ヒリツ バランスリペアシャンプー モイスト|成分解析評価と効果を口コミ
発売から圧倒的なクオリティとデザインで人気を博しているヒリツのシャンプー。
そして今回、レビューの要望をいただいていたこともあり、ヒリツシリーズのモイストを購入しました!
というわけで今回はヒリツのモイストシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」や「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」を知っておくとこのサイトのレビュー記事を読んだ時の納得値がとても上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
ヒリツのモイストシャンプーってどんなシャンプーなの?
ヒリツのモイストシャンプーってどんなシャンプーなの?
間違いなくモイストシャンプーを代表するシャンプーになるだろうね!
価格 | 1650円 |
内容量 | 410ml |
コストパフォーマンス評価 | A+ |
成分満足度 | A+ |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | A |
指通りの良さ | S |
総合評価 | S- |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
ヒリツのモイストシャンプーですが、シンプルに保湿力が強いというだけではなく、配合する保湿成分の種類にも徹底的にこだわりを持ったシャンプーだと感じました。
詳しくは配合成分の項目を見てもらいたいんですが、グリセリンの配合量が非常に多いので単純に保湿力が高く、それ以外の保湿成分もCMC系成分やNMF系成分といった頭皮や毛髪と相性のいい成分が豊富に配合されています。
ここまでモイストというテーマに徹底的にこだわり抜いているにも関わらず、補修成分や頭皮ケア成分なども優秀で、全体的にハイクオリティな内容になっていて間違いなくモイストシャンプーの中ではトップクラスの製品だと思います。
強いて言えばカチオン界面活性剤が配合されていたりビルドアップの懸念なんかもあったりしますが、全体的には配合成分から使用感までバランスよくクオリティが担保できているんじゃないかと思います。
クオリティがここまで高いのに価格も容量も平均的なことを考えると間違いなくコスパはいいですね!
- コストパフォーマンスの評価
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(5.0点/5.0点)
ヒリツのモイストシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
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水、ラウロイルメチルアラニンNa、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、コカミドDEA、ココイル加水分解コラーゲンK、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)、イソステアラミドプロピルベタイン、ケラチン(羊毛)、加水分解ケラチン(羊毛、カシミヤヤギ)、加水分解エンドウタンパク、加水分解ローヤルゼリータンパク、加水分解コメタンパク、加水分解ダイズタンパク、イソステアロイル加水分解ケラチン(羊毛)、イソステアロイル加水分解コラーゲン、ヘマチン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)、メドウフォーム-δ-ラクトン、γ-ドコサラクトン、クオタニウム-33(羊毛)、コレステロール(羊毛)、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、ゼイン、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-65、フラーレン、グリチルリチン酸2K、加水分解コラーゲン、加水分解コンキオリン、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl、加水分解水添デンプン、異性化糖、グルコシルセラミド、グリコシルトレハロース、α-グルカン、PCA-Na、乳酸Na、アルギニン、アスパラギン酸、PCA、グリシン、アラニン、セリン、バリン、プロリン、トレオニン、イソロイシン、ヒスチジン、フェニルアラニン、アルガニアスピノサ核油、ホホバ種子油、ワサビノキ種子油、サルビアヒスパニカ種子油、月見草油、ローマカミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ヤグルマギク花エキス、カミツレ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、フユボダイジュ花エキス、PPG-3カプリリルエーテル、ステアラミドプロピルジメチルアミン、セバシン酸ジエチル、イソステアリン酸、イソノナン酸イソノニル、ジステアリルジモニウムクロリド、安息香酸Na、EDTA-2Na、BG、DPG、PG、PVP、エタノール、クエン酸、クエン酸Na、トコフェロール、フェノキシエタノール、香料
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
ヒリツのモイストシャンプーですが、人気なだけあってかなり優秀なラインナップになっています。
最近ではモイストと表現して中身を見てみたら全然じゃん…なんてこともザラにありますが、このシャンプーはモイストを体現する代表と言っても過言ではないくらい優秀な内容になっています。
本来シャンプーの保湿成分は毛髪だけではなく頭皮の保湿まで考えて配合しなければいけませんが、このシャンプーは頭皮も毛髪もこれ以上ないくらいしっかりと保湿してくれる設計になっています。
また補修成分も優秀で、毛髪内外から濃く補修をしてくれるような印象を受ける内容だったので、ブリーチやカラーリングをしていても使用感は結構良くなるんじゃないかと思います。
カチオン系界面活性剤やエタノールの配合が敏感肌の人からすると懸念になるかもしれませんが、おおよそ現代の女性の毛髪の悩みを解決してくれるような優秀な設計になっているように思います!
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ラウロイルメチルアラニンNa
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。コカミドプロピルベタイン
両面界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。ココイルメチルタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。程よい洗浄力から泡立ちまでバランスの良い成分。ベビーシャンプーなどにもよく使われる。コカミドDEA
ノニオン系界面活性剤。増粘作用。気泡力補助作用。ココイル加水分解コラーゲンK
アニオン系界面活性剤。コラーゲン素材のPPT系洗浄成分。補修効果やハリコシ、艶出し効果に優れ、使用感も良い高級成分。ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)
アニオン系界面活性剤。PPT系洗浄成分。髪の主成分ケラチン由来のPPT系洗浄成分。毛髪を補修しハリコシを与える。イソステアラミドプロピルベタイン
両面界面活性剤。起泡剤、親水性増粘剤、洗浄剤、帯電防止剤。クオタニウム-33(羊毛)
カチオン界面活性剤。髪にしなやかさと艶を与える効果がある。18-MEAという髪のキューティクルを美しく保つのに必須の成分が含まれている。ステアラミドプロピルジメチルアミン
カチオン界面活性剤。一般的なカチオン界面活性剤よりも低刺激。ダメージ修復能力は弱いもののサラサラに仕上げる効果やボリューム感を付与する効果にも期待される。ジステアリルジモニウムクロリド
カチオン界面活性剤。マイナスに帯電している毛髪に吸着し、柔軟性や静電気防止などの効果に期待できる。肌刺激性が強いため髪のみに使うことが推奨される。ステアラミドプロピルジメチルアミン
カチオン界面活性剤。一般的なカチオン界面活性剤よりも低刺激。ダメージ修復能力は弱いもののサラサラに仕上げる効果やボリューム感を付与する効果にも期待される。
洗浄成分としてはかなりいい感じ!
アミノ酸系洗浄成分であるアラニンNaが主軸でタウリンNaが補助剤に使用されており、頭皮への優しさも考慮されていますし、洗浄力も程よくあるので汚れはしっかり取り除いてくれそうです。
そこに加えてPPT成分呼ばれる加水分解系の成分が配合されているので、洗浄だけではなく毛髪の補修効果にも期待することができます。
ただし気になるのがカチオン界面活性剤の存在。
カチオン界面活性剤は毛髪の指通りをよくする反面、吸着力が高いのでや頭皮への刺激性が気になる成分です。
最近では手触り感を良くするために配合するシャンプーが増えてきましたが、本来コンディショナーなどに配合されるものなので、このトレンドだけは本当にやめてほしいですね…。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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グリセリン
シャンプーに含まれる代表的なヒューメクタント成分。吸水性が高い非常に優れた保湿作用を持っている。コレステロール(羊毛)
羊毛由来のコレステロール。CMC成分の一種。キューティクルやコルテックスを接着させる効果や保湿効果に関係する大切な成分。セラミドNG
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド2と表現されることもある。セラミドNP
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド3と表現されることもある。セラミドAP
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド6Ⅱと表現されることもある。ポリクオタニウム-65
リピジュア。ヒアルロン酸の2倍の保湿効果を持ち、髪だけではなく肌への馴染みもいい保湿成分。加水分解コラーゲン
高い保湿力を持つ。肌や毛髪の表面でしなやかな保護膜を作り、コンディショニング効果を高めます。加水分解ヒアルロン酸
保湿成分。ヒアルロン酸を小さく分解したもので、ヒアルロン酸Naと同様の保湿力に加えて、水に溶けやすい性質を持つ。ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム
従来のヒアルロン酸の保湿力と流れ落ちない吸着力を両立した新しいヒアルロン酸。皮膚や髪はマイナスに帯電しているため、プラス(カチオン化)に荷電させることで吸着し、流した後も肌や髪にとどまり、潤いを持続させる。ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl
アルギニンとグリセリンからなる保湿剤。高い吸着力により洗い流し後もうるおい効果が長く持続する。(ロングラスティング保湿効果)グリコシルトレハロース+加水分解水添デンプン
高い保湿力がありベタつかない使用感が特長。キューティクルのダメージを補修し泡立ちをよくしたり泡質の向上効果にも期待ができる。異性化糖
保湿成分。肌の炭水化物組成と類似しており肌のケラチンと結合することによって高い保湿効果を発揮する。保湿効果は肌のターンオーバーが進み角質ごと剥がれ落ちるまで続くともいわれる。グルコシルセラミド
セラミドになる前段階の物質。細胞膜の構成成分であり水分蒸散防止に重要な役割を果たす。α-グルカン
グルコースが500~2000単位で連なっている多糖類。セラミドに似た働きで角質層の水分を保持し、シワやシミ、肌荒れの改善に役立つ。PCA-Na、PCA
NMFと呼ばれる天然保湿成分の一種。天然保湿因子の12%を占める。コンディショニング効果にも期待ができる。乳酸Na
グリセリン同様に高い保湿効果がある。NMFの12%を占める。アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、プロリン、トレオニン、イソロイシン、ヒスチジン、フェニルアラニン
アミノ酸。NMFと呼ばれる天然保湿成分の一種。天然保湿因子の40%を占める。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。DPG
高い保湿力を持つ。製品の品質を維持する作用も併せ持つ。PG
保湿成分。乳化作用。
めちゃくちゃ素晴らしいですね!
まずどのシャンプーにもほぼ必ず配合される保湿成分であるグリセリンですが、これが洗浄成分と同じくらいの量が配合されているので、単純な保水力がかなり高いんじゃないかと推測します。
そこに加えてCMC系成分(セラミド+コレステロール)とNMF系成分(アミノ酸+PCA+乳酸)といった優秀な内部保湿成分が豊富に含まれています。
CMCは毛髪ではキューティクル同士や内部を接着させる役割を持ち、頭皮では細胞間脂質として保湿に関わる役割を果たします。
NMFは毛髪にも頭皮にも天然で存在する保湿成分で、内訳としてアミノ酸はその40%、PCAと乳酸は12%ずつを占める重要な成分です。
そこに加えて表面からも水分を保持しようとするトレハロースやヒアルロン酸、植物エキス各種も配合されているので、毛髪内外からしっかり保水してくれるラインナップになっていると思います。
ダメ押し的にリピジュアやセラミド系成分も複数配合されており、モイストをテーマにするシャンプーとしてかなり素晴らしい出来になっていると思います!
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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ケラチン(羊毛)
ケラチンは髪の主成分であるタンパク質の一種。ダメージ髪を補修する効果があると言われている。加水分解ケラチン(羊毛、カシミヤヤギ)
羊毛とカシミヤヤギ由来。髪の主成分であるケラチンを加水分解して作られたもので、髪のダメージ部分に浸透し補修することで髪にハリコシを与える作用がある。加水分解エンドウタンパク
エンドウ豆由来のタンパク質を加水分解したもの。ダメージ髪に吸着し補修することで髪にハリコシを与える。加水分解ローヤルゼリータンパク
ローヤルゼリーを加水分解して得られる成分。分子量が小さくなることで皮膚刺激性が緩和されている。コラーゲン産生促進作用を呈する。加水分解コメタンパク
米由来のタンパク質を加水分解して得られた数平均分子量400のコメタンパク質ペプチド。毛髪ダメージを補修し、毛髪につるつるしたなめらかさを与えるのが特徴的。加水分解ダイズタンパク
ダイズ由来のタンパク質を酵素分解してできたペプチド混合物。分子量が小さいため毛髪へ高い補修力、保湿力が期待でき、ハリとコシに期待ができる。イソステアロイル加水分解ケラチン(羊毛)
イソステアリン酸クロリドと加水分解ケラチンの縮合物。毛髪に素早く馴染み、高い補修性能効果をもたらす。イソステアロイル加水分解コラーゲン
傷んだ毛髪にタンパク質と脂肪酸を同時に補充することでダメージを補修。毛髪の内部構造体であるCMC(細胞膜複合体)に類似した構造を持ち、CMC同様の働きをする成分。ヘマチン
髪の主成分であるケラチンと結びつく性質があり、ダメージ部分への補修効果によりハリコシを与える。また酸素を運ぶ作用も持つため髪を健やかな状態を維持するために役立つ。コラーゲン産生作用、抗酸化作用等にも期待できる。ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
ペリセア。ダメージヘアの内部に浸透して髪を補修、ハリコシを与える成分。浸透力が高く約1分ほどで毛髪内部に浸透し補修する優れた浸透作用を持つ。肌に水分を引き寄せる働きがあり、見た目を改善するだけではなく肌にバリアを作り出す皮膜形成剤にも期待される。シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
水溶性有効成分の毛髪や皮膚への浸透を促進する効果がある。べたつきが少なく軽い感触のエステル。ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)
毛髪を柔軟にしダメージの高い部分へ集中的に吸着して補修する。また疎水化することで外部ダメージから保護するとともに内部成分の流出を抑える働きもある。メドウフォーム-δ-ラクトン
ヒートプロテクト成分。ドライヤーの熱を利用して毛髪表面を保護しハリコシを与える成分。γ-ドコサラクトン + セバシン酸ジエチル
エルカラクトンDES。ヒートケア成分と呼ばれドライヤーなどの熱を利用し髪を補修する。通常のドコサラクトンを毛髪のうねり、絡まり、めくれ上がりを持続的に改善し、ハリコシ改善を強化したもの。ゼイン
トウモロコシ由来の非水溶性タンパク質で、髪に皮膜を形成することでハリコシを与え、指通りの良さや艶を与える成分。ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。加水分解コンキオリン
真珠貝の貝殻から抽出される成分。髪に艶を与える効果のほかにもコラーゲン産生促進や天然保湿因子と構造が似ていることから保湿力にも期待される。20種類ものアミノ酸を含む。PPG-3カプリリルエーテル
キューティクルに均一に吸着することによりなめらかさとツヤ・光沢を付与するとともに櫛通り性を良くする。PVP
ポリビニルピロリドン。皮膜形成剤で肌や髪にハリコシを与える目的で配合される。
個別でみても凄まじく優秀な成分が使われていますね…!
毛髪の補修については内部補修と外部補修に分けられますが、このシャンプーは内外両面からしっかりと補修に期待ができるラインナップになっています。
まず内部補修ですが、こちらには加水分解系成分がオールスター的な感じで詰め込まれているのに加えて、ヘマチンやイソステアロイル系のものも配合されているので効率的に補修ができるだけではなく、ペリセアによりそれらの成分の浸透力も上げてくれるような設計になっています。
そして表面補修は加水分解系シリーズはもちろんですが、ゼインや生ケラチンといったものに加えて熱を利用して表面コーティングをしてくれるヒートプロテクト成分も配合されています。
これだけ優秀な成分が配合されていれば、ブリーチやカラーを頻繁にしていてもある程度の使用感の良さは実感できるんじゃないかと思います!
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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フラーレン
活性酸素を吸着することで酸化を防ぐ強い抗酸化力を持つ。安定性に優れビタミンCの抗酸化力の100倍以上の効果が期待できる。グリチルリチン酸2K
甘草の根や茎から抽出したグリチルリチン酸を水に溶けやすくしたもの。強い消炎効果があり育毛剤などにも使われる。トコフェロール
ビタミンE。強い抗酸化作用や血液循環促進などが知られている。発毛や育毛分野においても注目されシャンプーや育毛剤などに配合されることもある。
スカルプケアシャンプー並みの配合ラインナップ!
通常モイスト系シャンプーでここに注力しているシャンプーって実はあまりなくって、保湿成分に注力するがゆえに予算をここに割けないんですよね多分。
ただこのシャンプーはグリチルリチン酸という医薬部外品シャンプーにも使われる成分が配合されていたり、優秀な抗酸化作用を持つフラーレンなんかも配合されています。
シャンプーは洗い流してしまう関係でこれらの成分がどこまで効果を発揮してくれるかは不明ですが、頭皮ケアの観点ではかなりありがたい成分が配合されています!
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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アルガニアスピノサ核油
アルガンの木から1リットルしか採取できない貴重なオイル。オレイン酸やリノール酸を豊富に含み、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンEを含む。また高い保湿力を持つ。ホホバ種子油
シムモンドシア科の植物ホホバの種子から抽出される成分で、角層内の水分の蒸発を防ぎ保湿する効果がある。ワサビノキ種子油
ワサビノキの種子から抽出されるエキス。薄い油膜となるため保湿効果に期待ができ、抗酸化作用にも期待されエイジングケア製品や薄毛・抜け毛対策の頭皮ケア商品にも配合される。サルビアヒスパニカ種子油
シソ科の植物から採れるオイルでチアシードオイルとも呼ばれる。脂肪酸を多く含みヘアカラーの褪色を抑えたり艶を与える。肌に対しても保湿し弾力性を与える効果にも期待できる。月見草油
別名イブニングプリムローズオイルと呼ばれるもので、ビタミン、ミネラル、γリノレン酸、リノール酸などを豊富に含む。エモリメント効果に期待される。ローマカミツレ花エキス
キク科ローマカミツレの花から抽出されるエキス。抗炎症作用、皮膚代謝促進作用、抗菌作用に期待される。トウキンセンカ花エキス
トウキンセンカの花から抽出されたエキスで消炎効果や鎮静効果がある。ヤグルマギク花エキス
キク科植物ヤグルマギクの花から抽出される成分。収斂作用、リンパ管内皮細胞増殖促進による抗老化作用やむくみ緩和作用に期待される。カミツレ花エキス
キク科カミツレの花から抽出されるエキス。抗炎症作用、皮膚代謝促進作用、抗菌作用に期待される。セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス
セイヨウオトギリソウの花、葉、茎から抽出したエキスで皮膚細胞の活性効果や収れん効果、消炎効果などがある。フユボダイジュ花エキス
アオイ科植物フユボダイジュの花から抽出されるエキス。抗アレルギー作用など多くの効果に期待される。
いい感じのラインナップですねー!
アルガンオイルなど毛髪の保湿をする上で優秀な成分が配合されているだけではなく、頭皮の新陳代謝や細胞活性化などの作用に期待される成分が多く使われています。
頭皮環境は育毛に大きく影響すると近年では研究が進められていることもあり、頭皮ケアにつながる成分を使用するシャンプーが最近ではかなり多くなってきています。
一方で植物エキスも洗い流してしまう関係で保湿効果以外の作用がどこまで期待できるかは不明瞭なので、あまり大きな期待はしないようにしましょう。
その他成分
- その他成分一覧
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イソステアリン酸
天然系の乳化剤。イソノナン酸イソノニル
クレンジング性能に優れ、べとつかせたくない場合に重宝されるエステルオイル。安息香酸Na
防腐剤。EDTA-2Na
キレート剤。エタノール
防腐作用。清涼作用。植物エキスの抽出溶媒など多岐にわたる。クエン酸
キレート剤。pH調整剤。クエン酸Na
pH調整剤。フェノキシエタノール
防腐剤。香料
人工香料。
エタノールが若干気になりますが、おおよそ価格帯的にはオーソドックスな内容。
合成防腐剤やキレート剤なんかは配合されていますが、これはシャンプーの品質維持に必要なので、必要悪といった感じですね。
エタノールはおそらく今回は配合量が少ないので植物エキスの抽出溶媒として使われているだけだと思うので心配はないと思いますが、敏感肌の人だとちょっと気になるかもしれないですね。
ヒリツのモイストシャンプーの使用感についてレビュー
続いてはヒリツのモイストシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にヒリツのモイストシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
ヒリツのモイストシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:甘く強めなので好みは分かれるかも?
いい香りなんだけど結構香りは残りやすいね!
ヒリツのモイストシャンプーはアプリコット&ジャスミンの香り。
ピーチやアプリコットといったフルーティな香りがトップノートとしてきていて、洗っている最中もかなり甘い香りに仕上がっています。
時間経過によりミドルノートとしてジャスミンやローズといったフローラルな香り、ラストノートにムスクやウッド系の香りになっているみたいですね。
いい香りではありますが結構甘いので女性向けかなということと、香りが結構強く残りやすいので、強い香りが苦手な人はまずはパウチで試してみましょう!
- 香りの評価
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(3.5点/5.0点)
泡立ちの良さ:洗いやすい泡立ち!
泡立ちには特に不安はないですね!
泡立ちは問題なく、アミノ酸シャンプーらしい泡立ちになります!
使われている洗浄成分はアミノ酸系成分ですが、アラニンNaやタウリンNaといった泡立ちのいい成分が使われているので、通常のアミノ酸シャンプーよりも泡立ちはいいように感じました!
気泡力補助剤なども配合されていますし、よほど頭皮が汚れていたりスタイリング剤がついていたりしなければ泡立ちはしっかり感じられるんじゃないかと思います。
- 泡立ちの評価
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(4.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:とてもシットリでまとまりがかなり良い!
やはり配合成分だけではなく仕上がりも良い感じですね!
女性用シャンプーなので今回はロングヘアの妻に使ってもらった感想をお伝えできればと思います!
結論としては、メチャクチャシットリで指通りもかなり良くなったようみたいですね!
モイスト系シャンプーは仕上がりがシットリということもあってまとまりもいい感じに実感できたみたいで、指通りとまとまり感はかなり大満足な仕上がりだったみたいですね!
配合成分のところでも解説しましたが、配合成分のラインナップ的にブリーチや頻繁なカラーリングをしていても使用感は結構満足できるんじゃないかと思います!
ただ気になるのがビルドアップという汚れや成分が髪に堆積してしまう現象。
モイスト系シャンプーにはよくあることなんですが、このシャンプーも保湿力やコーティング力が結構強めな印象を受けるので、使い続けると髪がペタンとしてしまったりまとまりが悪くなってしまう可能性があります。
その際は以下記事を参考にしてみてください!
- 洗い上がりの評価
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(5.0点/5.0点)
ヒリツのモイストシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではヒリツのモイストシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがヒリツのモイストシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
保湿力という点においてはこれ以上ないくらいに優秀な設計になっていますので、まず乾燥に困っている人や乾燥によるゴワつきや広がりを感じている人はぜひチェックしてもらいたいです。
ちなみに乾燥と隣り合わせなのが髪のダメージでもありますので、髪のダメージが気になる人も使ってみる価値は十分にある製品だと思います。
一方でダメージを感じていない人だと重くなってしまう可能性があるので、基本的には髪が長い人や乾燥やダメージに悩む人向けのシャンプーなのかなと思います。
ヒリツのモイストシャンプーのまとめ評価
さて今回はヒリツのモイストシャンプーについてレビューをしてきました!
さすが人気シャンプーということもあって、モイストというテーマにもめちゃくちゃこだわりを感じた優秀なシャンプーでした!
おそらく過去レビューしてきた中でもモイストシャンプーの中では最高峰のシャンプーになるんじゃないかなと思います。
繰り返しになりますがビルドアップだけ若干心配ではありますので、それを感じた人は以下記事を参考にしてみてください!
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
ビルドアップとは?
髪に汚れや成分が付着して落ちなくなってしまった状態のこと
その状態を解決するための秘策があります!
気になる方はこちらの記事をチェックしてください!