ココンシュペール(COCONSUPER)ピュアスカルプ シャンプー|成分解析評価と効果を口コミ
あの人気ブランドであるココンシュペールから展開されるスカルプシャンプー。
私も昔からスカルプシャンプーにはお世話になっていたので、今回はワクワクした気持ちで購入しました。
というわけで今回はそんなココンシュペール ピュアスカルプシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」について理解を深めることで読んだ時の納得値がかなり上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
ココンシュペール ピュアスカルプシャンプーってどんなシャンプーなの?
ココンシュペール ピュアスカルプシャンプーってどんなシャンプーなの?
ココンシュペールから展開されるスカルプシャンプーだよ!
価格 | 1650円 |
内容量 | 500ml |
コストパフォーマンス評価 | B |
成分満足度 | B+ |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | A |
指通りの良さ | A |
総合評価 | B+ |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
人気シャンプーであるココンシュペールから展開されるスカルプシャンプー。
他のココンシュペールシリーズと比べると保湿成分は注力されているように感じていて、今まで共通のアミノ酸以外にもセラキュートやコラーゲンなどが配合されている点はいい感じ。
ただ肝心のスカルプシャンプーとしては微妙な印象。
使っている洗浄成分はスカルプシャンプーとして相性のいいカルボン酸を使っている点はめちゃくちゃいいのですが、頭皮ケア成分として使われているサリチル酸は刺激性が心配なこともあり、乾燥肌や敏感肌の人にはあまりオススメできない印象です。
コンディショニング力は高いですが補修面が弱い点はシリーズ通して変わらずなので、ダメージ補修をしたい人にも不向きな印象です。
チグハグな製品になっている印象が否めないです。コスパもその観点から微妙ですね。
- コストパフォーマンスの評価
-
(3.5点/5.0点)
ココンシュペール ピュアスカルプシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
-
水、ラウレス-4カルボン酸Na、コカミドメチルMEA、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、加水分解シルク、セリン、プロリン、グルタミン酸Na、アルギニン、アラニン、セバシン酸ジエチル、加水分解コンキオリン、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス、加水分解コラーゲン、ココアンホ酢酸Na、クエン酸、セテアレス-60ミリスチルグリコール、ポリクオタニウム-10、メントール、BG、グリセリン、ココイルアルギニンエチルPCA、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、サリチル酸、香料、カラメル
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
ピュアスカルプという名前からも分かるとおり頭皮ケアに着目したシャンプーなわけですが、配合内容的には使う人を選ぶシャンプーだと思います。
良いところとしては保湿成分や補修成分的には他のココンシュペールシャンプーの中では最も優秀で、セラキュートやコラーゲンなどが追加配合されています。
一方でスカルプケアだからか、洗浄力が結構強めに仕上がっていて頭皮ケア成分として配合されている成分も刺激性が気になる成分だったりと、スカルプケアなのにスカルプケアとして微妙という残念な点があります。
脂性肌の人には良い感じの配合内容になっていますが、敏感肌の人や乾燥肌の人には不向きなシャンプーになっているように思います。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ラウレス-4カルボン酸Na
アニオン界面活性剤。酸性石けん系洗浄成分。肌に低刺激で使用感がさっぱり系。石けんと違い酸性側でも安定して洗浄効果、起泡性を得られる。洗浄力は若干強め。コカミドメチルMEA
ノニオン系界面活性剤。気泡力補助剤として使用される。ラウラミドプロピルベタイン
両性界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。帯電防止効果があり仕上がりをよくするコンディショニング効果がある。ラウロイルメチルアラニンNa
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。ココアンホ酢酸Na
両面界面活性剤。低刺激であり洗浄補助剤として使われることが多く、指通りをよくするコンディショニング効果にも期待できる。セテアレス-60ミリスチルグリコール
ノニオン界面活性剤。増粘作用や気泡補助剤として使われる。ココイルアルギニンエチルPCA
カチオン界面活性剤。安全性が高く抗菌効果を持ち、高いコンディショニング採用がある。
洗浄成分は石鹸系成分であるカルボン酸をメインとして使っている貴重なシャンプー。
カルボン酸は洗浄力はそこそこありますが、頭皮や毛髪を乾燥させすぎることなくしっかり汚れを落としてくれるタイプのありがたい成分です。
スカルプシャンプーとしてこのカルボン酸をメインで使うのは非常にいい選択をしているなーと感じます!
ただ使用感としては結構キュッとした使用感になることが多いので、使用感の好みは分かれる成分ではあります。
それ以外の補助成分もアミノ酸系やベタイン系などを中心としているため、洗浄成分のラインナップはいい感じだと思います!
保湿成分
- 保湿成分一覧
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加水分解シルク
フィブロインというタンパク質を加水分解してできる成分。10種類以上のアミノ酸を含むため保湿だけではなく毛髪のツヤだしやダメージ部分に吸着しハリコシを与える。セリン、プロリン、グルタミン酸Na、アルギニン、アラニン
アミノ酸の一種。それぞれが毛髪を構成するアミノ酸で、毛髪構成アミノ酸においてグルタミン酸は第2位、アルギニンは第3位を占める。セバシン酸ジエチル
保湿成分。油性の有効成分を浸透しやすくするエモリエント作用があり、他の油溶性有効成分が頭皮や髪に吸収されるのを促進する。(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー
セラキュート。セラミドに似た構造と効果を持ち、髪や肌を保湿し髪に対してはハリコシを与える成分。サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス
コメヌカにサッカロミセスという酵母を加えて発酵させて得られたエキス。アミノ酸やピーリング作用・抗酸化作用があるとされるフルーツ酸、キレート作用のあるクエン酸などが含まれていると言われる。加水分解コラーゲン
高い保湿力を持つ。肌や毛髪の表面でしなやかな保護膜を作り、コンディショニング効果を高めます。グリセリン
吸水性が高い非常に優れた保湿作用を持っている。
いい感じなんじゃないでしょうか!
以前他のココンシュペールのシャンプーを解析した際に「金のまゆアミノ美容液のみに頼るな」的なことを書いたのですが、ここへきてそれ以外の保湿成分も配合してくれるようになりました!
まず「金のまゆ」成分から見ていくと、基本的にはアミノ酸による保湿になると思われます。
アミノ酸は毛髪や頭皮に存在する天然保湿因子の40%を占める重要な成分であるため、配合されていると毛髪にとっても頭皮にとってもありがたい成分です。
今回はそれ以外にもセラキュートやコラーゲンといった保湿成分も配合されているため、テーマ通り毛髪だけではなく頭皮の保湿も期待ができそう。
セラキュートはセラミドと似た構造を持つため働きも似ているのですが、セラミドは毛髪においてはキューティクル同士の吸着や毛髪内部成分の流出を防ぐ役割を持っている組織の主成分で、頭皮においては細胞間脂質という頭皮の保湿に関わる重要な成分のひとつです。
コラーゲンも頭皮の深くに位置する真皮に存在する膠原繊維という組織の主成分で、皮膚そのものや保湿に関わる重要な成分です。とはいえ化粧品の場合は真皮にまでは届かないはずなのであくまでも表面の保湿になると思います。
ただ他のココンシュペールに比べるととてもいい内容になっている気がしますね。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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加水分解コンキオリン
真珠貝の貝殻から抽出される成分。髪に艶を与える効果のほかにもコラーゲン産生促進や天然保湿因子と構造が似ていることから保湿力にも期待される。20種類ものアミノ酸を含む。ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。
悪くはないです!がもう少し欲しいかも。
コンキオリンは毛髪の主成分であるケラチンの構成要素であるシスチンも12%ほど配合されているので、毛髪内部へのアミノ酸供給という意味では優秀な成分です。
保湿成分で紹介したセラミドなども配合されているので、これでCMCの状態が良くなれば水分や栄養素の外部流出量も減るのではと考えています。
一方で補修という観点ではそれ以外の成分があまり見当たらず(アミノ酸やセラミドを除いて)、外部流出を防ぐためにもう少し表面補修成分は欲しいところ。
内部補修成分はアミノ酸がありますし浸透力補助成分も配合されているのでいいとして、毛髪表面を補修するような18-MEA系やヒートプロテクト成分などは欲しいかなとは思いました。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス
コメヌカにサッカロミセスという酵母を加えて発酵させて得られたエキス。アミノ酸やピーリング作用・抗酸化作用があるとされるフルーツ酸、キレート作用のあるクエン酸などが含まれていると言われる。サリチル酸
強い殺菌性、抗炎症効果を持つ成分。皮膚刺激性がやや高いため肌の弱い方には避けたい。フケの殺菌用としても用いられることがある。
うーんもう少し何かあったはず。。。
繰り返しになりますが、アミノ酸やセラミドといった保湿成分は頭皮にとっても重要な成分なので、配合されているととてもありがたい成分です。
それ以外のものでいうとサリチル酸。サリチル酸かぁー。。。
この成分はスカルプシャンプーにはよく配合されているものなんですが、殺菌力が強く刺激性も懸念されることもあって頭皮の状態によってはあまり使われてほしくない成分。
先ほどの洗浄成分の強さも相まって、やはり乾燥肌や敏感肌の人には向かない傾向があるかもしれません。。。
シンプルに抗酸化力を持つ成分とかマルチミネラルを含むクレイ系成分とかでいいんですけどねー。。。
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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なし
ここはあえて配合していない感じでしょうね。
ココンシュペールの別シャンプーは全て配合されていましたが、まあ私は植物エキスはどっちでもいい派なので、含まれていなくても評価が低いとはしません。
植物エキスはたくさん配合したとて、洗い流すとほとんどが流れてしまうという懸念もあるため、配合しないシャンプーも多く存在しますしね。
その他成分
- その他成分一覧
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クエン酸
キレート剤。pH調整剤。メントール
清涼感を与える成分。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。EDTA-2Na
キレート剤。フェノキシエタノール
防腐剤。安息香酸Na
防腐剤。香料
人工香料。カラメル
糖類を加熱して分解させて作られる褐色の液体。着色料として使用されることが多い。
市販シャンプーあるあるの配合内容ですね(いい意味ではないです)。
合成防腐剤、キレート剤、香料といったラインナップが勢揃い。
防腐剤は含まれていないとシャンプーの品質維持ができないので必要不可欠ではあるのですが、上を見ると合成防腐剤ではなく天然由来の防腐剤のみを使っているシャンプーなどもあるため、こだわりは感じないですね。
まあこの価格でこの細かいところにこだわりを出す方が難しいと思いますが。
ココンシュペール ピュアスカルプシャンプーの使用感についてレビュー
続いてはココンシュペール ピュアスカルプシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にココンシュペール ピュアスカルプシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
ココンシュペール ピュアスカルプシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:甘めなフローラルな香り
甘め寄りのフローラルな香り!
ココンシュペール ピュアスカルプシャンプーはアクアティックホワイトブーケの香り。
香りとしてはさっぱりというよりかは甘め寄りな香りに仕上がっていて、ベースはフローラルな香りになります。
香りとしては強すぎず、かつ甘すぎないので、男性でも女性でも使える香りに仕上がっていると思います。
いってしまうとよくある香りなので、そこまで好き嫌いが分かれるような香りではないと思いますね。
- 香りの評価
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(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:泡立ちはとても良い感じ!
配合成分的にも泡立ちには期待してましたが、期待通りの泡立ち!
泡立ちはとても良い感じになりました!
メインで使われている洗浄成分が石鹸系洗浄成分なのと、気泡補助剤も使われているので泡立ちはとてもよく感じました。
私はレビュー記事を書く中でメンズシャンプーも使うことがあるのですが、メンズシャンプー程ではないですがいい感じの泡立ちになるように感じました。
泡質も悪くないですし、泡立ち重視でココンシュペールを使いたい人ならこのシャンプーかなといった感じです。
- 泡立ちの評価
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(4.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:サラサラで指通りがとても良い感じ!
指通りもまとまりも良い感じになるみたいですね!
いつも通り、ここではロングヘアの妻が使った感想を中心にお伝えしていければと思います!
私の妻はロングヘアでカラーやパーマを繰り返しているので、比較的ダメージのある毛髪をしています。
その妻に使ってもらったところ、洗うところから乾かすまで指通りの良さを感じられたそうです!
保湿成分が優秀なためかココンシュペールシリーズの中では最もシットリな手触りになり、サラサラなだけではなくまとまりの良さも感じたそうです。
カルボン酸が配合されている場合はキュッとした手触り感になることが多いですが、その点はあまり感じなかったみたいですね。
ちなみにメントールが配合されていますが、私も妻もほとんどスーッとした清涼感を感じることはなかったので、清涼感への期待はあまりしない方がいいと思います。
- 洗い上がりの評価
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(4.5点/5.0点)
ココンシュペール ピュアスカルプシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではココンシュペール ピュアスカルプシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがココンシュペール ピュアスカルプシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
まず指通りについては文句なくかなりサラサラな手触り感を実感できたので、指通り重視の人であればチェックしてもらいたいですね!
あとはココンシュペールシリーズの中では最も保湿成分に力を入れていて、毛髪だけではなく頭皮ケアもしたい人にとってはいいかもしれないです。
ただ頭皮ケア成分として使われているものも刺激性が不安なものがあるので、乾燥肌や敏感肌の人だと相性が悪い場合が考えられます。
ココンシュペール ピュアスカルプシャンプーのまとめ評価
さて今回はココンシュペール ピュアスカルプシャンプーについてレビューをしてきました!
配合成分については人を選ぶような内容になっていますが、使用感的にはココンシュペールシリーズの中で一番良かったように思います。
ただスカルプシャンプーの分類だとは思いますが、個人的には肌質によって使う人を選ぶと内容だと思っているので、スカルプシャンプーとしては微妙かなーという印象です。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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