が欲しい人用のシャンプー」といった感じです。
大前提ですが、このシャンプーはスカルプシャンプーではなく清涼感を加えたアミノ酸シャンプーです。そのため洗浄力は優しめですし頭皮ケア成分も保湿成分を除いて特にありません。
また、清涼感はありますが仕上がりとしてはシットリ寄りになると思われるため、メンズシャンプーのような使用感ではなく「通常の無印クオリティのアミノ酸シャンプーに清涼感を加えた製品」だと認識しましょう。
そのため保湿成分はとてもクオリティが高く、無印ならではの細部までこだわった配合成分ラインナップは健在で、製品へのこだわりを感じます。
一方で補修成分がほとんど配合されていないため、ロングヘアの人や毛髪ダメージを強く感じている人には不向きな内容だと思います。
リンスインなので手触り感はよくなりますが、補修による改善ではない点に注意しましょう。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ラウロイルメチルアラニンNa
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。ココイルメチルタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。程よい洗浄力から泡立ちまでバランスの良い成分。ベビーシャンプーなどにもよく使われる。ラウリルヒドロキシスルタイン
両性界面活性剤。増粘作用。気泡力補助作用。コンディショニング作用。コカミドプロピルベタイン
アニオン系界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。ココイルグルタミン酸TEA
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。シットリした仕上がりになりやすくコンディショニング効果が高い。ただし泡立ちは弱め。ココアンホ酢酸Na
両面界面活性剤。低刺激であり洗浄補助剤として使われることが多く、指通りをよくするコンディショニング効果にも期待できる。カプリル酸グリセリル
ノニオン界面活性剤。防腐作用。コカミドMEA
ノニオン界面活性剤。増粘作用や気泡補助剤として使われる。ポリソルベート80
ノニオン界面活性剤。乳化安定剤。PEG-60水添ヒマシ油
ノニオン系界面活性剤。乳化剤。
アミノ酸系シャンプーで、洗浄力としては程よくといった感じでしょうか。
洗浄成分の組み合わせとしてはオーソドックスなもので、アラニンNaをメインとして補助剤にタウリンNaを使っている感じですね。
どちらも使用感から洗浄力までバランスの取れた洗浄成分なので、アミノ酸シャンプーとしてはよく使われる成分です。
その他の界面活性剤としてはリンスインということもあって、コンディショニング力の高いものが多く使われています。
手触り感については保湿力が高いこともありますし、かなりシットリな仕上がりになる気がしますね。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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ポリクオタニウム-51
高い保湿力を持ち、別名リピジュアで有名。ヒアルロン酸の2倍の保湿効果を持ち、髪だけではなく肌への馴染みもいい保湿成分。ヒアルロン酸Na
保湿成分。肌から水分が蒸発するのを防ぐ効果がある。セラミドNP
細胞間脂質(CMCの一種)に存在する成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド3と表現されることもある。アラニン、アルギニン、グルタミン酸Na、セリン、プロリン
アミノ酸。毛髪の主成分のタンパク質の構成成分で、天然保湿成分の40%を占める成分。グリセリン
吸水性が高い非常に優れた保湿作用を持っている。グリコシルトレハロース+加水分解水添デンプン
トウモロコシデンプン由来の多糖体。高い保湿力がありベタつかない使用感。髪に対してもキューティクルのダメージを補修しなめらかに整える効果に期待される。泡立ちをよくしたり泡質の向上効果にも期待される。エチルヘキシルグリセリン
グリセリン同様の保湿力と防腐補助効果もある。
とてもいい感じですね!
リピジュア、ヒアルロン酸、セラミド、アミノ酸各種といった毛髪や頭皮と相性の良い保湿成分がたっぷりと使用されています。
セラミドは頭皮の細胞間脂質という保湿に関わる重要な組織の主成分で、毛髪でもCMCというキューティクル同士を接着させるような役割を持つ重要な成分です。
アミノ酸は毛髪の主成分であるタンパク質を構成する成分なので相性がいいですし、頭皮と毛髪どちらにも存在する天然保湿因子という天然に存在する保湿成分の40%を占める重要な成分です。
ヒアルロン酸は真皮に存在する膠原繊維と弾力繊維の間を埋める基質の主成分でとても大切な成分ですが、分子量が大きくそこまでは浸透することはないので、頭皮表面を保湿する感じになります。
リピジュアという保湿力の高い成分が多く配合されているように見えますし、単純な保湿力だけではなく頭皮や毛髪との相性の良さもしっかり考えられた配合になっていますね。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。グリコシルトレハロース+加水分解水添デンプン
トウモロコシデンプン由来の多糖体。高い保湿力がありベタつかない使用感。髪に対してもキューティクルのダメージを補修しなめらかに整える効果に期待される。泡立ちをよくしたり泡質の向上効果にも期待される。
補修力にはあまり期待しない方がいいでしょう。
通常この項目では毛髪を補修するための成分をここに記載していて、おおよそ保湿成分とこの補修成分の項目が多くなることが多いのですが、このシャンプーにおいてはほとんどありませんでした。
ポリクオタニウムは表面の帯電防止要因ですし、トレハロース+水添デンプンも表面のキューティクル補修程度です。
内部からの補修に期待できるような成分は保湿成分で紹介をしたアミノ酸くらいなので、正直補修力はかなり弱いと思います。
リンス系成分が複数配合されているので使用感はよくなりますが、それは補修による改善ではなく、あくまでもコンディショニング力が高い成分によって手触りが良くなっているだけです。
一定毛髪ダメージが気になる人にはあまりこのシャンプーは向かないと思います。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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なし
特に配合されていないですね。
クールシャンプーなので、スカルプシャンプーと勘違いしてしまう人も多いかもしれませんが、アミノ酸シャンプーを夏用に清涼感を加えた製品という感じなので、頭皮ケア成分は配合されていません。
もちろん頭皮にとっても大切なセラミドやアミノ酸などの保湿成分は配合されているのでその点は素晴らしいのですが、いわゆるな頭皮ケア成分は配合されていません。
最近のシャンプーは何かしら頭皮ケアにつながるような成分が配合されていることが多いですので、その点少し残念な気持ちにはなりますね。。。
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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ユーカリ葉エキス
ユーカリノキの葉から抽出したエキス。保湿成分。抗菌効果、血行促進効果、収れん効果に期待される。ジャノヒゲ根エキス
ユリ科植物のジャノヒゲと呼ばれる根から得られるエキス。糖類を豊富に含むため保湿作用に期待できる。オオバナソケイ花エキス
オオバナケイの花から抽出されるエキス。保湿作用の他に頭皮を健やかに保つ作用に期待される。ベチベル根油
ベチバーの根から得られる精油。ライム油
ライムから得られる成分。精油として用いられる。ラバンデュラハイブリダ油
別名ラバンジンオイルと呼ばれる、真性ラベンダーとスパイクラベンダーの交配した雑種から得られる精油。レモン果実油
レモンの果実から抽出される成分。精油として用いられるほかビタミンCを含み収れん効果や保湿効果がある。
半分が保湿作用を中心とした効能に期待されて配合されているもの、もう半分が香りづけといった感じですね。
基本的に化粧品では植物エキスは保湿作用への期待として配合されることになりますので、あくまでも保湿成分としてのカウントになります。
ユーカリエキスには本来血行促進効果などにも期待ができますが、植物エキスはおおよそ流れてしまって頭皮に残らないのであまり強い効果には期待ができません。
あとは精油による香りですね。人工香料ではなく精油で香りづけするところが無印シャンプーのいいところです。
その他成分
- その他成分一覧
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プロパンジオール
保湿作用、防腐作用のために使用される。製品の保存性を高める静菌効果が中心で、保湿力はそこまで高くないため保湿成分のメインとして使われることはあまりない。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。塩化Na
増粘調整剤。乳化安定剤。クエン酸
キレート剤。pH調整剤。クエン酸Na
pH調整剤。メントール
清涼感を与える成分。
いやーいいですねー!
この価格帯のシャンプーで、ここまでシャンプーの細部までこだわっている製品ってほぼないに等しいんですよね。
通常の市販シャンプーって合成防腐剤やら香料やら、酷いものだと人工着色料まで配合されていますが、無印のシャンプーはそれらが配合されていません。(カプリル酸も合成と言ってしまえば合成ですが。)
そして先ほどお伝えした通り、人工香料も使わず精油で香りづけしている点もかなりこだわりを感じます。
さすが無印シャンプーといった感じです。いい仕事しています。
無印良品 リンスインクールシャンプーの使用感についてレビュー
ここからは実際に使った時の使用感を伝えていくよ!
さて続いて実際に無印良品 リンスインクールシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
無印良品 リンスインクールシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:スーッと突き抜ける爽快な香り!
夏にぴったりの爽快感のある香りですね!
無印良品 リンスインクールシャンプーの香りは公式としては爽快感のあるシトラスの香りとのこと。
特に香りに名称はつけていないみたいですが、精油からも判断できる通りレモンやライムといったシトラス系の香りに仕上がっています。
精油で香りづけをしているだけあって、人工香料独特の強い香りではなく、自然な香りに仕上がっているのも素晴らしい点。
さらにメントールの爽快感も加わって、夏にぴったりの爽やかさを味合わせてくれる素晴らしい香りです!
- 香りの評価
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(5.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:相変わらず控えめだけどストレスはない
無印良品のシャンプーは昔から共通して泡立ちに課題ありですが、すごい悪いというわけではありません!
泡立ちですが、他の無印良品シャンプーと同様にあまり優秀な泡立ちではありません。
おそらく無駄な気泡補助剤などを極力省いているからだと思いますが、泡立ちは通常のアミノ酸系シャンプーと比べても控えめといった感じです。
通常洗う分には問題ありませんが、スタイリング剤などが毛髪についていると泡立ちが悪くなるため、多めにシャンプー液を使うことをオススメします。
- 泡立ちの評価
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(3.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:シットリとした仕上がりに!
サッパリな香りとは正反対にシットリ系の仕上がりだね!
まず洗い心地としてはかなりシットリな仕上がりになります。
リンスインなので当たり前ではあるのですが、洗い流している最中からかなりシットリなテクスチャーになります。
今までサッパリ系の仕上がりになるシャンプーを使っていた人からするとヌルヌルとした手触り感に慣れるまで時間がかかるかもしれないです。
乾かした後はシャンプーだけでもサラサラになりますし、指通りの良さを実感できます。
一方で補修成分がほとんどないためか、ロングヘアの妻が使った際はダメージの強い毛先が若干パサついたようなので、やはりダメージの強い髪質には合わないかもしれません。
そしてメントールの爽快感ですが、強烈なメントールを経験している私でもスーッとする爽快感を感じるくらいには清涼感を感じられます。
ただし強すぎるわけではなく、あまりメントールが得意ではない妻が使ったところ程よい爽快感とのことだったので、メンズシャンプーほど強くはない気持ちのいい清涼感に仕上がっていると思います。
- 洗い上がりの評価
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(4.0点/5.0点)
無印良品 リンスインクールシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここでは無印良品 リンスインクールシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんが無印良品 リンスインクールシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
リンスインクールシャンプーはその名前の通り清涼感を感じられるシャンプーなので、メントールのスーッとする爽快感やスッキリした香りが好きな人にはたまらない逸品です。
ただ繰り返しになりますが補修成分がほとんど配合されていないので、ハイダメージの人もしくはロングヘアの人で毛髪補修までしたい人にはミスマッチのシャンプーだと思います。
あくまでも「毛髪ダメージがあまりない人向けの夏場手軽に済ませられるシャンプー」といった製品なので、毛髪補修をしたい人は別シャンプーを使った方がいいと思います。
無印良品 リンスインクールシャンプーのまとめ評価
さて今回は無印良品 リンスインクールシャンプーをレビューしました!
私はショートヘアかつ一度も毛髪を染めたことがないダメージ少なめの毛質ですし、清涼感大好き人間なので、このシャンプーはかなりドンピシャな製品でした。
ただ残念なことにロングヘアの妻は毛髪ダメージがある程度あるのと、メントールがそこまで好きではないので、あまりマッチしない様子でした。
使う人を選ぶシャンプーではありますが、それでもテーマに沿ったこだわりのある良質なシャンプーだと思いますね。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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