プラストゥモロー(+tmr)シャンプー モイスト|成分解析評価と効果を口コミ
SNSでかなり人気だったプラストゥモローのシャンプー。
一発目はスムースタイプで、今回はモイストタイプということで今度は保湿力をテーマにしたシャンプーのようです。
というわけで今回はプラストゥモローのモイストシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」や「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」を知っておくとこのサイトのレビュー記事を読んだ時の納得値がとても上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
プラストゥモローのモイストシャンプーってどんなシャンプーなの?
プラストゥモローのモイストシャンプーってどんなシャンプーなの?
うーんやっぱり物足りなさを感じる…
価格 | 1650円 |
内容量 | 470ml |
コストパフォーマンス評価 | C |
成分満足度 | B- |
香りの良さ | A- |
泡立ちの良さ | A- |
指通りの良さ | A- |
総合評価 | B |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
SNSで大バズりしたプラストゥモローシリーズから待望のモイストタイプが発売されたわけですが、個人的にはやっぱり物足りない仕上がりに残念な気持ちになりました。
元々発売されていたスムースが全体的微妙だったとレビューをしたんですが、スムースに比べれば配合成分も使用感もレベルアップしている感は明確に感じます。
なのでプラストゥモローを使いたい人であればモイスト一択で、逆にモイストに配合されている成分はスムースにもほぼ配合されているので、スムースを使う意味を感じられなくなってしまったくらいです。
ただ同価格帯のシャンプーと比べると結局見劣りしてしまうのは変わらずで、現代の女性をターゲットにするのであればもう少し配合成分に注力をしてもらいたかったなと感じてしまいます。
価格も気持ち高いのと配合内容のラインナップを鑑みると、コスパは微妙と言わざるを得ないですね。
- コストパフォーマンスの評価
-
(2.5点/5.0点)
プラストゥモローのモイストシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
-
水,ココイルメチルタウリンNa,コカミドプロピルベタイン,ソルビトール,ココイルメチルタウリンタウリンNa,ラウリルベタイン,グリセリン,グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド,ポリクオタニウム-10,ポリクオタニウム-7,リシンHCl,(プロピルトリモニウムクロリドアクリルアミド/ジメチルアクリルアミド)コポリマー,ジラウロイルグルタミン酸リシンNa,セリシン,ダイズ種子エキス,メタケイ酸アルミン酸Mg,アセチルヒアルロン酸Na,サッカロミセス溶解質エキス,加水分解コンキオリン,トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース,ココイルグルタミン酸K,DPG,ラウリン酸PG,クエン酸,サリチル酸,BHT,EDTA-2Na,PPG-70ポリグリセリル-10,BG,ソルビン酸K,トコフェロール,安息香酸Na,フェノキシエタノール,香料
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
SNSで大人気のプラストゥモローシリーズから新発売されたモイストですが、ぶっちゃけ「モイストとは?」と感じてしまう残念な内容…。
あくまでも私の見た感じですが、スムースから保湿成分として配合されたのはヒアルロン酸と植物エキス1種類のみ。残念ながらモイストへのこだわりが薄いように感じます。
同価格帯のシャンプーでモイストをテーマにしたシャンプーはこれらの成分は当たり前として、セラミド、コレステロール、PCA、乳酸、コラーゲンなどなどを贅沢に配合しています。
一昔前のシャンプーであればペリセアが配合されていることもあり「おお!」となったかもしれませんが、現代のこの価格帯のシャンプーと比較すると取り残されている感は否めません。
全体的に強みとして見出せるポイントがなく、個人的には残念なラインナップになっています。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ココイルメチルタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。程よい洗浄力から泡立ちまでバランスの良い成分。ベビーシャンプーなどにもよく使われる。コカミドプロピルベタイン
アニオン系界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。ココイルメチルタウリンタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。洗浄力とコンディショニング力のバランスが取れた成分。ココイルメチルタウリンNaよりも泡立ちが優れている。ラウリルベタイン
ノニオン界面活性剤。アニオン界面活性剤と組み合わせることで増粘作用に期待できる。グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
カチオン系界面活性剤。帯電防止効果。トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース
ノニオン系界面活性剤。増粘作用。ココイルグルタミン酸K
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちは非常に弱いが肌にはソフトでコンディショニング効果も高い。
洗浄成分はアミノ酸系成分とベタイン系成分のみを使用していますね!
通常洗浄力を高めるために補助成分としてオレフィンや石鹸系成分を使うことが多いですが、純粋にアミノ酸とベタインのみを使用している点は好感を持てます。
洗浄力としては中弱〜中中といった印象で、脂性肌の人にとっては物足りなく感じる人はいるとは思うものの、女性向けシャンプーとしては良い感じに仕上がっているんじゃないでしょうか。
一方で気になるのがカチオン系界面活性剤。
カチオン系界面活性剤は指通りをよくする効果に期待ができるものの、頭皮への刺激性が懸念されることが多く、特に今回配合されているのは4級アンモニウム塩系のため、余計に刺激性は気になるところではあります。
とはいえコンディショナーほど配合量は多くないと思いますので基本的には気にしなくても良いのですが、こだわりはあまり感じないかなといった感じです。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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ソルビトール
水との結合性に優れているので保湿成分として使用されることが多い。グリセリン
シャンプーに含まれる代表的なヒューメクタント成分。吸水性が高い非常に優れた保湿作用を持っている。リシンHCl
天然リジンと同じ構造。必須アミノ酸の一種。メタケイ酸アルミン酸Mg
肌の保護、抗菌作用、収れん作用、保湿作用、吸着作用などの効果に期待される。アセチルヒアルロン酸Na
保湿成分。ヒアルロン酸Naと同様の保湿力を持つと同時に、構造として持つアセチル基によって肌や毛髪への付着性にも優れる成分。サッカロミセス溶解質エキス
酵母サッカロミセスの溶解質由来のエキス。アミノ酸、核酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含み、水分保持効果、皮膚新陳代謝促進、肌機能の向上、細胞賦活作用に期待ができる。DPG
高い保湿力を持つ。製品の品質を維持する作用も併せ持つ。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。
うーん微妙…。
リシンを中心としたアミノ酸各種は天然保湿因子の40%を占める成分で、毛髪にとっても頭皮にとっても重要な成分になるのでこれは良い感じ。
ただこれらの成分はスムースにも配合されていたもので、じゃあモイストでは何が追加配合されているのかというとアセチルヒアルロン酸。
…なぜこれだけ追加配合したんだ???
ヒアルロン酸自体は悪いものではなく保水能力に優れますし、真皮に存在する弾力繊維と膠原繊維の間を埋める基質の主成分でもあるので頭皮との相性も悪くありません。
ただ、モイストを名乗るには正直弱すぎる…。
同価格帯のモイスト系シャンプーでは、天然保湿因子系成分としてアミノ酸だけではなくPCAや乳酸なども配合していたり、保湿成分として優秀なリピジュア、トレンドでもあるセラミドやコレステロールなども配合することがかなり多くなってきています。
プラストゥモローのスムースと比べれば多少保湿成分に注力しているのはわかるのですが、同価格帯のシャンプーと比べるとかなり見劣りします。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。ポリクオタニウム-7
コンディショニング効果や帯電防止効果がある。(プロピルトリモニウムクロリドアクリルアミド/ジメチルアクリルアミド)コポリマー
帯電防止剤、皮膜形成剤、ヘアコンディショニング剤として使用されている成分。ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
ペリセア。ダメージヘアの内部に浸透して髪を補修、ハリコシを与える成分。浸透力が高く約1分ほどで毛髪内部に浸透し補修する優れた浸透作用を持つ。肌に水分を引き寄せる働きがあり、見た目を改善するだけではなく肌にバリアを作り出す皮膜形成剤にも期待される。加水分解コンキオリン
真珠貝の貝殻から抽出される成分。髪に艶を与える効果のほかにもコラーゲン産生促進や天然保湿因子と構造が似ていることから保湿力にも期待される。20種類ものアミノ酸を含む。ラウリン酸PG
優れた増粘効果を発揮し洗浄力を向上させる。すすぎ時の潤滑性を向上。
悪くはないです。
保湿成分にも含まれていますが、加水分解コンキオリンも含めアミノ酸各種は毛髪を補修する上でとても重要になります。
そしてペリセアは浸透力と補修力に優れる補修成分で、毛髪内外から毛髪を補修する効果が実験でも出ていたりします。
一方で、世の中の売れている同価格帯のシャンプーはペリセアはもはや当たり前で、あとここに何をプラスするかで配合成分にこだわりを魅せる時代になっています。
この価格帯のシャンプーはそのレベルで戦っているわけであって、それに比べると取り残されている感は否めません。
あと加えていうのであればスムースと補修成分が一緒なことを考えると、保湿成分はこちらの方が優秀ですし「今後スムースを購入する意味ってなんだろう?」と思ってしまいました。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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トコフェロール
ビタミンE。強い抗酸化作用や血液循環促進などが知られている。発毛や育毛分野においても注目されシャンプーや育毛剤などに配合されることもある。サッカロミセス溶解質エキス
酵母サッカロミセスの溶解質由来のエキス。アミノ酸、核酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含み、水分保持効果、皮膚新陳代謝促進、肌機能の向上、細胞賦活作用に期待ができる。
特段特別なものは配合されていないですね。
基本的には保湿を中心とした頭皮ケアになっていて、アミノ酸やミネラルは頭皮にとってもありがたい成分です。
一応ビタミン系成分も配合されていますが、頭皮ケア要素というよりかは毛髪への吸着力を高める目的なんじゃないかなと考えています。
まあスカルプシャンプーではないのでこんなもんでしょう。
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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ダイズ種子エキス
ダイズの種子から抽出されるエキス。保湿成分。イソフラボンやサポニンを含み抗酸化作用、保湿作用に優れている。育毛剤などにも使用されることがある。
ひとつだけ配合されていますね。
スムースには全く配合されていなかった植物エキスがモイストではひとつ配合されています。
ただ、これもなぜこれだけ配合したのかは不思議。
もちろん保湿効果には期待できるんですが、モイストをテーマにするのであれば保湿力に優れるアルガンオイルなどを配合した方が魅力はあったんじゃないかなーと思います。
その他成分
- その他成分一覧
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クエン酸
キレート剤。pH調整剤。サリチル酸
強い殺菌性、抗炎症効果を持つ成分。皮膚刺激性がやや高いため肌の弱い方には避けたい。フケの殺菌用としても用いられることがある。BHT
安価な油脂類の抗酸化剤。化粧品に使用される分にはあまり問題ないとも言われているが、一定の弊害があるため食品には使用しないようにしていることがほとんど。できれば使われていてほしくない成分。EDTA-2Na
キレート剤。PPG-70グリセリル
乳化剤。ソルビン酸K
防腐剤。外国の製品によく使われる成分。安息香酸Na
防腐剤。フェノキシエタノール
防腐剤。香料
人工香料。
スムースから改善されてないですねー…。
基本的に防腐剤やキレート剤を配合するのはシャンプーの品質維持のため必要なんですが、それにしても使われている防腐剤の量と種類が微妙すぎます。
BHTなど最近では配合されなくなった防腐剤も配合されており、残念ながらシャンプーに対してのこだわりはあまり感じません。
プラストゥモローのモイストシャンプーの使用感についてレビュー
続いてはプラストゥモローのモイストシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にプラストゥモローのモイストシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
プラストゥモローのモイストシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:甘めよりのフルーティベースの香り!
結構甘めなので、男性よりかは女性向けなのかなと思います!
プラストゥモローのモイストシャンプーはスイートフローラルの香り。
スイート=甘いという名前からもわかると思いますが、香りとしては結構甘めな香りに仕上がっています。
ムスクのようなネットリした甘さというよりかはフローラルベースの甘い香りなので、甘すぎる香りが苦手な人でも使える香りなんじゃないかと思います。
とはいえ男性が使うにはちょっと甘すぎるかな?と感じる香りではあるので、もちろん好みではありますが女性向けなのかなと感じております。
- 香りの評価
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(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:そこそこいい感じ!
使っている洗浄成分にしては結構いい感じの泡立ち!
泡立ちですが、アミノ酸系シャンプーにしては結構いい感じな気がします!
使っている洗浄成分はアミノ酸系洗浄成分やベタインが中心なので、若干泡立ちは控えめなのかなーと思っていたんですが、思った以上に泡立ってくれました!
おそらくタウリン系洗浄成分がいい仕事をしていて泡立ちに貢献してくれているんじゃないかなと思います。
今回妻がある程度毛髪にスタイリング剤をつけて洗髪したんですが、泡立ちは結構良かったみたいなので、よほど頭皮が皮脂で汚れていたりしない限りは泡立ってくれるんじゃないかと思います!
- 泡立ちの評価
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(4.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:ダメージが少なければ使い心地は悪くない!
ロングヘアの妻もサラサラ感を実感できたみたいです!
ここではロングヘアの妻が使った感想をお伝えできればと思います!
以前使用した同シリーズのスムースは洗い流している際にほんの少しキシみを感じたようなのですが、今回は特に感じることなくシットリしたいい感じのテクスチャーを実感できたみたいです!
乾かした後も指通りがよく一定まとまり感は実感できたみたいなので、スムースよりかは使い心地は良さそうな感じでしたね。
妻はロングヘアでカラーをしていますが、低頻度(6ヶ月に1回程度)なので、ブリーチや高頻度でのカラーリングをしている人に比べればダメージは強くない印象です。
あまり強いダメージ感でなければ、使い心地の良さは感じられるんじゃないかなーと思います!
とはいえ配合成分的にダメージが強い、乾燥による広がりやパサつきがの影響を大きく感じる人は少し使用感に違和感を感じるかもしれません。
- 洗い上がりの評価
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(4.5点/5.0点)
プラストゥモローのモイストシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではプラストゥモローのモイストシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがプラストゥモローのモイストシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
スムースに比べれば今回のモイストはまだ使い心地的にも配合成分的にも良かったので、プラストゥモローを使いたい人はモイスト一択だと思います。
逆に言ってしまうと、プラストゥモローにこだわらなければ同価格帯でさらに優秀なシャンプーは他にもたくさんあります。
一方で同価格帯のシャンプーに比べると全体的に見劣りしてしまうのが正直なところなので、ダメージケアをしたい人、保湿をしっかりしたい人には物足りなさを感じる可能性があるのかなと感じています。
プラストゥモローのモイストシャンプーのまとめ評価
さて今回はプラストゥモローのモイストシャンプーについてレビューをしてきました!
うーん残念ながら前回のスムースとほとんど配合内容が変わっておらず、モイストをテーマとしたシャンプーにしては弱いなーと思ってしまいました。
スムース同様にモイストも同価格帯のシャンプーと比べると見劣りしてしまうので、リニューアル後の大幅改訂に期待です。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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