クレージュのシャンプーでオススメはどれ?SRシリーズとMシリーズの2種類の違いを徹底比較!
クレイ系シャンプーの代名詞として昔から展開され続けるクレージュシリーズ。
最近ボトルデザインから内容まで大幅リニューアルされて、新製品も展開されるまでになりました。
今回はそのクレージュブランドから展開される2種類のシャンプーを使用感と配合成分を比較して、どれが一番オススメなのかレビューをしていきたいと思います!
クレージュはクレイ系成分に着目したシャンプー
その名前の通りクレイという天然鉱物に着目したシャンプーだよ!
クレージュシリーズのシャンプー総合評価 | |
SRシリーズ | Mシリーズ |
クレージュはその名前の通り、天然鉱物であるクレイ系成分をテーマにしたシャンプー。
実際にベントナイト、モロッコ溶岩クレイ、イライトなどの天然鉱物由来の成分を配合しているのが特徴で、使い心地もメントールで爽快感を感じる仕上がりになるのも特徴のひとつで好きな人にはとことんハマる使用感。
特徴的なのは使用感だけではなく配合成分にもその傾向があります。残念なことに悪い意味で。
ターゲットが女性なはずなのに洗浄力がかなり強く補修力が弱いため、多くの女性にミスマッチな内容になっているところ。
こればっかりはターゲットを女性ではなく男性にするか、もしくは配合内容を大きく変えるかしないとチグハグな内容に違和感をどうしても感じてしまいます。
使用感的にも配合成分的にも使う人を選ぶシャンプーであるということを大前提理解していただけるといいかなと思います。
クレージュのシャンプー2種類を配合成分の違いで評価をしてみる
配合成分の半分くらいがテーマに沿った配合内容になっていますね!
SRシリーズ | Mシリーズ |
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、BG、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)、グリセリン、モロッコ溶岩クレイ、ベントナイト、ポリクオタニウム-51、バオバブ種子油、グリチルリチン酸2K、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解ケラチン、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ユビキノン、加水分解ヒアルロン酸、ブドウ種子エキス、ザクロ果実エキス、ポリクオタニウム-10、センブリエキス、オタネニンジン根エキス、ツボクサエキス、ドクダミエキス、ショウガ根茎エキス、シャクヤク根エキス、セージ葉エキス、カンフル、メントール、ティーツリー葉油、ラベンダー油、グレープフルーツ果実エキス、レモングラス葉/茎エキス、ココイルリンゴアミノ酸Na、セラミドNG、エチルへキシルグリセリン、エチドロン酸4Na、リンゴ酸、ラウレス-4、PPG-4セテス-20、DPG、カラメル、エタノール、水添レシチン、ベタイン、PCA-Na、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、デキストリン、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、メチルパラベン、フェノキシエタノール、香料 | 水、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドDEA、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ココイルメチルタウリンNa、ココイル加水分解コラーゲンK、BG、グリセリン、モロッコ溶岩クレイ、カオリン、イライト、イソステアロイル加水分解コラーゲン、加水分解コラーゲン、アテロコラーゲン、バオバブ種子油、シア脂、ホホバ種子油、アルガニアスピノサ核油、ポリクオタニウム-51、グリチルリチン酸2K、ザクロ果実エキス、ポリクオタニウム-10、センブリエキス、オタネニンジン根エキス、ツボクサエキス、ドクダミエキス、ショウガ根茎エキス、シャクヤク根エキス、セージ葉エキス、カンフル、メントール、ツバキ種子油、カニナバラ果実油、グレープフルーツ果実エキス、レモングラス葉/茎エキス、エチドロン酸、イソステアリン酸、エチドロン酸4Na、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ベタイン、ココイルグリシンNa、クエン酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料 |
青色で表示されているのがSRシリーズのみに配合されているもので、黄色で表示されているのがMシリーズのみに配合されているものになります。
まず共通しているところから評価をすると、シャンプーの要とも言える洗浄成分で使われている主成分は配合量に違いはありますが、ほぼほぼ共通です。
しかしこの共通して使われている洗浄成分のオレフィンが結構厄介で、洗浄力や脱脂力がかなり強い成分なんですよね。
Mシリーズはまだ補助剤風に使われているのでマシですが、SRシリーズはメインで使っちゃっているのでこれは良くない。。。
あとはクレイ系成分と多くの植物エキスが共通で使われていますが、多くが保湿作用もしくは頭皮ケア成分として役立つ成分なので、テーマにマッチしたものが使われているように思います!
あとはそれぞれで使われているものとしてSRシリーズはケラチンを中心とした成分、Mシリーズではコラーゲンを中心とした成分が多く使われています。
これらがどういった違いを生み出すのかの詳細は個別記事を読んでもらいたいですが、簡単に違いを説明するなら「SRシリーズはMシリーズよりも補修力が優れているけど、保湿力はMシリーズのほうが優れている」といった感じですかね。
ちなみに保湿力に関しては頭皮との相性も考えるとSRシリーズも同じくらいの評価なので、決して悪くはありません。
一方で補修力については2種類の中ではSRシリーズの方が優れていますが、シャンプー全体で評価をするとどちらも弱い印象でハイダメージには不向きな内容です。
クレージュのシャンプー2種類を使用感で評価してみる
さてクレージュのシャンプー2種類を使用感でチェックしていきましょう!
実際に私が成分解析をした評価と、実際に使った上での使用感の評価をここにまとめましたので、まずは軽く目を通してください。
配合成分にこだわりたい:補修力ならSR、保湿ならM。ただし…
配合成分で選ぶなら正直どちらも微妙です…
クレージュシリーズのシャンプー配合評価 | |
SRシリーズ | Mシリーズ |
B- | B |
大前提ですが、配合成分で選ぶとするとどちらも残念ながら微妙です。。。
シャンプーの命ともいえる洗浄成分の主成分にオレフィンが使用されているため、脱脂力や洗浄力がかなり強く乾燥肌の人には不向きな成分です。
そしてそれ以外にもBGの配合量がかなり多かったりパラベンが配合されていたりと、敏感肌の人にとってもあまり好ましくない配合成分があったりします。
その中でも強いてオススメするのであれば、補修力に優れている方がいいならSRシリーズ。保湿力に優れている方がいいならMシリーズですかね。
ただ繰り返しになりますが保湿力という観点でもSRシリーズも悪くないですし、頭皮との相性を考えるのであればなんならSRシリーズの方がいいかもしれません。
じゃあSRの方がいいんじゃない?と思うかもしれませんが、オレフィンの配合量はSRシリーズの方が多いんですよ。。。
なので総合的にどちらがいいということはなく、強いて選ぶなら先ほどお伝えした基準といった感じです。
香りにこだわりたい:私と妻はMシリーズ派!
私と妻が好きだったのはどちらもMシリーズでした!
クレージュシリーズのシャンプー香り評価 | |
SRシリーズ | Mシリーズ |
A | A |
SRシリーズはフローラル&ムスクの香りで、Mシリーズはホワイトジャスミン&ムスクの香りに仕上がっていてどちらも甘め寄りの香りです。
SRシリーズはいい意味でも悪い意味でもオーソドックスな香りで、いい香りなんですが言ってしまうと良くある香りなんですよね。
Mシリーズもフローラルとムスクという点では共通なんですが、あまり嫌いな人がいないんじゃないか的な香りで、例えるなら柔軟剤のような香りなんですよね!
実際に私も妻も好きな香りでしたし使いやすい香りだと感じたので、私と妻はMシリーズ派に一票でした!
泡立ちで選びたい:僅差でSRシリーズが優勢だけどどちらもいい!
どちらもいい感じですが、僅差でSRシリーズが優勢かも!
クレージュシリーズのシャンプー配合評価 | |
SRシリーズ | Mシリーズ |
A+ | A+ |
泡立ちで選びたい人にはSRシリーズがオススメ!
ただ大前提どちらも洗浄成分にオレフィンが使われていて、気泡補助剤も使用されているため泡立ちも泡質も非常にいい感じでした!
公式が濃密スパと謳うだけあって泡立ちに関してはどちらも文句なしで高評価でしたが、強いていうならクリーミーさを感じたSRシリーズが気持ちリードしている感じです!
泡立ち重視であればどちらを使っても満足できると思いますよ。
洗い上がりの状態にこだわりたい:Mシリーズがオススメ。ただし…
指通りはどちらもいいです!ただ懸念があります…
クレージュシリーズのシャンプー仕上がり評価 | |
SRシリーズ | Mシリーズ |
B | B+ |
ロングヘアの妻が使ったところ、SRシリーズもMシリーズもどちらとも仕上がりはサラサラで指通りは良くなりました!
ただし懸念があって、この指通りの良さはコンディショニング成分の効果であって補修による毛質改善による影響は小さいだろうということ。
先ほどもお伝えした通り、補修成分がどちらも心もとない内容なので補修力によって改善されているとは思えないんですよね。
実際にロングヘアの妻のダメージが強い毛先はちょっとゴワついたのと広がりを感じたそうなので、近年の女性の毛髪事情を考えるとミディアムヘアくらいの人でダメージが重くない人であれば使えるのかなーといった印象です。
コストパフォーマンスにこだわりたい:強いていうならMシリーズがいいかも
どちらも微妙ですがMシリーズが気持ちリードしているかなくらいです。。。
クレージュシリーズのシャンプーコスパ評価 | |
SRシリーズ | Mシリーズ |
B- | B+ |
さてここまで評価を見てきた人ならわかると思いますが、なんともチグハグなシャンプーなので、容量は500mlと多いもののシャンプー自体の質がイマイチなのでコスパがいいとは言えません。。。
強いていうなら洗浄成分の主成分をオレフィンではなくベタインを使用していて、仕上がりの良さ的に妻が「こっちの方がいいかな」といったMシリーズですかね。
ただ繰り返しになりますが、どちらもコスパがいいわけではないのでコスパで考えるのであればクレージュは微妙だと思います。
クレージュシリーズの最終判断ポイントはこれ
クレージュのシャンプーの選ぶポイントは明確!
さて最後にクレージュのシャンプーシリーズの2種類を選ぶポイントについてまとめたいと思います!
結論、クレージュのシャンプーはどういう人がマッチするかというと、洗浄力の強いメンズシャンプーを使っていた人で女性中心ではないというのが私の印象です。
じゃあそういう人たちが好んでこのシャンプーを使うかというとメントールが弱いですし、しっとりした使い心地が今度はミスマッチになってきます。
なので繰り返しになりますがターゲットと配合成分がチグハグになっているので、どうしてもオススメする層が見当たらずなシャンプーです。
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さて今回はクレージュのシャンプーシリーズ2種類を比較評価してみました!
リニューアルされたこともありかなり期待をしていたんですが、残念ながらチグハグな内容にオススメできるポイントがなかなか見当たらない結果となってしまいました。
とはいえ一番最初にお伝えした通り、「強い洗浄力が好きだけどメントールの爽快感はそこまでいらなくて、アミノ酸シャンプーらしさも感じられる泡立ちのいいシャンプー」といった感じのシャンプーをお探しの人にはかなりどハマりするシャンプーではあります!
ぜひ個別のレビュー記事も見てみてくださいね!
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