ビオリス ピュアレタッチ ぱやとぅやシャンプー ダメージケア|成分解析評価と効果を口コミ
リニューアルされた大々的にPRされているビオリスのシャンプー。
ぱやとぅやという発音しづらさはありますが可愛い感じのネーミングであるダメージケアシャンプーもそのシリーズのひとつ。
というわけで今回はビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」や「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」を知っておくとこのサイトのレビュー記事を読んだ時の納得値がとても上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
ビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーってどんなシャンプーなの?
ビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーってどんなシャンプーなの?
これは俺の思うダメージケアシャンプーじゃない…
価格 | 990円 |
内容量 | 480ml |
コストパフォーマンス評価 | C |
成分満足度 | C |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | A- |
指通りの良さ | B |
総合評価 | C |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
ビオリスのぱやとぅやシャンプーはダメージケアをテーマにしたシャンプーですが、私のイメージするダメージケアとは悪い意味でかけ離れたものでした…。
通常のダメージケアシャンプーは保湿成分と補修成分にメチャクチャ力を入れていて、毛髪を補修するための成分を豊富に配合しているという特徴があります。
一方でこのシャンプーは保湿成分も補修成分もかなり弱く、現代のカラーやパーマを繰り返している女性の毛髪にはかなり物足りない印象を受けるラインナップです。
実際にそこまでダメージの強くない私の妻が使ったところパサつきやゴワつきが気になったようなので、ダメージや乾燥が強い人は同じような使い心地に感じる人もいるんじゃないでしょうか。
価格は1000円を切っていますが、その価格以上に内容が微妙すぎてコスパも残念と言わざるを得ません。
- コストパフォーマンスの評価
-
(2.0点/5.0点)
ビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
-
水・ココイルメチルタウリンNa・コカミドプロピルベタイン・ラウリルベタイン・クエン酸・グリセリン・アルガニアスピノサ核油・アロエベラ葉エキス・サフラワー油・シラカンバ樹皮エキス・セイヨウナツユキソウ花エキス・トコフェロール・モモ種子エキス・BG・EDTA-2Na・PPG-2コカミド・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・エタノール・オリーブ脂肪酸エチル・ココイルグルタミン酸TEA・ジラウリン酸PEG-75・ポリクオタニウム-10・ポリクオタニウム-7・ラウリン酸PEG-2・ラウロイルメチルアラニンTEA・塩化Na・炭酸水素Na・メチルパラベン・安息香酸Na・香料
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
ビオリスのぱやとぅやシャンプーはダメージケアをテーマにしていますが、内容をチェックしてみたところ「これは本当にダメージケアをテーマにしたシャンプーなのか?」と疑ってしまいました。
なぜならビオリスシリーズとほぼ同じ成分しか配合されておらず、なんならうねさぁらシャンプーの方が補修力としては高い印象を受けるラインナップになっているからです。
特に補修成分としてほぼどんなシャンプーにも配合されているカチオン界面活性剤のポリクオタニウムをピックアップしている時点ですごく残念な気持ちになりました…。
いくら価格を安くしているからといって、このラインナップでダメージケアを謳うのは流石に微妙すぎないかと感じちゃいました。
そして保湿成分の弱さもシリーズ通して同様なので、やっぱり全体的には残念な印象から抜け出せなかったですね。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ココイルメチルタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。程よい洗浄力から泡立ちまでバランスの良い成分。ベビーシャンプーなどにもよく使われる。コカミドプロピルベタイン
アニオン系界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。ラウリルベタイン
ノニオン界面活性剤。アニオン界面活性剤と組み合わせることで増粘作用に期待できる。PPG-2コカミド
ノニオン界面活性剤。コカミドDEAと比較して泡の安定性、増粘、起泡、洗浄性が優れる。イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油
ノニオン界面活性剤。乳化剤。ココイルグルタミン酸TEA
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。シットリした仕上がりになりやすくコンディショニング効果が高い。ただし泡立ちは弱め。ジラウリン酸PEG-75
ノニオン系界面活性剤。乳化安定剤。ラウリン酸PEG-2
ノニオン系界面活性剤。増粘剤。ラウロイルメチルアラニンTEA
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。洗浄力とコンディショニング効果のバランスが良く、比較的さっぱり系の洗い心地と指通りをになる。
ラインナップとしてはいい感じですね!
アミノ酸系成分を中心にベタイン系を補助剤として使っている感じで、特にメインのタウリンやベタインはベビーシャンプーにも使われる優しい成分で、敏感肌の人とも相性がいいとも言われています。
洗浄力としては中弱〜中中といった印象なので、よほど脂性肌でなければ使いやすい強さに仕上がっているんじゃないかと思います。
あとはコンディショニング力の高い成分が多い気がするので、洗い心地としてはシットリなテクスチャーになるラインナップです。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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グリセリン
シャンプーに含まれる代表的なヒューメクタント成分。吸水性が高い非常に優れた保湿作用を持っている。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。
相変わらず弱い。
これはもうシリーズ通してこのラインナップなので仕方ないですが、ただアルガンオイルが含まれているだけまだこのシャンプーはマシです。
ただいくら1000円を切っているとはいえ、もう数百円足せばメチャクチャ優秀な保湿成分をたくさん配合したシャンプーが買えてしまうので、削りすぎでしょ…と思ってしまうのが正直なところ。
ダメージケアは保湿と隣り合わせなので、その保湿力がこれではダメージケアができないのではと感じてしまいます。
1000円を切っていてももう少し保湿成分を配合しても利益率は良いはずなので、流石にこれは残念としか言いようがないです。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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オリーブ脂肪酸エチル
オリーブ油から得られる脂肪酸のエチルエステル。毛髪内部から補修する効果に期待される。ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。ポリクオタニウム-7
コンディショニング効果や帯電防止効果がある。
え?ダメージケアシャンプーですよね?どこにその要素が?
他のビオリスシリーズと内容が変わらないんですが、なぜこれをダメージケアとできたんでしょうか。
もちろんこれは私独自の分け方なので「アルガンオイルがそうなんだ!」と言われればそれまでですが、ただポリクオタニウム-10をダメージケア成分として謳うのは流石にナシです。
そもそも他のシリーズにも配合されているので、これでダメージケアができるなら他のシリーズでいいじゃんになりますし、うねさぁらシャンプーには加えてペリセアが配合されているので、ぶっちゃけこのシャンプーよりもダメージケア力は高いはず。
今やポリクオタニウム-10はダメージケアどころかメンズシャンプーにも含まれる当たり前の成分なので、シャンプーをある程度知っている人からするとかなり残念な気持ちになるはずです。
あとオリーブ脂肪酸もポリクオタニウムもキレート剤に配合位置を鑑みるに、配合量が結構少ない気がする。
ダメージケアシャンプーとは言わないほうがいいんじゃないでしょうか。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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トコフェロール
ビタミンE。強い抗酸化作用や血液循環促進などが知られている。発毛や育毛分野においても注目されシャンプーや育毛剤などに配合されることもある。
特にないですね。
トコフェロールはシリーズで共通して配合されていますが、基本的には保湿補修観点で配合されているだけな気がするので、頭皮ケアという観点ではないと思います。
ここでは保湿成分も含めて頭皮ケア成分として評価していますが、保湿成分も弱めなので頭皮ケアという観点でも弱めですね。
スカルプケアシャンプーではないので別に構わないんですが、最近では頭皮環境が育毛に直結する要因とも考えられているので、最近では頭皮ケア成分を多く配合するものも増えています。
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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アルガニアスピノサ核油
アルガンの木から1リットルしか採取できない貴重なオイル。オレイン酸やリノール酸を豊富に含み、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンEを含む。また高い保湿力を持つ。アロエベラ葉エキス
ユリ科アロエベラの葉から抽出されるエキス。高い保湿力や抗炎症作用を持つ。サフラワー油
キク科植物ベニバナの種子から得られる脂肪油。水分蒸散防止作用を付与するエモリメント効果に期待される。シラカンバ樹皮エキス
シラカンバの樹皮から採取されるエキス。保湿効果、抗炎症効果、美白効果、エイジングケア効果等に期待される成分。セイヨウナツユキソウ花エキス
セイヨウナツユキソウの花から抽出されるエキス。保湿作用、収斂作用、デオドラント作用などに期待される。モモ種子エキス
バラ科植物モモの種子から抽出して得られる植物エキス。肌をしっとりなめらかにするエモリエント効果、肌をすこやかに保つ効果などに期待される。
保湿力の高い成分がいくつか配合されていますね。
アルガンオイルは優秀な保湿力を持つ成分として有名で、ビタミンやミネラルといった栄養素も豊富に含まれているので頭皮ケア観点でもありがたい成分です。
抗炎症作用やデオドラント作用などを持つ植物エキスも配合されていますが、基本洗い流してしまうシャンプーの場合はこういった作用にはあまり強く期待ができません。
基本的には保湿効果程度に考えておきましょう!
その他成分
- その他成分一覧
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クエン酸
キレート剤。pH調整剤。EDTA-2Na
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。エタノール
防腐作用。清涼作用。植物エキスの抽出溶媒など多岐にわたる。塩化Na
増粘調整剤。乳化安定剤。炭酸水素Na
重曹。pH調整剤。スクラブ剤。メチルパラベン
防腐剤。安息香酸Na
防腐剤。香料
人工香料。
ここは微妙。
これもシリーズ通して同じ理由なんですが、エタノールやパラベンといった、もはや最近のシャンプー界隈では「これは配合されていない方がいい」と言われている成分が配合されてしまっています。
エタノールは植物エキスの抽出にも使われたりするので、それで配合されるているのであればまだいいのですが、今回は配合量も比較的多いように思うので、そこも微妙な点。
EDTAも配合量多そう(多くないのであれば他が少なすぎる)なので、全体的にこだわりは感じないですね。
ビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーの使用感についてレビュー
続いてはビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
ビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:ちょうどいいフルーティフローラルな香り
多くの人が使いやすい香りなんじゃないかなと思います!
ビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーはやみつきになるペアー&ミュゲの香り。
シリーズ通して同じ香りですが、ペアー=洋梨とミュゲ=鈴蘭の香りがブレンドされたいい感じの香り。
トップノートとしてはグリーンアップル色が強めなのでフルーティな感じではありますが、ミドルになるにつれてフローラルな香りが強くなるみたいですね。
香りとしても強すぎず甘すぎずなので、男性でも女性でも使いやすい香りなんじゃないかなと思います!
- 香りの評価
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(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:アミノ酸シャンプーらしい泡立ち
タウリンがメインなのでアミノ酸シャンプーらしい泡立ちになります!
泡立ちはアミノ酸シャンプーらしい泡立ちになります!
泡立ち自体は控えめではあるものの泡密度は結構濃い感じになるので、洗いやすいテクスチャーになります。
洗浄成分はタウリンNaがメインなので泡立ちも比較的良くなるのですが、スタイリング剤が付いていたり頭皮が皮脂で汚れていたりすると泡立ちが落ちる可能性が高いです。
乾燥肌〜通常肌の女性や普段スタイリング剤をガチガチに使わない人は満足できる泡立ちなんじゃないかなと思います。
- 泡立ちの評価
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(4.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:指通りはサラサラ!だけど…
指通りはいいんだけど乾かした後が微妙…
ここではロングヘアの妻が使った感想をお伝えできればと思います!
まず妻の髪質ですがロングヘアなので毛先は若干痛んでいるのと、カラーを低頻度(6ヶ月に1回)でしているので全体にも軽いダメージがあります。
そんな妻が使ってみたところ、洗い流している最中から乾かした後まで指通りの良さを実感できたみたいです。
ただ乾かした後の広がりやパサつき、まとまりのなさが結構気になったみたいで、仕上がりとしては微妙な感じみたいでした。
毛髪にダメージや乾燥を感じていない、もしくは髪を染めていない人であれば問題ないと思いますが、髪が長い人やダメージを感じている人は使い心地に違和感を感じる可能性が高いと思います。
- 洗い上がりの評価
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(2.5点/5.0点)
ビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
ダメージケアをテーマにしていますが、実際にダメージや乾燥を感じている人が使うには配合成分のラインナップがかなり厳しい印象。
髪質にもよりますが、そこまでダメージが強くない妻でも使用感が微妙だったので、ダメージを感じている人や乾燥が強めの人だと同じような乾燥になる可能性は高いです。
正直あまりオススメできるポイントがなく個人的には残念な印象を受けました。
ビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーのまとめ評価
さて今回はビオリスのぱやとぅやダメージケアシャンプーについてレビューをしてきました!
ダメージケアをテーマにしていますが、他のダメージケアシャンプーと比べてしまうとかなり見劣りしてしまうラインナップにとても残念な気持ちになりました…。
正直使用感もうねさぁらの方がいいですし、うねさぁらの方をダメージケアにした方が良かったんじゃないかと思います。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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