無印良品 ダメージケアシャンプー ハリコシ|成分解析評価と効果を口コミ
2023年12月6日に新発売された無印シャンプーの新シリーズ。
エイジングケアなど様々な種類が展開されていましたが、今回の新シリーズはダメージケアに特化したシャンプーが3種類発売されています。
今回はその中でもハリコシに特化したダメージケアシャンプーの成分解析と使用感について正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」について理解を深めることで読んだ時の納得値がかなり上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
無印良品ダメージケアシャンプーハリコシってどんなシャンプーなの?
ダメージケアシャンプーハリコシってどんなシャンプーなの?
旧シリーズのエイジングケアシャンプーをよく使っていた人におすすめのシャンプーみたいだね!
価格 | 390〜1490円 |
内容量 | 50〜400ml |
コストパフォーマンス評価 | A+ |
成分満足度 | A |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | A |
指通りの良さ | A |
総合評価 | A+ |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
無印良品から発売される新シリーズのシャンプーで、今回のダメージケアシャンプー特にハリコシに注目したもの。
旧シリーズのエイジングケアシャンプーの後継製品的な感じらしく、確かにエイジングケアもハリコシに効果がある成分が配合されていました。
新シリーズは旧シリーズに比べるとより厳選した成分のみが使用されている印象で、配合成分量も少なくなっているものの、髪のハリコシに対するこだわりは感じる内容になっています。
そして従来の防腐剤や着色料などへのこだわりもそのままで、無印シャンプーの課題であった泡立ちも改善されているように思います。
香りや仕上がりも良く価格もリーズナブルな範囲ではあるので、シャンプーとしての完成度もかなり高いように思います。
- コストパフォーマンスの評価
-
(5.0点/5.0点)
無印良品ダメージケアシャンプーハリコシの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
-
水、ココイルメチルタウリンNa、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、プロパンジオール、BG、トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース、ラウリン酸PEG-80ソルビタン、ポリクオタニウム-10、シロキクラゲ多糖体、キハダ樹皮エキス、センチフォリアバラ花エキス、ビターオレンジ果皮エキス、マグワ根皮エキス、マコンブエキス、ヤグルマギク花エキス、ユキノシタエキス、ヨモギ葉エキス、ラベンダー花エキス、レモン果汁エキス、ローズマリー葉エキス、セラミドNP、アラニン、アルギニン、グルタミン酸Na、セリン、プロリン、エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリル、PPG-3カプリリルエーテル、ポリソルベート80、クエン酸、クエン酸Na、香料
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
髪のハリコシは年齢とともに減少していきますが、その原因となるのが血行不良や栄養不足、髪のダメージによるものです。
特に紫外線によって生まれる活性酸素により頭皮の酸化が進んでしまうと血行に影響が出てしまうこともありますので、頭皮の抗酸化(エイジング)ケアをすることが大切です。
今回のシャンプーはハリコシに特化したシャンプーということもあり、配合されている植物エキスが抗酸化作用などを持つ成分が非常に多い印象を受けました。
また皮膚の表皮や毛髪の保湿に重要なセラミドが配合されていたり、髪を構成するアミノ酸の主要素であるアルギニンやグルタミン酸なども配合されており、頭皮だけではなく毛髪への気配りも感じます。
ただ気になる点としては合成香料。細かい話ですが旧シリーズのエイジングケアシャンプーには合成香料は配合されていなかったので「香料要素だった植物エキスを削って香料に置き換えちゃった感じかな?」と邪推していました。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
-
ココイルメチルタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。程よい洗浄力から泡立ちまでバランスの良い成分。ベビーシャンプーなどにもよく使われる。ラウロイルメチルアラニンNa
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。コカミドプロピルベタイン
アニオン系界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。ポリソルベート80
ノニオン界面活性剤。乳化安定剤。トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース
ノニオン界面活性剤。増粘作用。ラウリン酸PEG-80ソルビタン
ノニオン界面活性剤。濃密な泡立ちにより洗い上がりがスムース。
タウリン系界面活性剤であるタウリンNaを中心として、ラウロイルメチルアラニンNaとベタインが補助剤として使用されている感じ。
タウリンNaは刺激性が低いことで知られていて、ベビーシャンプーにも使われるくらいの優しさです。
内容としては以前のエイジングケアシャンプーとあまり変わりませんが、今回は泡質改善にはソルビタンが使用されています。
このチョイスにより元々の泡立ちの悪さが改善されていて、泡質も弾力のあるものとなっているので、組み合わせとしては以前よりも良くなっている気がします。
保湿成分
- 保湿成分
-
シロキクラゲ多糖体
高い保湿力を持ち、抗酸化作用や気泡力向上作用がある。プロパンジオール
保湿成分。抗菌作用。アラニン
保湿成分。アミノ酸の一種。アルギニン
保湿成分。アミノ酸の一種で毛髪を構成するアミノ酸で3番目に成分量が多い。グルタミン酸Na
保湿成分。アミノ酸の一種で毛髪を構成するアミノ酸で2番目に成分量が多い。セリン
保湿成分。アミノ酸の一種で毛髪を構成するアミノ酸で5番目に成分量が多い。プロリン
保湿成分。アミノ酸の一種。エチルヘキシルグリセリン
保湿成分。防腐成分。カプリル酸グリセリル
保湿成分。防腐成分。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。
今回の保湿成分のメインはシロキクラゲ多糖体ですかね。
旧シリーズのエイジングケアシャンプーはリピジュアや加水分解系、コラーゲン系の保湿成分が使われていたので、ぶっちゃけ豪華さで言えば以前の製品の方があったのですが、抗酸化作用をテーマに保湿成分も統一したかったのかもしれません。
あとはアミノ酸系ですね。毛髪は80%がアミノ酸から構成されていて、構成成分の上位3位がシスチン、グルタミン酸、アルギニンになります。
そのうち2種類が配合されているので、毛髪に必要な栄養兼、保湿剤として配合されているのでしょう。これは良い感じ。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング・補修成分一覧
-
PPG-3カプリリルエーテル
セラミドに似た構造と効果を持ち、髪や肌を保湿し髪に対してはハリコシを与える成分。セラミドNP
高い保湿力を持つ。肌や毛髪の表面でしなやかな保護膜を作り、コンディショニング効果を高める。ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。
セラミド系を中心にいくつか配合されていますが、ハリコシという観点ではこれは良い感じですね。
セラミドは皮膚の表面や毛髪のキューティクル、コルテックスの細胞間脂質として存在しています。
この細胞間脂質はセラミドやコレステロールなどで構成されていて、皮膚や毛髪から水分が蒸発しないように守っています。
セラミドは年齢とともに体内生成量が減少していくので、シャンプーに配合されているととてもありがたい成分です。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
-
セラミドNP
高い保湿力を持つ。肌や毛髪の表面でしなやかな保護膜を作り、コンディショニング効果を高めます。
頭皮ケアという意味ではグリチルリチン酸2Kのような配合成分をピックアップしていますが、今回はそういった成分はなかったですね。
ただしここではピックアップしてませんが、植物エキスに抗炎症作用や消炎作用などを持つ成分が含まれています。
またマコンブエキスには豊富にミネラルが配合されているため、育毛観点でもありがたい成分です。
また頭皮という意味ではセラミドも重要な役割を果たしますので、こちらに入れておきました。
植物エキス成分
- 植物エキス成分一覧
-
キハダ樹皮エキス
別名オウバクエキス。フラボノイドを含み、抗菌、抗炎症作用に優れている。ビターオレンジ果皮エキス
ミカン科ビターオレンジの枝葉から抽出される精油。フレッシュでウッディな香りを持つ。マグワ根皮エキス
クワ科植物マグワの根皮から抽出されるエキス。抗酸化作用、消炎作用を持ち、フラボノイドやクマリンなど生理活性成分を含んでいます。センチフォリアバラ花エキス
セイヨウバラの花から抽出されるエキス。フラボノイドを含むので抗酸化作用があり、エイジングケア製品に含まれるほか、精油として香りづけに使われることもある。マコンブエキス
海藻由来の成分でミネラルが豊富。頭皮ケア成分として重宝する成分。ヤグルマギク花エキス
キク科植物由来。アントシアニン、クマリン誘導体などを含み、抗菌・抗炎症・収れん作用。ヨモギ葉エキス
キク科植物ヨモギの葉から抽出されるエキス。タンニン、アブシンチン、ビタミンなどを含み、消炎効果、収れん効果、抗菌効果があると言われている。レモン果汁エキス
レモンの果実から抽出されるエキス。クエン酸をはじめとする有機酸やビタミンCを含む。収れん効果や保湿効果などに期待ができる。ローズマリー葉エキス
抗酸化作用や血行促進作用があり、強い香りを持つので香料として使用される。ラベンダー花エキス
ラベンダーから得られる油で抗炎症作用があり、強い香りを持つので香料として使用される。ユキノシタエキス
ユキノシタ科植物ユキノシタ由来。フラボノイドやタンニンを含んでおり、収れん・抗炎症・抗菌・抗酸化・血管拡張作用を持つ。
植物エキスは多めですが、エイジングケアシャンプーに比べると香料を使用している分、数は減っていますね。
そして今回の植物エキスはシャンプーのテーマでもある抗酸化作用を持つ成分を中心として使用されているようですね。
無印シャンプーは合成香料を使っていないので植物由来の精油で香りづけをしています。
配合されている内容的にフローラルかつウッディなアロマの香りに調合されているように思います。
その他植物エキスはいわゆるエイジングケア製品に含まれるようなフラボノイドを含む成分も配合されていたりと、比較的テーマに沿ったものが配合されているように思います。
ただしこちらも感じ方は人それぞれなので、過度な期待には注意しましょう。
その他成分
- その他成分一覧
-
クエン酸
キレート剤。pH調整剤。クエン酸Na
pH調整剤。香料
合成香料。
一般的な防腐剤を使っていないところにはこだわりを感じます。
パラベンやフェノキシエタノール、安息香酸などのオーソドックスな防腐剤は使用されていませんが、保湿成分兼防腐作用のものが配合されているので、そちらで代用している感じですね。
無印は香料を使わず植物エキスで香りづけすることが多かったですが、新シリーズは香料使用に振り切っています。
旧シリーズに比べるとこだわりは減っているように思いますが、香りは長続きするようになっているので好みの問題ですかね。
無印良品 ダメージケアシャンプー ハリコシの使用感についてレビュー
さて続いて実際に無印良品のダメージケアシャンプーハリコシで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
無印良品のダメージケアシャンプーハリコシがオススメの方
シャンプーの香り:アロマのようなフローラルかつウッディの香り
香料を使っているだけあって、香りはしっかりと香るイメージです!
ダメージケアシャンプーハリコシはフローラルハーブの香り。
使っている香料はそうなのかもしれませんが、植物エキスの香りが強いからか、オレンジを中心とした柑橘系の香りに仕上がっています。
良い香りなので別に良いのですが、フローラル系やオーガニックハーブ系の香りが好きで買う人は一度テスターなどで香りをチェックしてから購入した方がいいと思います。
ちなみに香りは香料を使っているためか、旧シリーズと比べると香りは程よく強く、洗い流した後も良い感じに残ります。ここも改善されていて嬉しいですね。
- 香りの評価
-
(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:泡立ちだけではなく泡質も良い感じ!
今回最も改善されたのがこの泡立ちだね!
無印シャンプーは初期から前作まで統一して課題だったのが泡立ちの悪さ。
泡立ちも泡質も悪くここだけはなんとかしてくれーと強く願っていたんですが、今回とうとうその課題を克服した感じです。
おそらく気泡補助剤を変えたのと、配合量を変えたのが功を奏しているのだと思いますが、しっかり泡立ちますし泡質もモコモコで使い心地がとてもいい。
唯一の弱点をしっかり克服したといっても過言ではないですね。
- 泡立ちの評価
-
(4.5点/5.0点)
洗い上がりの状態:しっとりして指通りが良い感じ
ロングヘアの妻も特にきしみは感じないみたいでしたね!
ダメージケアシャンプーハリコシのシャンプーは結構シットリタイプ。
リンスやコンディショナーを使用した時のようにベタベタまではいかないですが、比較的しっとりした洗い上がりになります。
そのため洗髪した直後でもキシむことなく、ロングヘアの妻でもシャンプーだけで指通りの良さを感じることができました。
そして気持ち髪にハリコシが出たような触り心地になったので、私とは相性が良かったのかもしれません。
いわゆる「シャンプーだけでもいける仕上がり」になりますが、シャンプーとコンディショナーは役割が違うので、可能であれば同時販売されているコンディショナーも合わせて使用することをオススメします。
- 洗い上がりの評価
-
(4.5点/5.0点)
無印良品 ダメージケアシャンプー ハリコシと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここでは無印良品のダメージケアシャンプーハリコシと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんが無印良品のダメージケアシャンプーハリコシと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
ぶっちゃけダメージ関係なく、シャンプーとしては多くの人にオススメできるオールマイティな製品に仕上がっています。
どんな人でも頭皮や毛髪の乾燥、ハリコシには気を使わないといけないので人を選ぶものではないですし、泡立ちなど使用感も改善されているのであまりマイナスポイントは見当たりません。
ただし毛幹補修成分がたくさん配合されているわけではないので、ブリーチやパーマなどで毛髪に大きくダメージを受けている人は使用感に違和感を感じるかもしれません。
無印良品 ダメージケアシャンプー ハリコシのまとめ評価
さて今回は無印良品 ダメージケアシャンプーハリコシのレビューをしました!
初期のシャンプーからオールマイティかつ高品質な製品だと思っていましたが、3代目のシャンプーにして、使用感も含めて完璧に近く仕上げてきた印象です。
今後もしシリーズ化していくのであれば、できればメンズシャンプーを作ってくれたら嬉しいなーと思っています。
今回の新シリーズを比較した記事も書いていますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください!
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
\\よく相談される悩み事!//
シャンプーを変えても”髪がペタンとする”とか”髪がまとまらない”のはビルドアップが原因かも!
ビルドアップとは?
髪に汚れや成分が付着して落ちなくなってしまった状態のこと。
その状態を解決するための秘策があります!
気になる方はこちらの記事をチェックしてください!