ココンシュペール(COCONSUPER)スリーク&リッチ シャンプー|成分解析評価と効果を口コミ
どのコスメショップに行っても今や置いてないところは少ないココンシュペール。
ココンシュペールブランドからは全部で3種類のシャンプーが展開されていて、今回購入したのは指通りと泡立ちが特徴だと公式がうたうスリーク&リッチシャンプー。
というわけで今回はそんなココンシュペール スリーク&リッチシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」について理解を深めることで読んだ時の納得値がかなり上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
ココンシュペール スリーク&リッチシャンプーってどんなシャンプーなの?
ココンシュペール スリーク&リッチシャンプーってどんなシャンプーなの?
クラシエから販売される泡立ちと指通りがウリのシャンプーだね!
価格 | 1650円 |
内容量 | 500ml |
コストパフォーマンス評価 | B- |
成分満足度 | C+ |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | A |
指通りの良さ | A- |
総合評価 | B |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
人気シャンプーとしてコスメショップや薬局では常に見かけるこのココンシュペール。
ボトルもオシャレですし容量も多いですから、飽きないでしょうしお財布にも優しく感じますよね。
ただ私の評価としてはなんとも微妙で、指通りの良さ以外は特に評価できるポイントがない残念なシャンプーの印象です。
リンス系界面活性剤や艶出し系コンディショニング成分によって毛髪の表面をコーティングすることで指通りの良さを演出していますが、肝心な保湿や補修面が弱い印象を受けます。
そしてシャンプーの命とも言える洗浄成分でメインに使われている成分が、洗浄力や殺菌力が強く使う人を選ぶ代物で、なんとも残念な内容に。
今のシャンプー市場ではこの価格を出せばもっといいシャンプーが買えてしまうのが現実なので、推しポイントが見当たらず、それが故にコスパも微妙な製品です。。。
- コストパフォーマンスの評価
-
(3.0点/5.0点)
ココンシュペール スリーク&リッチシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
-
水、ラウロイルサルコシンTEA、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、コカミドMEA、ココイルグルタミン酸TEA、ジステアリン酸グリコール、加水分解シルク、セリン、プロリン、グルタミン酸Na、アルギニン、アラニン、セバシン酸ジエチル、加水分解コンキオリン、ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル、アサイヤシ果実油、塩化Na、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、クエン酸、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、BG、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料、カラメル
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
スリーク&リッチシャンプーは「きめ細かいもっちりした泡で優しく髪を包みこみ、きしまず洗いあげます。しっとりなめらかな指通りに。」がテーマの製品です。
実際に配合成分をチェックしてみた結果、泡立ちはさておき確かに指通りは良くなるような配合成分がしっかり配合されています。
コンディショナーに配合されるような成分も配合されていますし、艶出し系の成分も多く配合されているので、サラツヤな手触り感を目指したい人には向いているかもしれません。
ただ残念ながら「指通りが良くて艶に期待できる」のみであって、保湿力や補修力にはあまり期待ができない配合内容。
シャンプーの根幹である洗浄成分が使う人を選ぶ系の成分ということもあり、全体評価としてはあまりいいとはいえない内容です。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ラウロイルサルコシンTEA
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。ただし脱脂力が強く殺菌力もあるため敏感肌の人にはあまり向かない成分。パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン
両面界面活性剤。アミドベタイン系洗浄成分。洗浄力は高めで気泡力に優れる低刺激な洗浄成分。リンスをした後のような仕上がりになるのも特徴。コカミドメチルMEA
ノニオン系界面活性剤。気泡力補助剤として使用される。コカミドMEA
ノニオン界面活性剤。増粘作用や気泡補助剤として使われる。ココイルグルタミン酸TEA
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。シットリした仕上がりになりやすくコンディショニング効果が高い。ただし泡立ちは弱め。ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル
ノニオン界面活性剤。とても高いコンディショニング効果に期待される。グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
帯電防止効果。
メインで使われている洗浄成分はサルコシンTEA。
これをメインで使うシャンプーは久しぶりに出会いましたが、洗浄力や殺菌力が強いので乾燥肌の人や敏感肌の人には不向きな洗浄成分です。
これは使うにしても補助剤として使うのがベストだと思いますが、なぜこれをメインで使ったのかは不思議でなりません。。。
ただパーム核脂肪酸やヤシ油脂肪酸といったコンディショニング効果の高いものが多く配合されているので、洗い流している最中の手触り感や乾かした後の指通りは良くなるように思います。
ただシャンプーの命は洗浄成分。これが微妙だとシャンプー自体の評価も微妙になります。すでに残念な印象。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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加水分解シルク
フィブロインというタンパク質を加水分解してできる成分。10種類以上のアミノ酸を含むため保湿だけではなく毛髪のツヤだしやダメージ部分に吸着しハリコシを与える。セリン、プロリン、グルタミン酸Na、アルギニン、アラニン
アミノ酸の一種。それぞれが毛髪を構成するアミノ酸で、毛髪構成アミノ酸においてグルタミン酸は第2位、アルギニンは第3位を占める。セバシン酸ジエチル
保湿成分。油性の有効成分を浸透しやすくするエモリエント作用があり、他の油溶性有効成分が頭皮や髪に吸収されるのを促進する。
うーん微妙。。。
公式でもこだわりポイントのひとつとして「金のまゆアミノ美容液」と謳っていますが、アミノ酸を使った保湿にこだわっているようです。
確かにアミノ酸は毛髪や頭皮の保湿にとても重要で、毛髪や頭皮に存在する天然保湿因子(NMF)という成分の40%を占める成分です。
また毛髪を構成する成分も9割がアミノ酸からなるタンパク質なので、補修にとっても重要な成分であることは間違いありません。
ただ最近はアミノ酸だけではなくセラミドやコレステロールといった、毛髪にとってはCMCというキューティクルやコルテックスを吸着させて毛髪内部物質の流出を防ぐ成分の一種であり、頭皮にとっては細胞間脂質として頭皮保湿にとって重要な成分が配合されることが多いです。
また天然保湿因子にはアミノ酸以外にも乳酸、尿素、PCAなど色々な成分があり、これらを配合するシャンプーもたくさんあります。
アミノ酸だけに頼るのは流石にちょっとこだわりは弱いなーと思わざるを得ないですね。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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加水分解コンキオリン
真珠貝の貝殻から抽出される成分。髪に艶を与える効果のほかにもコラーゲン産生促進や天然保湿因子と構造が似ていることから保湿力にも期待される。20種類ものアミノ酸を含む。ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル
水分の保持がしやすいため保湿成分として使われつつ、毛髪表面に薄い皮膜を作る性質があり屈折率が高いため髪に光沢や輝きを与える効果を与える目的で使われる。ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。ポリクオタニウム-7
コンディショニング効果や帯電防止効果がある。
こちらもなんとも微妙。。。
保湿成分のところでも伝えた通りですが補修成分も基本的にアミノ酸頼りで、それ以外のものは帯電防止や表面の艶出し系になっており、補修とはちょっと違います。
界面活性剤的にもリンスに配合されるような成分も入っていたりするので指通りは良くなると思いますが、補修によって毛髪の状態が改善されたわけではありません。
もちろん補修力がゼロというわけではないですが、保湿成分の配合内容とも相まって、正直あまり補修力には期待ができないのが正直な感想です。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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なし
こちらは特になしですね。
正直スカルプシャンプーやクレイ系シャンプーでなければここはそこまで多くはならないですし、テーマによってはあえて配合しないシャンプーもあったりします。
一応いわゆるな頭皮ケア成分だけではなく、保湿成分に頭皮にもいい影響のあるものはピックアップしていて、今回でいうとアミノ酸などがそれにあたりますね。
ただとはいえ、ここももう一歩といった印象で最近のシャンプーは当たり前のように頭皮ケアにつながるような成分も配合しているので、アミノ酸だけでは正直物足りないなーといった印象です。
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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アサイヤシ果実油
アサイーの果物から抽出される油。ポリフェノール類やタンニン類を多く含み、抗酸化作用にを持つ。
ひとつだけ配合されていますね。
今回公式曰く艶出し成分としてこの植物エキスが配合されているみたいですが、本来この植物エキスの持つ採用としては抗酸化作用などもあったりはします。
ただ化粧品の植物エキスは基本的に保湿効果になりますし、洗い流すとおおよそ流れて残らないので基本的には大きな効果は期待しない方がいいと思います。
その他成分
- その他成分一覧
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ジステアリン酸グリコール
真珠のような光沢感をシャンプー液に出すための成分。塩化Na
増粘調整剤。乳化安定剤。クエン酸
キレート剤。pH調整剤。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。EDTA-2Na
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。フェノキシエタノール
防腐剤。安息香酸Na
防腐剤。香料
人工香料。カラメル
糖類を加熱して分解させて作られる褐色の液体。着色料として使用されることが多い。
こちらはまあこんなもんだと思います。
シャンプーは品質劣化を防ぐために防腐剤が含まれているわけですが、市販シャンプーの場合は基本的に合成防腐剤が配合されています。
最近はパラベンフリーという言葉が流行っていますが、パラベン以外にも安息香酸やフェノキシエタノールなどの防腐剤があり、今回はそれらが配合されています。
私は防腐剤を悪とは思っていませんが、上を見ると合成防腐剤を使わずに品質維持をしているシャンプーもありますので、細かい点ですが厳しい評価になります。
ココンシュペール スリーク&リッチシャンプーの使用感についてレビュー
続いてはココンシュペール スリーク&リッチシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にココンシュペール スリーク&リッチシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
ココンシュペール スリーク&リッチシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:甘め寄りな華やかな香り
フローラルベースの香りですね!
ココンシュペール スリーク&リッチシャンプーはアクアティックホワイトブーケの香り。
ブーケとついているのでなんとなく想像はできると思いますが、ベースはフローラルな香りに仕上がっています。
香りもオリジナリティのある香りというよりかは、どこかで嗅いだことのあるオーソドックスな香りで、比較的馴染みやすい香りだと思います。
傾向としては甘めよりですが、ムスクのような甘すぎる香りではないので、男性でも十分使える香りだと思います。
- 香りの評価
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(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:アミノ酸シャンプーらしい泡立ち!
密度の濃い泡質が特徴的でとても洗いやすいですね!
泡立ちはいい感じで、泡立ちもスピーディですし泡質も密度の濃いアミノ酸シャンプーらしい泡立ちになります!
今までメンズシャンプーを使っていた人からすると慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、今までアミノ酸シャンプーを使ってきた人であれば同じような使い心地の良さを感じられると思います。
ただ公式が泡立ちをポイントとうたうほどすごい!というわけではないので、あまり期待はしすぎない方がいいと思います。
- 泡立ちの評価
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(4.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:キシまずサラッとした指通りに!
ロングヘアの妻も満足な仕上がり!
ここではわかりやすい例として、ロングヘアの妻が使った感想を中心にお伝えしていければと思います!
私の妻はロングヘアかつカラーやパーマを繰り返しているため、毛先に向かってダメージが強くなっているタイプの毛質をしています。
その妻が実際に使ってみたところ、洗い流している最中から乾かした後まで一貫して指通りの良さを実感できたそうです。
洗い流している最中にキシみを感じることもなく、しっかりとサラサラな手触り感になったそうです。
ただ一点微妙なのがまとまり。全くまとまらないというわけではないですが、やはり保湿成分や補修成分が少し弱いためか、あまりまとまりの良さは実感できなかったそうです。。。
- 洗い上がりの評価
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(4.0点/5.0点)
ココンシュペール スリーク&リッチシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではココンシュペール スリーク&リッチシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがココンシュペール スリーク&リッチシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
オススメできるポイントとしては、指通りはとにかく良くなるので、まずは指通りさえ良くなればいい!という人であればチェックしてもらいたいです。
ただ残念ながらそれ以外のおすすめポイントは見当たらず、洗浄力も強いですし、保湿力や補修力もイマイチなので本格的にダメージ補修や保湿をしたい人にはオススメしません。
正直今のシャンプー市場では、これ以下の価格でも指通りが良くてそれ以外のポイントも良い製品はたくさん販売されているので、ちょっと推すのが難しいなーというのが感想です。
ココンシュペール スリーク&リッチシャンプーのまとめ評価
さて今回はココンシュペール スリーク&リッチシャンプーについてレビューをしてきました!
指通りは良くなるので使用感的には満足なところもあったんですが、やはり肝心の配合成分が個人的にはなんとも微妙だったので、継続して使うかというと使いません。
特に女性向けシャンプーだと思うので、もう少し保湿成分や補修成分には力を入れてもらいたいなーと思いました。結構良い値段するんでね。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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