【2024年度】厳選してオススメする市販のメンズシャンプーを発表!【MVS(メンズシャンプー部門)】
2024年現在、メンズシャンプーのカテゴリーたくさんのシャンプーが販売されています。
最近ではメンズシャンプーのカテゴリーで販売されているものだけが男性用というわけではなく、ユニセックスがターゲットになっているシャンプーの中でも男性にオススメできるシャンプーが多く販売されています。
なので今回は毛髪診断士と化粧品成分検定1級を所持する私が、2024年現在市販されている製品の中から、配合成分と使用感の観点から男性にオススメしたいシャンプーを厳選して4本選びましたので、MVS(モストバリュアブルシャンプー)メンズシャンプー部門として発表したいと思います!
2024年度MVS(メンズシャンプー部門)の選定基準はこれ
メンズシャンプーの選び方は簡単なようで難しい…!
男性の皆さんはシャンプーを選ぶときに何を基準にして選んでいますか?
おそらく多くの方がドラッグストアやコスメショップのメンズ化粧品コーナーで、とりあえず気に入ったパッケージのシャンプーを手に取っているのではないでしょうか。
冒頭お伝えした通り、メンズシャンプーのカテゴリーで販売されているものだけが男性にオススメできるシャンプーではありません!むしろちゃんと選ぶと市販のメンズシャンプーカテゴリーの製品は個人的にあまり選びません。
今回は以下を選定基準としていますので、チェックしてみてください!
ただ注意点として、髪質や頭皮環境によっては同じ感想にならないことは十分にあると思っているので、あくまでも私基準でレビューをした感想になることをあらかじめご理解ください。
・2024年現在販売されているもの
・実際に私がレビューをしてきたもの
・市販(薬局、ドラッグストア、コスメショップ)で買いやすいのもの
・ある程度の洗浄力を確保できているもの
・スカルプケアに期待ができるもの
・保湿や補修にも期待ができるもの
なぜ今回この基準にしたのかというと、あるアンケート調査で男性がシャンプーに求めるものの価格面を除いたトップ3が「洗浄力」「スカルプケア」「育毛」という記事を目にしたことがあったからです。
なぜ「ある程度」の洗浄力が必要?
男性は皮脂や汚れが溜まりやすいので、ある程度の洗浄力を確保した方がサッパリ洗い上がりやすいんです!
頭皮には皮脂という頭皮を乾燥から守るための油が存在しているんですが、これが溜まりすぎると頭皮の炎症や痒みにつながってしまうことがあります…。
特に男性は女性の数倍の皮脂が産生されると言われているため、頭皮に皮脂や汚れが溜まりやすくベトベトしがちなんですよね。
なので洗浄力が弱すぎると汚れが落ち切らないことが多いので、「強すぎず弱すぎずの洗浄力」を確保してあげることが大切になってきます!
「強すぎず弱すぎずの洗浄力」というのがミソで、洗浄力が強すぎると頭皮の乾燥や髪のダメージを悪化させてしまうことがあります。
そのため洗浄成分は頭皮に低刺激であり程よく洗浄力のあるものを選ぶことが大切なんです!
なぜスカルプケアが必要?
近年では頭皮環境が育毛に大きな影響を与えるということがわかってきているんだよ!
最近育毛業界では頭皮環境が及ぼす育毛への影響が研究されていて、頭皮環境の悪化が抜毛や発毛抑制につながる可能性が示唆され始めています。
その頭皮環境を健康に保つうえでスカルプ(頭皮)ケアという考えは非常に大切で、近年多くのシャンプーが頭皮環境を整えるために様々なスカルプケア成分が配合するようになってきています。
先ほどもお伝えした通り、特に男性の場合は皮脂量が多く頭皮環境が崩れやすい傾向があるため、頭皮環境を整える効果に期待できる成分が配合されているものが望ましいです。
頭皮環境が整えば育毛という観点でもいい影響があると私は考えているので、この点もしっかり見極めることが大切です!
男性も保湿や補修は必要?
結論、必要です!
どんな人にも少なからず毛髪ダメージは発生しています。
ショートヘアの人や髪を染めていない人ならダメージなんて発生しないんじゃないの?と思うかもしれませんが、ダメージは色々なシーンで発生するものです。
外に出れば紫外線によって毛髪にダメージが蓄積しますし、スタイリング剤をつけることでもダメージは入ります。なんなら髪を洗うだけでも多少ダメージが発生するんです。
そしてダメージが発生すれば毛髪内部のタンパク質や水分が流出してしまい、毛髪にハリコシがなくなってしまったりボリューム感が少なくなってしまったりするわけです。
そういった状況を改善するためには保湿成分や補修成分は必須になってきますので、男性女性問わずシャンプーにはある程度の保湿成分や補修成分が配合されているものを選ぶようにしましょう!
2024年度MVS(メンズシャンプー部門)シャンプーを発表!
では早速、今回の評価基準でMVSメンズシャンプー部門として選んだ5本のシャンプーを紹介していきたいと思います!
エイトザタラソ オム ベースデザイニングシャンプー
価格 | 1540円 |
内容量 | 370ml |
コストパフォーマンス評価 | A |
成分満足度 | S- |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | A |
指通りの良さ | A- |
総合評価 | S- |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
いきなり本命から紹介しちゃいますが、2024年8月に発売されたエイトザタラソオムベースデザイニングシャンプーです。
おそらく私が過去見てきたメンズシャンプーの中では最高峰ともいえる製品で「迷っているならこのシャンプーとりあえず使ってみたら?」と手放しで言いたくなるクオリティのシャンプーです。
シャンプーの命である洗浄成分がしっかりと男性を想定して設計された組み合わせになっており、男性の頭皮環境(皮脂の多さ)やスタイリング剤をつける生活習慣などを加味して、そういった汚れをしっかり落とせるラインナップになっています。
またキャピシキルというこの価格帯ではほぼ配合されたことがない優秀な育毛剤などに配合される頭皮ケア成分も配合されており、価格以上の圧倒的なコスパ力にも優れています。
保湿成分も補修成分もそこらへんの女性用シャンプーよりも優秀ですし、さすがエイトザタラソシリーズから販売されるシャンプーといった感じで、完成度が半端ないです。
特別こだわることがないのであれば、まずはこのシャンプーをチェックしてみることをオススメします!
・とにかくコスパに優れたものを使いたい人
・頭皮の汚れやスタイリング剤をしっかり洗いたい人
・保湿や補修にも優れたものを使いたい人
・育毛や頭皮ケアにも力を入れたい人
・サッパリとした使用感が好きな人
・香りは弱めが好きな人
BOTANIST ROOTH エイジングケアボタニカルシャンプー ストレート
価格 | 1650円 |
内容量 | 460ml |
コストパフォーマンス評価 | A- |
成分満足度 | A |
香りの良さ | A+ |
泡立ちの良さ | A+ |
指通りの良さ | A |
総合評価 | A |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
2本目はBOTANIST ROOTH エイジングボタニカルシャンプー ストレート。
BOTANISTシリーズから展開される頭皮ケアをテーマにしたシャンプーで、2024年8月に販売されたシャンプーです。
頭皮ケアという観点でできる限り頭皮にとって刺激となるようなものを排除するような設計になっています。
またBOTANISTのシャンプーはその名前の通り植物由来の成分に力を入れていることもあって、このROOTHも基本的には植物エキスを中心とした頭皮ケアのラインナップになっています。
成分のこだわりとしては、同BOTANISTシリーズでは使用感をよくするものの頭皮刺激が懸念される「諸刃の剣」的な成分であるカチオン系界面活性剤が共通して配合されているのですが、このROOTHだけはその成分をしっかり排除したラインナップになっています。
そして何よりシャンプー最大のオススメポイントはとにかく香り。
BOTANISTシリーズを使ったことがある人ならご存知だと思いますが、BOTANISTはどれも香りにこだわられていて、今回のROOTHも同様にジンジャーのかなり良い香りに仕上がっています。
シャンプーは香りで選びたい!という人も多いと思いますが、もし私が今回の5本の中で香りで選べと言われたら迷いなくこのシャンプーを選びます。
・植物由来成分にこだわりたい人
・頭皮への刺激性を低くしたい人(※刺激性は人によります)
・サッパリとした使用感が好きな人
・シャンプーは香りで選びたい人
CLEND リッチモイスト ディープクレンジング ミネラルシャンプー
価格 | 1650円 |
内容量 | 450ml |
コストパフォーマンス評価 | A+ |
成分満足度 | A+ |
香りの良さ | B |
泡立ちの良さ | A |
指通りの良さ | A+ |
総合評価 | A+ |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
3本目はCLENDリッチモイスト ディープクレンジング ミネラルシャンプー。
もロッカンビューティーなど数多くの人気シャンプーを手がけるボトルワークスブランドから販売されるクレイ系シャンプーです。
クレイ系とは天然鉱石などを使用したシャンプーで、ミネラルが豊富に含まれていることから頭皮への良い影響が期待できたり、天然のクレンジング力によって汚れをキレイに取り切る効果にも期待ができます。
そのクレイ系成分に加えてさらに腐葉土抽出物や「金にも勝る価値」と言われるくらい希少価値と効果の高いフルボ酸を頭皮ケア成分に使用しているところも素晴らしい。
そしてボトルワークスならではの保湿や補修にこだわったところはこのシャンプーにもしっかり踏襲されており、乾燥やダメージが気になる人でも使いやすい設計になっています。
このシャンプーには頭皮ケアとは相性が悪いカチオン系界面活性剤が配合されているんですが、カルボン酸という頭皮の汚れやスタイリング剤をしっかり落としてくれる反面、キュキュッとしたテクスチャーを改善するために配合しているんだと思います。
ベースはメンズシャンプーだけど使用感もできる限り良いものを使いたいという人には向いていると思って今回はピックアップしました。
・頭皮の汚れやスタイリング剤を落としたい人
・天然クレイ成分やフルボ酸など自然由来成分にこだわりたい人
・テクスチャーの良さも実感したい人
・シットリとした使用感が好きな人
無印良品 リンスインクールシャンプー
価格 | 1290円 |
内容量 | 300ml |
コストパフォーマンス評価 | A |
成分満足度 | A- |
香りの良さ | A+ |
泡立ちの良さ | B |
指通りの良さ | A |
総合評価 | B+ |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
4本目は無印良品 リンスインクールシャンプー。
無印良品からは複数シャンプーが展開されていますが、その中でもメンズシャンプーとしてオススメしたいのが季節限定ではありますがこのリンスインクールシャンプーです。
洗浄力がラウロイル系アラニンNaやタウリンNaといったアミノ酸系シャンプーの中でも比較的洗浄力がある成分を使っているため、皮脂量の多い男性でも使いやすい設計になっています。
リピジュア、ヒアルロン酸、セラミド、アミノ酸各種といった毛髪や頭皮と相性の良い保湿成分を豊富に使っているため保湿力にも期待することができます。
そして無印シャンプーのこだわりとして、合成香料、合成着色料、合成防腐剤などが使われていないところ。
この価格帯でここまで余計な成分を排除することにこだわりを持てているシャンプーって実はほぼ存在しないので、頭皮への影響を突き詰めた時にこのこだわりは本当にありがたいんです。
補修成分が弱めなのでブリーチやカラー頻度の高い人にはちょっと微妙かもしれませんが、ダメージをあまり感じていない人であれば満足度は高いのではないかと思います。
・頭皮や毛髪の汚れをしっかり落としたい人
・頭皮への刺激性を低くしたい人(※刺激性は人によります)
・合成防腐剤・合成香料・合成着色料無添加にこだわりたい人
・シットリとした使用感が好きな人
Purunt リライト美容液シャンプー
価格 | 1540円 |
内容量 | 380ml |
コストパフォーマンス評価 | A+ |
成分満足度 | A+ |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | B+ |
指通りの良さ | S |
総合評価 | A+ |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
5本目はPuruntのリライト美容液シャンプー。
この最後の一本はちょっと特殊というか、他のシャンプーとは違った頭皮ケアのこだわりが見えて面白かったので選びました。
何にこだわっているかというと頭皮の肌フローラ(頭皮に存在する常在菌のバランス)を整えるための成分が多く配合されているところです。
最近育毛業界では頭皮環境が及ぼす育毛への影響が研究されていて、頭皮環境の悪化が抜毛や発毛抑制につながる可能性が示唆され始めています。
その頭皮環境を健康に保つうえで常在菌のバランスは非常に大切で、ビフィズス菌溶解質やエンテロコッカスフェカリスなどが肌フローラへのいい影響が期待できるわけです。
ただしシャンプーの場合洗い流してしまうので、どこまでこれらの効果に期待ができるかは不明ではありますが、他のシャンプーではあまりみられない頭皮ケアへのこだわりが面白いなと思いました。
ちなみにこのシャンプーはそれらの成分だけではなく保湿成分や補修成分も優秀で、トレンドであるマレイン酸やレブリン酸といったカラー褪色防止成分なんかも配合されています。
ただ洗浄力はオレフィンが配合されているため結構強めに仕上がっているため、どちらかというと脂性肌の傾向がある人が使うための設計になっています。これがカルボン酸だったらいうことなしだったんですけどね…。
・洗浄力が強いシャンプーを使いたい人
・頭皮の肌フローラにも気をつけてみたい人
・カラー褪色にも気をつけたい人
・シットリとした使用感が好きな人
細かい違いを知りたい人は個別記事を読んでみてください!
さて今回は私が個人的にクオリティが高いと感じたシャンプーを厳選して5種類紹介させてもらいました。
今回紹介した5種類のメンズシャンプーはおすすめのポイントがそれぞれ違うため、まずはご自身の好みに合うものを探してみてください!
もし今回の記事で気になるシャンプーが見つかった人は、個別記事にてオススメの髪質なども紹介していますので、ぜひ併せて読んでみてください!