ウルリス(ululis) ウォーターコンク モイストシャンプー|成分解析評価と効果を口コミ
すでにロングセラーの人気シャンプーとなっているウルリスシリーズ。
4種類展開されているうちの今回は保湿に注力をしているであろうモイストを購入!
というわけで今回はウルリスのモイストシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」や「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」を知っておくとこのサイトのレビュー記事を読んだ時の納得値がとても上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
ウルリスのモイストシャンプーってどんなシャンプーなの?
ウルリスのモイストシャンプーってどんなシャンプーなの?
うーんちょっと配合内容が弱すぎるなー…
価格 | 1540円 |
内容量 | 340ml |
コストパフォーマンス評価 | C- |
成分満足度 | C+ |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | A |
指通りの良さ | B+ |
総合評価 | C+ |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
人気ブランドであるウルリスシリーズのモイストシャンプーですが、個人的にはとても残念に感じました…。
シャンプーのベースとなるのは配合成分ですが、そのラインナップがなんとも微妙で、保湿成分は優秀ではあるものの、全体的には保湿力を高めるための設計にはなっていないように感じました。
個人的に保湿は優秀な保湿成分を配合すればいいというわけではなく、洗浄成分から補修成分まで髪にダメージを与えず補修できるラインナップになっているかが重要だと考えていますが、その面が弱いように感じました。
ボトルがオシャレなのはわかるんですが、シャンプーの価値はボトルではなく中身なので個人的には残念な気持ちです。
ボトルに力を入れているからかこの配合成分クオリティなのに容量が少なく価格は中価格帯という、かなりコスパ的には残念な感じに仕上がっています。
- コストパフォーマンスの評価
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(2.0点/5.0点)
ウルリスのモイストシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
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水、ラウラミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、グリセリン、コカミドメチルMEA、ラウロイルメチルアラニンNa、ヒアルロン酸Na、カルボキシメチルヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、水溶性コラーゲン、グルコシルセラミド、加水分解ハチミツタンパク、ベルガモット果実油、アルガニアスピノサ核油、ダマスクバラ花水、ラベンダー花水、サトウカエデ樹液、トコフェリルリン酸Na、ポリクオタニウム-47、ポリクオタニウム-10、ココイルグルタミン酸TEA、キシリチルグルコシド、塩化Na、炭酸Ca、アスコフィルムノドスムエキス、レシチン、ソルビン酸K、水酸化K、α-グルカン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、クエン酸、EDTA-2Na、PPG-7、フェノキシエタノール、ミリスチルベタイン、安息香酸Na、キシリトール、BG、エタノール、ソルビトール、無水キシリトール、メントール、海水、海塩、香料、黄4、赤227、青1
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
ウルリスのモイストシャンプーですが、結論、結構微妙…。
良いなーと思えるのは保湿成分くらいで、保湿成分以外は正直いいと思えるポイントがありませんでした。
保湿成分はヒアルロン酸やセラミドを中心とした構成で、テーマが保湿ということもあってこだわりを感じるラインナップになっています。
ただ肝心な洗浄成分に毛髪ダメージを悪化させる懸念のあるオレフィンが多めに配合されているように感じるのと、補修成分が弱いので、せっかくの保湿成分もあまり効果を発揮できないのではと感じてしまいます。
それ以外にも紫外線吸収剤、エタノール、人工着色料など気になるものが多く、配合成分へのこだわりが薄いように感じてしまいます。
保湿をテーマにしているのにその効果を十分に発揮できないようなラインナップに微妙さを感じてしまいます。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ラウラミドプロピルベタイン
両性界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。帯電防止効果があり仕上がりをよくするコンディショニング効果がある。オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
アニオン系界面活性剤。ヤシ油由来ではあるものの洗浄力や脱脂力は強めなので、乾燥肌の人には不向きな成分。コカミドプロピルベタイン
両面界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。コカミドメチルMEA
ノニオン系界面活性剤。気泡力補助剤として使用される。ラウロイルメチルアラニンNa
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。ココイルグルタミン酸TEA
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。シットリした仕上がりになりやすくコンディショニング効果が高い。ただし泡立ちは弱め。レシチン
両性界面活性剤。乳化補助剤。ミリスチルベタイン
両面界面活性剤。帯電防止。
微妙。
最も配合量が多いのはベタインではあるものの、ついで配合量の多い洗浄成分がオレフィンが実質洗浄成分のメインのような印象。
オレフィンは石油成分ではないんものの洗浄力は同等の強さのため、皮脂を摂り過ぎてしまい乾燥や毛髪のダメージを進行させる可能性のある成分です。
今回はテーマが保湿ですがそれとは相反してしまう性質の洗浄成分であり、せっかくの保湿成分があまり意味がなくなってしまうのではと心配です。
そして補修成分が弱いのでカラー褪色などのリスクもあるのではと個人的には感じます。
指通りをよくするために4級アンモニウム塩のカチオン系界面活性剤を使っていないのは評価すべき点ですが、オレフィンが全てを台無しにしてしまっている感が否めません。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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グリセリン
シャンプーに含まれる代表的なヒューメクタント成分。吸水性が高い非常に優れた保湿作用を持っている。ヒアルロン酸Na
保湿成分。肌から水分が蒸発するのを防ぐ効果がある。カルボキシメチルヒアルロン酸Na
ヒアルロン酸の保湿機能を増強させた素材。網目構造が形成されいて水分を捕まえておけるような構造をしている。加水分解ヒアルロン酸
保湿成分。ヒアルロン酸を小さく分解したもので、ヒアルロン酸Naと同様の保湿力に加えて、水に溶けやすい性質を持つ。水溶性コラーゲン
豚や魚に含まれるコラーゲンを抽出して水溶性にしたもの。水と強く結合するため保湿性に優れ、毛髪の表面に保護膜を作り紫外線や乾燥、ブラッシングなどの外的ダメージを防ぐ。グルコシルセラミド
セラミドになる前段階の物質。細胞膜の構成成分であり水分蒸散防止に重要な役割を果たす。キシリチルグルコシド+無水キシリトール+キシリトール
アクアキシル。水分フローバランスの正常化作用に期待される。ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸の増加、セラミドの合成活性化作用により肌の保持水分と水分損失のバランスを調整する。α-グルカン
グルコースが500~2000単位で連なっている多糖類。セラミドに似た働きで角質層の水分を保持し、シワやシミ、肌荒れの改善に役立つ。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。ソルビトール
水との結合性に優れているので保湿成分として使用されることが多い。海水
ミネラルが豊富に含まれる。保湿作用。
こちらは結構良い感じ!
保水力の高いグリセリンの配合量が比較的多めなので、単純な保湿力にはまず期待できそうな印象。
そしてこのシャンプーのこだわりの保湿成分としてはヒアルロン酸とセラミドのようですね。
ヒアルロン酸は頭皮の真皮に天然に存在する成分で肌の弾力を維持する組織(コラーゲンはその組織の一部である膠原繊維の主成分)の間を埋める気質として存在し、セラミドは毛髪ではキューティクル同士を接着させることで毛髪内部の水分やタンパク質の流出を防ぐ重要な役割があり、頭皮でも細胞間脂質として保湿の役割があるので毛髪とも頭皮とも相性のいい成分です。
今回はセラミドを直接配合しているというよりかはその前駆体やそれと似た成分、そしてアクアキシルというセラミド合成活性化作用を持つ成分を配合していますね。
シャンプーという特質上それらの成分の効果にはどこまで期待できるかは不明ですが、保湿のためにセラミドに着目しているということは伝わってきます。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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加水分解ハチミツタンパク
保湿成分。ハチミツに含まれるアミノ酸を抽出したものでハニーテインとも呼ばれる。ポリクオタニウム-47
毛髪の摩擦を軽減する効果がある。ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。
微妙すぎる…。
補修成分として配合されているのはハチミツタンパクくらい(保湿成分に含まれるセラミドやコラーゲンも補修効果はありますが)で、正直補修力にはあまり期待ができません。
今回テーマが保湿ですが、保湿は保湿成分をただ配合すれば良いというわけではなく、毛髪のダメージも補修しないとせっかく保湿しても外に出ていってしまいます。
今回は洗浄量の強いオレフィンも多めに配合していることもあって毛髪ダメージへの影響が気になることもあり、この補修成分だけでは個人的には結構不安です。
使用してすぐは保湿されるかもしれませんが、継続力に難がありそうな印象です。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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トコフェリルリン酸Na
ビタミンE誘導体。紫外線や乾燥によるダメージで弱くなった皮膚のバリア機能サポート作用、肌荒れ防止等の作用に期待される。海塩
マリンソルト。ミネラルを豊富に含む。
ビタミンとマリンソルトですね。
今回ビタミンは頭皮ケアとして配合されているかどうかは不明ですが、この成分自体には頭皮ケア的効果があるため、こちらに入れさせていただきました。
あとはマリンソルト。マリンソルトはミネラルが豊富なだけではなくクレンジング効果にも期待ができると言われているので、頭皮の汚れをとるうえでありがたい成分です。
公式的にはどちらも保湿成分として配合しているっぽいので、保湿効果を中心としたものなんだと思います!
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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ベルガモット果実油
ミカン科の植物から抽出される油で血行促進効果があり、香料として使用される。アルガニアスピノサ核油
アルガンの木から1リットルしか採取できない貴重なオイル。オレイン酸やリノール酸を豊富に含み、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンEを含む。また高い保湿力を持つ。ダマスクバラ花水
ダマスクバラの花を水蒸気蒸留して得られるローズウォーター。薔薇の香りづけや保湿成分として使用されることが多い。ラベンダー花水
ラベンダーの花から抽出された芳香蒸留水。皮脂のバランスを整え、ニキビや吹き出物などの肌トラブルに作用する効果に期待される。サトウカエデ樹液
ムクロジ科植物サトウカエデの幹から得られる溢出樹液。乾燥肌にアプローチすることで保湿しバリア機能改善に役立つと言われている。アスコフィルムノドスムエキス
ブラターニュー半島沖の褐藻から抽出されるエキス。紫外線によるシミ抑制作用などに期待される。
公式こだわりの成分が中心に配合されています。
ダマスクバラ花水やラベンダー花水などは公式では「10種の美容水」として発表している成分です。
ただ個人的には10種の美容水には含まれていないアルガンオイルの方が魅力的。ビタミンやミネラルなどが豊富ですし保湿力にも優れます。
それ以外にも褐藻や樹液といった保湿力の優れるものも配合されているので、テーマの統一感は全くないですが保湿にはこだわっているようには思います。
その他成分
- その他成分一覧
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塩化Na
増粘調整剤。乳化安定剤。ソルビン酸K
防腐剤。外国の製品によく使われる成分。水酸化K
pH調整剤。メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
紫外線吸収剤。UVB波の吸収に優れている。ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
紫外線吸収剤。UVA波の吸収に優れている。クエン酸
キレート剤。pH調整剤。EDTA-2Na
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。PPG-7
保湿剤や乳化剤として配合されることが多い。弱めながらも皮膚毒性があるので注意が必要。フェノキシエタノール
防腐剤。安息香酸Na
防腐剤。エタノール
防腐作用。清涼作用。植物エキスの抽出溶媒など多岐にわたる。メントール
清涼感を与える成分。香料
人工香料。黄4、赤227、青1
人工着色料。
残念の一言。いらないものが多すぎる印象。
まず紫外線吸収剤。おそらくカラー褪色のために入れているんだと思うんですが、それであればオレフィンを使ったら意味はだいぶ薄いし、敏感肌の人にとってはうれしくない成分。
続いて人工着色料。シャンプー液の色なんか風呂場のライトの色で見え方変わりますし、個人的には本当にこだわる意味を感じない部分。
あとはソルビン酸やらエタノールやら色々敏感肌の人には微妙な成分がちらほら配合されており、シャンプーへの細かいこだわりは正直あまり感じません。
ウルリスのモイストシャンプーの使用感についてレビュー
続いてはウルリスのモイストシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にウルリスのモイストシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
ウルリスのモイストシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:使いやすいサボン系の香り!
香りの系統としては結構使いやすいと思います!
ウルリスのモイストシャンプーはスウィートサボンの香り。
系統としてはサボンなのでサッパリめな香りはありつつ、果物系の甘い香りもブレンドされています。
ちなみに植物エキスのところでも記載しましたがベルガモットの精油を使っているので、香りに天然成分を使っているのはポイント高いですよね。
ムスクのようなネットリした甘さではなくフルーツ系の甘さなので、男性でも使いやすいんじゃないかと思いますね。
- 香りの評価
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(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:良い感じに泡立ちます!
若干心配していましたが問題なしでしたね!
泡立ちに関しては特に不安要素なくしっかり泡立ってくれました!
ベタイン系成分がメインで使われていると泡立ちが微妙なことがあるので若干心配だったんですが、オレフィンや気泡剤なども配合されていることもあって特に問題なしでしたね。
とはいえメインはベタインになるので、頭皮の汚れの状態やスタイリング剤の有無などで泡立ちは結構変化するように思います。
もし泡立ちに違和感を感じたら少し多めにシャンプー液を使うようにしましょう。
- 泡立ちの評価
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(4.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:シットリでサラサラな仕上がりに!
使用感はいい感じ!ただ懸念もあります…
ロングヘアの妻が使ってみたところ、指通りの良さは実感できたとのことでした!
保湿力には優れているように思うので、乾燥による広がりやごわつきに悩んでいる人は使用感の良さを実感できる可能性はありますね。
ただ懸念もあって、先ほどお伝えした通り洗浄成分と補修力に不安があるので、継続力に不安があります。
お風呂上がりすぐはシットリで指通りの良さも感じられると思いますが、髪質によっては朝起きたらゴワゴワしちゃってると感じてしまうこともあるのかなと感じました。
あとはブリーチや高頻度のカラーを繰り返している人だと、洗い上がり直後も違和感を感じてしまう可能性もあるのかなと個人的に感じました。
- 洗い上がりの評価
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(4.0点/5.0点)
ウルリスのモイストシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではウルリスのモイストシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがウルリスのモイストシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
基本的には乾燥がちょっと気になるけど、毛髪ダメージはそこまでかな?という軽いダメージや乾燥向けのシャンプーだと思います。
ダメージが重い人や乾燥が重い人には内容的に物足りなさを感じてしまう気がするので、ハイダメージやハイドライの人は別のシャンプーも視野に入れたほうがいいかもしれません(もちろん人によります)。
ウルリスのモイストシャンプーのまとめ評価
さて今回はウルリスのモイストシャンプーについてレビューをしてきました!
最近の同価格帯のシャンプーと比べると、正直物足りなさを感じました。
シリーズ展開するシャンプーではよくあることなんですが、保湿成分をテーマにするがゆえにそれ以外が微妙になってしまっている典型的なパターンのように感じます。
今後この価格帯で戦うにはリニューアルが必要なのかなーと感じました。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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