ラックス(LUX)バイオフュージョン ピンクエディション|成分解析評価と効果を口コミ
ラックスシリーズの高級ブランド的立ち位置として展開されるバイオフュージョン。
大手海外ブランドから展開される製品ということで、若干期待値は上がりますが、さてどうなんでしょうか。
というわけで今回はそんなラックスバイオフュージョン ピンクエディションの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」について理解を深めることで読んだ時の納得値がかなり上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
ラックスバイオフュージョン ピンクエディションってどんなシャンプーなの?
ラックスバイオフュージョン ピンクエディションってどんなシャンプーなの?
厳しいようだけど、今の日本市場には全くマッチしない製品だね…
価格 | 1518円 |
内容量 | 250ml |
コストパフォーマンス評価 | E |
成分満足度 | E |
香りの良さ | A+ |
泡立ちの良さ | A |
指通りの良さ | D |
総合評価 | E |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
ラックスの高級バージョンと言えるようなバイオフュージョンシリーズから展開されるピンクエディション。
価格は250mlで1500円とかなり強気な設定ですが、全くその価値は感じません。
シャンプーの命である洗浄成分が安価で刺激性や洗浄力が強力なラウレス硫酸Naを使っていて、保湿成分や補修成分が全くと言っていいほど配合されていません。
じゃあこのピンクエディションはどこにかかっているのかというと、シャンプーの色。本来必要ないシャンプーの着色にテーマ設定をするなんて、日本のシャンプーでは考えられません。
今の日本のシャンプー市場には全く適さない配合成分と価格帯であり、もう少し日本にローカライズしてリニューアルした上で販売した方がいいんじゃないかと思います。
使用感も良くないので、コストパフォーマンスも言うまでもなく悪いです。
- コストパフォーマンスの評価
-
(1.0点/5.0点)
ラックスバイオフュージョン ピンクエディションの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
-
水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ジメチコノール、塩化Na、グルコノラクトン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、カルボマー、クエン酸、アルギニン、硫酸Na、ドデシルベンゼンスルホン酸TEA、トレハロース、硫酸TEA、EDTA-2Na、アルガニアスピノサ核油、グリセリン、テマリカタヒバエキス、コメエキス、安息香酸Na、フェノキシエタノール、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、ソルビン酸K、ソルビン酸、香料、黄4、赤504、紫401
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
結論から言ってしまいますが、オススメできるポイントが全く見当たりませんし、私は使いません。
まずシャンプーの命である洗浄成分に使われているものが安価かつ洗浄力や刺激性が強いラウレス硫酸Na。この時点で私的にはアウトです。
ラウレス硫酸Naやベンゼンスルホン酸TEAは洗浄力、脱脂力、刺激性がかなり強いので、毛髪や頭皮の乾燥だけではなく毛髪ダメージを悪化させてしまう可能性があります。
そして保湿成分や補修成分がほぼ配合されておらず、ピンクというテーマがどこにかかっているのか調べたらなんと人工着色料。
本来シャンプーには必要ない成分にこだわりを見せるシャンプーは初めてだったので、ある意味驚かされました。
かなりの酷評になりますが、価格を考えると100円ショップで売っているシャンプーの方がまだマシだと思います。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ラウレス硫酸Na
洗浄力や刺激性が強いサルフェート系洗浄成分。乾燥やダメージ、カラーの色落ちなどの原因になることが分かっており、タンパク質変性作用や刺激が強いため安価以外のメリットがない成分。コカミドプロピルベタイン
アニオン系界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
カチオン系界面活性剤。帯電防止効果。ドデシルベンゼンスルホン酸TEA
アニオン界面活性剤。ラウリル硫酸Naを超える強い洗浄力があります。本来は人の肌に使用するのではなく掃除の際などに使用される強い洗剤。基本的には化粧品では使われない成分。
私は全く使いたくない内容です。
洗浄成分はシャンプーの命と伝えていますが、ラウレス硫酸Naという洗浄力や脱脂力の強力な成分をメインとしているところでもはや救いがない。。。
さらにいうとそれ以外の界面活性剤もかなり嫌なものが含まれていて、カチオン系成分は手触りをよくするものの頭皮にとってあまり良くないですし、ベンゼンスルホン酸TEA、これが本当によくない。
化粧品に含まれているのを久しぶりに見ましたが、ラウレス硫酸Naでは飽き足らず、さらに強力な洗浄力を持つこの成分を配合しているところに狂気すら感じます。
ベタインである程度刺激性や洗浄力を緩和しているつもりなんでしょうが、それでも私は使いたいと思うような内容ではありません。
ダメージ髪を悪化させるだけではなく、乾燥やゴワつき、頭皮の乾燥などを引き起こす可能性があります。
私個人的にはこの時点でもうNGです。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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アルギニン
保湿成分。毛髪を構成するアミノ酸の3番目に多い成分。毛髪や頭皮の天然保湿因子として存在するアミノ酸でもあり4番目に多い。トレハロース
とうもろこしやキャッサバ芋等から抽出される天然の糖質。保湿成分。グリセリン
吸水性が高い非常に優れた保湿作用を持っている。コメエキス
保湿成分。タンパク質やビタミン、ミネラル、米油が含まれており、肌や髪を柔軟性のあるしっとりした感触にしてくれる作用に期待ができる。
弱すぎます。
ラインナップもそうですが、おそらく記載順位的に配合量も少ないように推察するので、保湿力には全く期待ができません。
そもそも洗浄成分に使われているのがラウレス硫酸Naなので、これでは全く足りません。
もはや書くことがないレベルですが、逆になぜこのラインナップなのかは気になります。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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ジメチコノール
シリコン素材。なめらかな感触で、肌や髪に皮膜を作りさらっとした質感を与える。ヘアコンディショニング目的で使用されることが多く、ダメージヘアの傷んで親水性にになった箇所にも吸着する性質がある。
こちらも残念すぎる内容。
シリコン素材がひとつ配合されています。
シリコンは毛髪表面に吸着しコーティングをすることで毛髪のハリコシや感触改善に期待ができますが、補修による改善ではありません。
またシリコンは好き嫌いが分かれる成分で、シリコンは使い続けることで感触の改善の実感値が落ちてきてしまうのと、剥がれる際にキューティクルまで剥がれてしまう可能性が示唆されています。
現代の女性の毛髪事情を考慮したシャンプー市場の発展を考えると、シリコンひとつでは到底太刀打ちなんかできません。
そもそも洗浄成分にラウレス硫酸Naが使われているので、補修には全く期待ができません。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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なし
ないどころか、ラウレス硫酸Naによって乾燥を引き起こす可能性があります。
運動をよくする脂性肌の人であれば耐えられる可能性もありますが、少なくとも皮脂量が男性よりも少ない女性が使うシャンプーではないと思います。
近年のシャンプーは頭皮ケアまで考慮された製品が多い中で、その逆をいくスタイルにある意味こだわりを感じます。
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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アルガニアスピノサ核油
アルガンの木から1リットルしか採取できない貴重なオイル。オレイン酸やリノール酸を豊富に含み、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンEを含む。また高い保湿力を持つ。テマリカタヒバエキス
復活草から抽出される成分。保湿成分。
2種類だけ配合されていますね。
使っている植物エキス自体は悪いものではなく、どちらも保湿力に優れる成分です。
ただ公式が言う「贅沢に配合」の意図はわからず、配合量が多いわけでもないですし、他のシャンプーでも配合されているものは多くありますので、普通です。
その他成分
- その他成分一覧
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塩化Na
増粘調整剤。乳化安定剤。グルコノラクトン
pH調整剤。キレート剤。カルボマー
増粘剤。クエン酸
pH調整剤。硫酸Na
増粘作用。保湿作用。EDTA-2Na
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。安息香酸Na
防腐剤。フェノキシエタノール
防腐剤。ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル
防腐剤。ソルビン酸K
防腐剤。外国の製品によく使われる成分。香料
人工香料。黄4
人工着色料。赤504
人工着色料。紫401
人工着色料。
ピンクエディションというのはおそらくこの着色によるもの。全くこだわりは感じません。
シャンプーのテーマを人工着色料で表現するシャンプーは初めてかもしれません。
防腐剤やキレート剤などはシャンプーの品質維持に必要なものなので、これはしょうがないとしても、人工着色料はシャンプーに全く必要ないものです。
実際にシャンプー液もすごい濃い色をしており、不要なものを配合して欲しくない私は「うわ…」と声が出てしまうくらいでした。
ラックスバイオフュージョン ピンクエディションの使用感についてレビュー
続いてはラックスバイオフュージョン ピンクエディションの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にラックスバイオフュージョン ピンクエディションで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
ラックスバイオフュージョン ピンクエディションがオススメの方
シャンプーの香り:かなりこだわりを感じる良い香り!
ラックスシリーズは香りがとにかく良いんですよねー!
ラックスバイオフュージョン ピンクエディションはロピンクピオニー・スイセン・ピンクグレープフルーツの生命感溢れる上質でエレガントな香り。
過去イチ長いネーミングですが、香りにこだわりを持つのがラックスシャンプーの特徴。
私の友達でも「女性の好みはラックスのシャンプーを使っている人」というくらい、ラックスの香りが好きな人が多いんですよね。
実際に今回の香りも多少強めではあるものの、香り自体は結構良いものになっていますし妻も好きだと言っていました。
この香りによってリピートする人がいるんだと思います!
- 香りの評価
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(4.5点/5.0点)
泡立ちの良さ:泡立ちはかなりしっかりしている!
洗浄成分がラウレス硫酸Naなので、泡立ちは十分です。
泡立ちはとても良い感じです。
気泡補助剤などは配合されていませんが、メインの洗浄成分がラウレス硫酸Naなので、メンズシャンプー並みの泡立ちになります。
シャンプー液が多少少なくても泡立ちますし、毛髪にスタイリング剤がついていても関係なくしっかり泡立ちます。
ただこの泡立ちはラウレス硫酸Naによるものだと思ってしまうと私は手放しで喜べるものではないと感じてしまいます。。。
- 泡立ちの評価
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(4.5点/5.0点)
洗い上がりの状態:指通りは悪くないが結構ゴワつきがある
保湿力や補修力の弱さが仕上がりに影響している気がします…
いつも通りになりますが、ここではロングヘアの妻が使った感想を中心にお伝えできればと思います!
妻が使ったところ、指通りの良さは感じるものの毛髪が結構ゴワついてまとまりも微妙とのこと。。。
シリコンによる指通りの良さは一定感じるようですが、保湿成分や補修成分の少なさが影響出てしまっているのか、髪が広がってゴワゴワした手触りになってしまったようです。
正直、ダメージのほとんどないショートヘアの人でも使うのには懸念のある内容なので、ロングヘアやダメージ髪の人には不向きなものだと感じました。
- 洗い上がりの評価
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(1.5点/5.0点)
ラックスバイオフュージョン ピンクエディションと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではラックスバイオフュージョン ピンクエディションと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがラックスバイオフュージョン ピンクエディションと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
オススメの人はいません。強いていうなら香りが好きな人だけです。
配合成分的にも使用感的にもオススメできるポイントが全く見当たらないので、何かしら頭皮や毛髪に悩みがあるのであれば他のシャンプーを使った方がいいです。
価格的にも使うメリットが全くないですし、この価格を支払うのであればもっといいシャンプーが購入できるので他を当たりましょう。
ラックスバイオフュージョン ピンクエディションのまとめ評価
さて今回はラックスバイオフュージョン ピンクエディションをレビューしてきました。
いやーある意味驚かされたクオリティのシャンプーでした。
海外ブランドということもあるので日本ユーザー向けではないのかもしれませんが、この配合成分でこの価格は全く今の日本のシャンプー市場に見合ってません。
ほぼボトルと香料の値段なのかなーと思うくらいのクオリティで、残念すぎる製品でした。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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