ドロアス シルキークレンズシャンプー|成分解析評価と効果を口コミ
人気シャンプーとしてかなり息の長いドロアスシリーズ。
その名前の通り泥のクレンジング効果に注目をしたシャンプーになっていて、シリーズからは3種類展開されています。
今回はそんなドロアス シルキークレンズシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」について理解を深めることで読んだ時の納得値がかなり上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
ドロアス シルキークレンズシャンプーってどんなシャンプーなの?
ドロアス シルキークレンズシャンプーってどんなシャンプーなの?
とにかく泥の効果に注目したシャンプーだよ!
価格 | 1100円 |
内容量 | 400ml |
コストパフォーマンス評価 | B |
成分満足度 | B |
香りの良さ | B |
泡立ちの良さ | A+ |
指通りの良さ | B+ |
総合評価 | B- |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
ドロアスは天然の泥(クレイ)に注目してつくられたシャンプーで、シリーズによって使われているクレイの種類を含めた配合内容が異なります。
シルキークレンズシャンプーはマリンソルトやベントナイトという成分を配合し、保湿力やクレンジング効果を上げるような内容になっています。
さて、実際に配合内容と使用感を確かめた結果ですが、うーん。。。という感じ。
配合成分で気になるところがちらほらあるのと、使用感が人を選ぶような感触になるため、手放しで誰でも気持ちよく使えますよとは言いづらい内容。
個人的には頭皮に優しいのか優しくないのかどっちつかずの内容になっている気がして、もう少し統一感を出してほしいなーというのが本音です。
もちろん良いところもあってテーマに沿ったこだわりの成分は配合されていますし、香りや泡立ちも良い感じですが、コスパでいうともう一歩といった感じですかねー。
- コストパフォーマンスの評価
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(3.5点/5.0点)
ドロアス シルキークレンズシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
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水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、塩化Na、クオタニウム-33、海シルト、DPG、BG、アラニン、アルギニン、グルタミン酸、ペンチレングリコール、サガラメエキス、スサビノリエキス、マコンブエキス、加水分解サケ卵巣膜エキス、サクシノイルアテロコラーゲン、マフノリ、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-50、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、加水分解コラーゲン、イソステアロイル加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、ワカメエキス、シア脂、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、海水、イソステアリン酸、コレステロール、ヒドロキシアパタイト、ベントナイト、ココイルグルタミン酸TEA、ココアンホ酢酸Na、ココイルメチルタウリンNa、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ポリソルベート20、クオタニウム-18、PG、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
さてシルキークレンズシャンプーの配合成分ですが、テーマにこだわりを感じつつも、どっちつかずな部分があり、微妙な点があります。
まずクレイをテーマにしていることもあり、クレイ成分や海産物から抽出したエキスなどを中心に使用しており、テーマへのこだわりを感じます。
使われている成分も優秀なものが多くあり、保湿力だけではなく補修力にも一定期待ができそうな内容になっています。
一方でメインの洗浄成分を脱脂力の強いオレフィンを使っていたり、懸念に思う人が多いBGの配合量が多く使用されていたりと懸念点が多くあります。
ベビーシャンプーに使われるような優しい成分を使っている割には、こういった頭皮へ不向きと考えられる成分も使っていたりと、チグハグな内容に懸念を隠せません。
私のようにショートヘアかつ脂性肌であれば気にせず使えるところはありますが、女性が使うのには「どうなん??」と思ってしまう内容です。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
アニオン系界面活性剤。ヤシ油由来ではあるものの洗浄力や脱脂力は強めなので、乾燥肌の人には不向きな成分。コカミドプロピルベタイン
アニオン系界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。コカミドメチルMEA
ノニオン系界面活性剤。気泡力補助剤として使用される。ココイルグルタミン酸TEA
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。シットリした仕上がりになりやすくコンディショニング効果が高い。ただし泡立ちは弱め。ココアンホ酢酸Na
両面界面活性剤。低刺激であり洗浄補助剤として使われることが多く、指通りをよくするコンディショニング効果にも期待できる。ココイルメチルタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。程よい洗浄力から泡立ちまでバランスの良い成分。ベビーシャンプーなどにもよく使われる。ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル
ノニオン界面活性剤。コンディショニング効果に期待される。ポリソルベート20
ノニオン界面活性剤。乳化剤。
メインで使用されている洗浄成分はアラニンNaなのでオーソドックスではありますが、PPT系洗浄成分も使用されていて比較的贅沢な配合内容になっているように思います。
洗浄するだけではなく、テクスチャーも整えつつ補修もするというような配合内容になっているので、結構優秀だと思います。
一方でおそらく増粘剤が少ないのか、若干シャバシャバな原液なので気になる人は気になるかもしれません。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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DPG
高い保湿力を持つ。製品の品質を維持する作用も併せ持つ。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。アラニン、アルギニン、グルタミン酸
保湿成分。毛髪の主成分であるケラチンを構成するアミノ酸。ペンチレングリコール
保湿作用。製品の保存性を高める効果もある。サクシノイルアテロコラーゲン
コラーゲンの末端にあるアレルゲンを除去したもの。肌に張り付くような感触で保湿効果を付与。少量の配合で高い保湿力を発揮し、増粘剤的な垂れにくいテクスチャーにすることができる。シア脂
シアバター。皮脂に近い性質で髪や頭皮への馴染みがよく保湿効果がある。ベビーシャンプーにもよく使われる。セラミドNG
細胞間脂質に含まれるセラミドの一種で肌の保湿やバリア機能の強化、エイジングケアなど様々な美容効果が期待される。セラミドNP
高い保湿力を持つ。肌や毛髪の表面でしなやかな保護膜を作り、コンディショニング効果を高めます。セラミドAP
細胞間脂質であるセラミドの一種。強い結合の膜を作ることで皮膚バリア強化や角質代謝作用に期待できる。海水
ミネラルが豊富に含まれる。保湿作用。コレステロール
重要な生体成分の一種で保湿効果や乳化安定剤としても使われる。ヒドロキシアパタイト
皮膚や髪の保護効果のほか、汚れに吸着して除去するような清浄効果などを付与。PG
保湿成分。乳化作用。
良いところもあるし悪いところもある。。
まず良いところから。セラミドやコレステロールといったヒトの細胞間に存在するCMCと同じような成分が使われており、毛髪や頭皮どちらにとってもありがたい成分です。アテノコラーゲンやシア脂など頭皮にとって優しい成分を使っている点もポイントが高いです。
続いて悪いところ。BGの配合成分が多すぎる気がする。
BGは保湿成分や抗菌成分として使用されることの多い成分ですが、元となる物質であるアセトアルデヒドが刺激性のあるもので、アルコールに弱い人はBGでもアレルギー反応を起こす場合もあります。
通常シャンプーの場合、BGは植物エキスの抽出液として使用されることが多く量がかなり少ないので配合順番的には最後の方に記載されることが多いのですが、今回はかなり前の方に記載がされているのが懸念です。
一応BGは安全性が低いわけではないのでそこまで気にする必要はないと思いますが、気にする人がいる成分を大量に使うこと自体が私としてはどうなの?と思っているので評価は微妙です。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング・補修成分一覧
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クオタニウム-33
髪にしなやかさと艶を与える効果がある。ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。ポリクオタニウム-50
洗浄剤に混合され、シリコーンのような潤滑性を毛髪に与える。帯電防止剤、皮膜形成剤。(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク
シルク由来のヒートプロテイン。持続性やコーティング力が高いシルク素材で、感触の改善やツヤ、保護効果が高い。加水分解コラーゲン
高い保湿力を持つ。肌や毛髪の表面でしなやかな保護膜を作り、コンディショニング効果を高める。イソステアロイル加水分解コラーゲン
傷んだ毛髪にタンパク質と脂肪酸を同時に補充することでダメージを補修。毛髪の内部構造体であるCMC(細胞膜複合体)に類似した構造を持ち、CMC同様の働きをする成分。加水分解ケラチン(羊毛)
髪の主成分であるケラチンを加水分解して作られたもので、髪のダメージ部分に浸透し補修することで髪にハリコシを与える作用がある。加水分解シルク
保湿効果や皮膜形成効果があり、髪のダメージ部分に吸着しハリコシを与える。
こちらはめちゃくちゃ評価高いです。
オーソドックスなPPT系補修成分に加えて、シルクを使用したヒートプロテクト成分も配合されており、洗う最中だけではなく乾かした後の補修持続性も持たせています。
さらに先ほどもお伝えしたCMC様の成分も配合されており、毛髪や頭皮の両方にとってありがたい成分を配合しています。ちなみにコラーゲンは皮膚の真皮に存在する膠原繊維を作る大切な成分です。
BGの位置が混乱を招いているのでどれくらいコンディショニング成分が配合されているのかは不明ですが、成分だけ見るとかなり補修力には期待ができそうです。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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海シルト
通称マリンシルト。クレンジング効果により毛穴の汚れや油を吸着し取り除く。保湿効果にも期待ができる。加水分解サケ卵巣膜エキス
マリンプラセンタと呼ばれる鮭卵巣膜から抽出されたプラセンタエキス。肌の水分保持能力を高め、エキス中に含まれる成分が皮膚のコラーゲンやエラスチンの生成を促進させるという報告ある。抗酸化作用にも期待される。ベントナイト
水や他の物質を吸着する能力があり皮脂や汚れを取り除く効果に期待される。保湿効果、微生物の成長を抑制する抗菌作用、抗炎症作用による赤みやかゆみの軽減効果が報告されている。
めちゃくちゃ良いですね!
クレイをテーマにしているだけあって、いわゆる自然由来のクレンジング成分や保湿成分がたくさん含まれています。
ベントナイトを中心としたマリンソルトやマリンプラセンタなど、クレイをテーマにしているからこそ配合される優秀な成分が素晴らしいですね。
そこらへんのスカルプシャンプーよりも優秀な成分が複数配合されています。
植物エキス成分
- 植物エキス成分一覧
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サガラメエキス
伊勢志摩の海産物サガラメから抽出されたエキス。肌バリアの重要な成分であるセラミドを含み、肌バリア自体を増強する効果に期待ができる。スサビノリエキス
ウシケノリ科アマノリ属の海藻から抽出したエキス。保湿作用に加え紫外線防止作用にも期待される。マコンブエキス
マコンブから抽出されるエキス。保湿効果だけではなく、頭皮環境を良好に保つヨウ素や鉄分、アルギン酸を豊富に含むため育毛にも期待される。マフノリ
フノリ科フノリ属の海苔から抽出される成分。高い保湿力を持ち、ネバネバの元であるフノランが豊富に含まれており、生活習慣病の予防への効果が期待できるとして研究文献も多い栄養成分。ワカメエキス
ワカメから抽出したエキス。保湿効果や整肌作用がある。
いやー良いですねー!
海産物を中心とした植物を使用したエキスのみで構成されており、かなりテーマにこだわりを感じます。
優秀な保湿成分として機能するだけではなく、一部原材料にはミネラルなども豊富に含まれるものもあり、毛髪を保湿するだけではなく頭皮にとってもありがたい成分もあります。
その他成分
- その他成分一覧
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塩化Na
増粘調整剤。乳化安定剤。イソステアリン酸
天然系の乳化剤。クエン酸
キレート剤。pH調整剤。クエン酸Na
pH調整剤。EDTA-2Na
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。フェノキシエタノール
防腐剤。安息香酸Na
防腐剤。香料
人工香料。
微妙ですね。
まあ市販されるシャンプーなので、いってしまうと悪い意味で普通なのですが、パラベンフリーと記載をされつつも、その他防腐剤が配合されているというありがちなパターンです。
先ほども伝えた通り、ここに記載をしているもの以外にもBGやDPGといったものも配合されているので、それを考えると残念な内容です。
ドロアス シルキークレンズシャンプーの使用感についてレビュー
続いてはドロアス シルキークレンズシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にドロアス シルキークレンズシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
ドロアス シルキークレンズシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:サッパリ系のフルーティの香り
爽やか系の香りで男女関係なく使える感じ!
ドロアス シルキークレンズシャンプーはブリージーサボンの香り。
直訳するとそよ風のような石鹸の香り、といった感じですかね?
実際に香りもサボンとフルーティな香りが良い感じでブレンドされたような良い香りがします。
香りも強すぎず弱すぎずで洗っている最中もしっかり香りますし、乾かしたともほんのり香るような強さです。
個人的にはとても好きな香りでしたね。
- 香りの評価
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(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:泡立ちも泡質もかなり良い感じ!
泡立ちはめちゃくちゃ良いですね!
泡立ちは問題なく、少量でもしっかりと泡立ってくれます。
オレフィンを使用していることもあってか、泡立ちや泡質はかなりしっかりとしていて、泡立ち重視の人でも満足するような使い心地になっています。
私は摩擦軽減や洗い心地から泡立ちは大切だと思っていたりするので、そういった点ではかなり良い感じですね。
- 泡立ちの評価
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(5.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:髪の状態や長さによってはトリートメント必要かも
ショートヘアの私は良い感じでしたが、ロングヘアの妻は微妙な感じでした。
洗い流した後はキュッとした仕上がりになりますが、ショートヘアかつヌルヌル感があまり好きではない私は悪くはない感触だと感じました。
一方でロングヘアの妻は若干キシキシとした感触が目立つようで、髪の長さやダメージによってはキシみが目立つようです。
また髪を乾かした後は比較的まとまりも良くなるようですが、妻は若干毛先のまとまりが微妙に感じたようなので、髪の長い人、毛髪ダメージが多い人はやはりトリートメントを使用した方がいいかもしれません。
- 洗い上がりの評価
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(4.0点/5.0点)
ドロアス シルキークレンズシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではドロアス シルキークレンズシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがドロアス シルキークレンズシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
使用されている洗浄成分がかなり脱脂力が強いので強めの洗浄力が好みの人、または仕上がり的にはショートヘアの人と相性がいいように思います。
一方でロングヘアの人や毛髪ダメージが強めの人はシャンプーだけだときしみを感じるかもしれないので、シャンプーだけではなくトリートメントの使用もおすすめします。
ある程度長期間使用することで使用感が良くなるような成分も配合されているので、ロングヘアの人はとりあえず使い続けることをおすすめします。
ドロアス シルキークレンズシャンプーのまとめ評価
さて今回はドロアス シルキークレンズシャンプーをしてきました。
今回レビュー記事を書いていて思ったのが、私は運動後に使用するくらいであればいいかな、といった感じでした。
洗浄力がかなり強いので運動後の汚れや汗を洗い流すのにはいいですし、使用感的にショートヘアの私であれば特にきしみを感じるまではいかなかったですし、香りや泡立ちはいいので使い心地は悪くないと思っています。
ただ女性(特にロングヘアや傷み毛)が通常使用する場合はあまり向いていないように思うので、使うのであればシャンプーだけではなくトリートメントも使用することをおすすめします。
ドロアス3種類を比較した記事も書いていますので、是非チェックしてみてください!
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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