2024.05.25 2024.07.15

ラックス（LUX）バイオフュージョンブラックエディション｜成分解析評価と効果を口コミ

kiririn0830

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ラックスバイオフュージョンから展開されるブラックエディション。

ボトルデザインがとにかくシックでかっこいいものに仕上がっています。

というわけで今回はそんなラックスバイオフュージョンブラックエディションの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います！

ちなみに「シャンプーとは？」「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」について理解を深めることで読んだ時の納得値がかなり上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください！

まずはこちらをチェック！

シャンプーって何？このサイトのシャンプーの評価の仕方について教えるよ

CONTENTS

ラックスバイオフュージョンブラックエディションってどんなシャンプーなの？
ラックスバイオフュージョンブラックエディションの配合成分を確認してみる
ラックスバイオフュージョンブラックエディションの使用感についてレビュー
ラックスバイオフュージョンブラックエディションのまとめ評価

ラックスバイオフュージョンブラックエディションってどんなシャンプーなの？

ハゲデブ君

ラックスバイオフュージョンブラックエディションってどんなシャンプーなの？

ヤス

色が違うだけでピンクとほぼ変わらず、残念な内容。。。

価格	1518円
内容量	250ml
コストパフォーマンス評価	E
成分満足度	E
香りの良さ	A+
泡立ちの良さ	A
指通りの良さ	D
総合評価	E

敏感肌

乾燥肌

普通肌

脂性肌

軟毛

クセ毛

乾燥毛

ダメージ毛

ショートヘア

ミディアムヘア

ロングヘア

超シットリ

シットリ

普通

サッパリ

超サッパリ

ラックスシリーズの高級シャンプーに位置するであろうバイオフュージョン。

価格も250mlで1500円前後とかなり強気な設定になっている今回のブラックエディションですが、全く魅力を感じない製品になっています。

シャンプーの命である洗浄成分は格安シャンプーに使用される洗浄力が強力で刺激性が懸念されるラウレス硫酸Naであり、保湿成分や補修成分がほとんど配合されていない点に「本当に女性向けに作ったのか？」と疑ってしまいます。

実際に使用感も微妙ですし、女性向けどころか姿勢肌の私でも使い続けることに躊躇する内容に驚きを隠せません。

あとバイオフュージョンにはブラック以外にもピンクとホワイトの3種類展開されていますが、ブラックとピンクは水酸化Na以外はただ順番を入れ替えただけというなんともお粗末なシリーズ展開に意味があるのかと感じてしまいます。

価格も配合成分も残念な内容なので、コスパも悪いと言わざるを得ません。

コストパフォーマンスの評価: （1.0点／5.0点）

ラックスバイオフュージョンブラックエディションの配合成分を確認してみる

配合成分はこちら: 水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ジメチコノール、塩化Na、テマリカタヒバエキス、コメエキス、アルガニアスピノサ核油、トレハロース、グルコノラクトン、硫酸Na、アルギニン、クエン酸、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、カルボマー、ドデシルベンゼンスルホン酸TEA、硫酸TEA、水酸化Na、グリセリン、ソルビン酸K、ソルビン酸、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、プチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、安息香酸Na、香料、黄4、赤504、紫401

界面活性剤	
保湿成分	
コンディショニング補修成分	
頭皮ケア成分	
植物エキス成分	
その他成分	
総合成分評価	

全成分を6軸に分類して評価をしています。成分効果の解説は私の知識に基づくものであり、記載の効果効能は公式から正式に公表されているものではありません。

残念ながら全く魅力を感じない内容。むしろ安いラックスシリーズの方がマシなレベルです。

洗浄成分のメインで使われているものが洗浄力が強力で刺激性のリスクがあり毛髪ダメージや頭皮乾燥の可能性がある点、保湿成分や補修成分がほぼ配合されていない点、テーマが人工着色料に設定されている点など、マイナス面を挙げるとキリがありません。

ターゲットは女性だと思いますが日本の女性には全くマッチしない配合内容であり、むしろ脂性肌の男性でもキツい内容になっていて、オススメできる人が思いつきません。

少なくとも公式のいう「傷んだ髪に悩む女性への新シリーズ。パサついた髪に溢れ出る生命感とツヤを」という謳い文句には全く納得ができない配合内容です。

もう少し日本の女性の毛髪事情に合わせたものに変えてから販売した方がいいと思います。

界面活性剤

界面活性剤一覧

ラウレス硫酸Na
洗浄力や刺激性が強いサルフェート系洗浄成分。乾燥やダメージ、カラーの色落ちなどの原因になることが分かっており、タンパク質変性作用や刺激が強いため安価以外のメリットがない成分。

コカミドプロピルベタイン
アニオン系界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。

グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
カチオン系界面活性剤。帯電防止効果。

ドデシルベンゼンスルホン酸TEA
アニオン界面活性剤。ラウリル硫酸Naを超える強い洗浄力があります。本来は人の肌に使用するのではなく掃除の際などに使用される強い洗剤。基本的には化粧品では使われない成分。

これはかなり悲惨な内容。

もはや最近のシャンプーでは格安のシャンプーでしか見なくなったラウレス硫酸Naがメインの洗浄成分で配合されています。

このラウレス硫酸Naは洗浄力や脱脂力が強いだけではなく、刺激性も強く毛髪の乾燥やダメージを悪化させてしまう可能性の高い成分です。

さらにここに加えてベンゼンスルホン酸TEAという洗浄力の強力な成分が加えられており、日本人の肌に適した優しい洗浄力とはかけ離れた配合内容になっています。

この時点で私はNGで、それどころか使うのが怖いレベルです。

保湿成分

保湿成分一覧

アルギニン
保湿成分。毛髪を構成するアミノ酸の3番目に多い成分。毛髪や頭皮の天然保湿因子として存在するアミノ酸でもあり4番目に多い。

トレハロース
とうもろこしやキャッサバ芋等から抽出される天然の糖質。保湿成分。

グリセリン
吸水性が高い非常に優れた保湿作用を持っている。

コメエキス
保湿成分。タンパク質やビタミン、ミネラル、米油が含まれており、肌や髪を柔軟性のあるしっとりした感触にしてくれる作用に期待ができる。

ラインナップが微妙すぎます。

最近のシャンプーでは保湿力を高めるだけではなく、天然保湿成分（NMF）やCMC、細胞間脂質系の成分といった毛髪や頭皮と相性のいい保湿成分を選んで使用することが多くなってきており、かなりレベルの高いクオリティ争いをしています。

一方でこのシャンプーは配合順位を見る限り配合量も少ない気がするのと、そもそも保湿成分のラインナップが微妙すぎて保湿力には全く期待ができない残念な内容になっています。。。

洗浄成分の洗浄力の強さも相まって、乾燥肌や毛髪の乾燥に悩んでいる人には不向きなラインナップです。

コンディショニング・補修成分

コンディショニング成分・補修一覧: ジメチコノール
シリコン素材。なめらかな感触で、肌や髪に皮膜を作りさらっとした質感を与える。ヘアコンディショニング目的で使用されることが多く、ダメージヘアの傷んで親水性にになった箇所にも吸着する性質がある。

補修には全く期待ができない内容。

補修には大きく分けて内部補修と表面補修の2パターンに分けられて、最近のシャンプーはここにどんな成分を配合するのかで差別化を図ろうとしています。

ですがこのシャンプーは差別化どころか補修成分をほぼ配合しておらず、シリコンによる手触り改善効果のみで勝負をしています。

シリコンは使い続けると手触り改善効果が鈍くなるのと、キューティクルにとって悪影響になる場合もあるので、私はシリコンは使いたくない派（というか他の成分でいいじゃん派）です。

最近の女性の毛髪事情を考えると全くオススメできない内容です。

頭皮ケア成分

頭皮ケア成分一覧: なし

頭皮ケアにつながるような成分はほぼほぼ配合されていません。

テーマがスカルプシャンプーではないので通常であれば「これぞ頭皮ケア成分」といったものは配合されていないくてもいいのですが、使っている洗浄成分がかなり強力なので、このシャンプーにおいては配合すべきだと思います。

洗浄成分の洗浄力や脱脂力が強力で、刺激性の心配もあるので、頭皮の乾燥や肌荒れにつながる可能性があります。

植物エキス成分

植物エキス一覧

アルガニアスピノサ核油
アルガンの木から1リットルしか採取できない貴重なオイル。オレイン酸やリノール酸を豊富に含み、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンEを含む。また高い保湿力を持つ。

テマリカタヒバエキス
復活草から抽出されるエキス。保湿成分。

2種類配合されています！

植物エキスは多く配合すればいいというわけではなく、こだわりのものを少しだけ配合する方がむしろアレルギー懸念などが低くなるので、私はいいかなと思っていたりもします。

今回はアルガンオイルと復活草由来のエキスが配合されていて、配合量もある程度多そうな気がするので、一定保湿効果には期待ができる気がします。

ただし植物エキスは洗い流す際に一緒に流れてしまうので、あまり強い効果には期待ができません。

その他成分

その他成分一覧

塩化Na
増粘調整剤。乳化安定剤。

グルコノラクトン
pH調整剤。キレート剤。

カルボマー
増粘剤。

クエン酸
pH調整剤。

硫酸Na
増粘作用。保湿作用。

EDTA-2Na
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。

安息香酸Na
防腐剤。

フェノキシエタノール
防腐剤。

ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル
防腐剤。

ソルビン酸K
防腐剤。外国の製品によく使われる成分。

香料
人工香料。

黄4
人工着色料。

赤504
人工着色料。

紫401
人工着色料。

残念すぎる内容。

何が残念かというと、人工着色料が複数配合されていて、さらにそこにブラックというテーマ設定がされていること。

日本のシャンプーは保湿力や補修力をテーマに設定するシャンプーがほとんどですが、このシャンプーは本来シャンプーには必要ないシャンプー液の色をテーマにしています。

防腐剤やキレート剤といったものは仕方ないにせよ多すぎるのと、人工着色料はマジでいらないと私は思っているので、個人的にはこだわりは全く感じません。

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ラックスバイオフュージョンブラックエディションの使用感についてレビュー

ヤス

続いてはラックスバイオフュージョンブラックエディションの使用感についてレビューしていきます！

さて続いて実際にラックスバイオフュージョンブラックエディションで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。

チェックポイントは以下の通り。

チェックポイント4カ条

シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
ラックスバイオフュージョンブラックエディションがオススメの方

シャンプーの香り：かなり甘い独特の香り

ヤス

ラックスシリーズは香りがいいのが特徴！だけど…

ラックスバイオフュージョンブラックエディションはバニラ・ローズ・ラベンダーの生命感あふれる上質でエレガントな香り。

個人的にラックスのシャンプー一番のこだわりはこの香りだと思っていて、この香りにこだわることでリピーターを増やそうという売り方なのかなと思うくらいラックスの香りが好きだという人が多いように思います。

一方でこのシャンプーはそれには該当しないであろう、かなり甘め＆強めの独特な香り。。。

通常のラックスの香りが好きな私や妻も、この香りは残念ながら甘すぎるし強すぎて好きじゃありませんでした。。。

かなり好みの分かれる香りだと思うので、まずはテスターで確認してみた方がいいと思います。

香りの評価: （2.5点／5.0点）

泡立ちの良さ：泡立ちはかなりしっかりしている！

ヤス

洗浄成分がラウレス硫酸Naなので、泡立ちは十分です。

泡立ちは結構いい感じです。

使っている洗浄成分が洗浄成分だけに泡立ちは結構いい感じになりますし、泡質もモコモコとした弾力のあるものになるので洗い心地自体はいい感じです。

ただ個人的にはこの泡立ちがラウレス硫酸Naやベンゼンスルホン酸TEAからきていると思うと、心から「泡立ちいいね！」とは言いづらいのが正直なところ。

泡立ちの評価: （4.5点／5.0点）

洗い上がりの状態：最初から最後まで微妙…

ヤス

うーんやっぱり配合成分が弱すぎるからかなー…

仕上がりは正直かなり微妙です。

洗い流した後はキシむまではいかないですが結構キュッとした仕上がりになるのと、乾かした後はまとまりが悪く結構ゴワつきました。

やはり保湿成分や補修成分がほぼ配合されていないことと、洗浄成分がラウレス硫酸Naであることの影響が出てしまっているんだろうなーと思います。

指通りだけはサラサラになりますが、これはシリコンのコーティング力によるもので補修によるものではないと思います。

ロングヘアの妻は特にその感覚は顕著で、使い続けるのは難しいという意見でした。

洗い上がりの評価: （1.5点／5.0点）

ラックスバイオフュージョンブラックエディションと相性が良い人と悪い人をチェック！

ヤス

さてここではラックスバイオフュージョンブラックエディションと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます！

ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがラックスバイオフュージョンブラックエディションと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします！

相性のいい人

・甘い香りが好きな人

相性の悪い人

・乾燥肌の人
・敏感肌の人
・毛髪ダメージを感じている人
・補修効果にも期待したい人
・毛髪に乾燥の悩みがある人
・乾燥によるうねりや癖毛が気になる人

他のバイオフュージョンシリーズと同様ですが、オススメの人はいません。

強いていうなら甘い香りが好きな人ですが、甘い香りは他のシャンプーでもたくさんあるので、このシャンプーである必要はありません。

強力な洗浄成分、毛髪ダメージ悪化や頭皮乾燥のリスク、保湿成分や補修成分がほぼ配合されていない、など懸念点が盛り沢山なのでマッチする人はいないと思います。

ラックスバイオフュージョンブラックエディションのまとめ評価

さて今回はラックスバイオフュージョンブラックエディションをレビューしてきました。

今の時代にこのクオリティをこの価格で販売できることに、有名海外ブランドの強さを垣間見ましたね。

有名海外ブランドだから売れるよね、とある意味納得できるところはありますが、今日本で新規ブランドがこのクオリティのシャンプーを販売したら多分全く売れないと思います。

コストパフォーマンスの良さ	
成分満足度	
香りの良さ	
泡立ちの良さ	
洗い上がりの状態	
総合評価	