αリポ酸|ハゲデブへの影響・選び方・摂取タイミング
この記事は「これを見ればαリポ酸の全てがわかる」をコンセプトに書いています。
αリポ酸の基礎知識、効果や種類、αリポ酸の選び方、摂取のタイミング、そしてこのサイトならではのハゲデブへの影響、食事制限への影響まで幅広くまとめています。
記事は長めですが、ぜひしっかり読み込んでカルニチンの理解を深めましょう!
αリポ酸とは
まずはαリポ酸について正しく学びましょう!
αリポ酸はチオクト酸という脂肪酸の一種で、体内でも少量ですが合成される栄養素です。
αリポ酸は必須栄養素ではないのでビタミンやミネラルと比べると知名度がかなり劣っていますが、αリポ酸には抗酸化作用や糖代謝促進などの効果があるのでデブハゲにとってはとてもありがたい栄養素だと思っています。
ただ30代以降は体内での合成量がかなり減ってしまうので、サプリメントでしっかり補充してあげることが大切になってきます。
ちなみに食材からも摂取ができて、野菜ではほうれん草、トマト、ブロッコリー、牛レバーなどにも含まれています。
しかし食品に含まれるα-リポ酸はかなり少ないので、1日の摂取目安である100mgを食材から摂取しようとするとかなりの量を摂取しないといけないので現実的ではありません。
αリポ酸はとても素晴らしい栄養素ではありますが、食材から摂取するのはかなり難しいので、サプリメントから摂取することをオススメします。
αリポ酸の効果
αリポ酸にはいろいろないい効果があるよ!
糖代謝効果
幅広い抗酸化力
重金属のキレート効果
※サプリメントの効果ではなく配合される一部の成分効果です。
糖代謝効果
αリポ酸には体内の糖質をミトコンドリアに運び糖代謝を促進してくれる効果(1*)があります。
カルニチンは脂質をミトコンドリアに運んで脂質代謝を促進するとお伝えしましたが、その糖質版ですね。
通常病気ではない肥満の原因は糖代謝悪化もしくは糖質の摂りすぎにより起こると言われているので、ダイエットや筋トレ目的の人にとってはこの効果が一番ありがたいのではないでしょうか。
幅広い抗酸化力
αリポ酸には幅広いシーンで効く抗酸化作用に期待ができます。
抗酸化力を持つ栄養素として知られるビタミンCやビタミンEなどの約400倍もの抗酸化力(2*)があると言われています。
通常抗酸化力を持つ栄養素はビタミンB群、ビタミンCなどの水溶性タイプ、ビタミンD、ビタミンEなどの脂溶性タイプに分かれて働く場所も変わってきますが、αリポ酸は水溶性と脂溶性どちらの側面も持つので、働く場所が限定されません(1*)。
また体内で抗酸化力を失ったビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンのような栄養素を復活させ、再度活動ができるように戻す効果もあります(3*)。
重金属のキレート効果
αリポ酸には有害金属である水銀、鉛、ヒ素などを吸着して体外に放出する役割(1*)があります。
こういった有害ミネラルが体内に蓄積してしまうと害が出てしまうことが考えられますので、体内場所を選ばず有害物質を排出してくれるαリポ酸は大変ありがたいですね。
αリポ酸の種類
実はαリポ酸ではなくRリポ酸というサプリの方がオススメだよ!
αリポ酸
Rリポ酸(R型αリポ酸)
実はαリポ酸のサプリメントはαリポ酸だけではなくRリポ酸という種類も存在します。
少々割高ではありますが、サプリメントとしての効率性としてはRリポ酸の方が優秀なため、私はRリポ酸を摂取しています。
αリポ酸には化学式の構造的にR体とS体が存在するのですが、体内で効率的に働いてくれる構造体はR体と言われています。
通常のサプリメントはこの2種類が混在して販売されていることが多いですが、Rリポ酸はそのうちR型のみを抽出して販売しているものになります。
S体のαリポ酸に比べてR体のαリポ酸の方が体内に吸収される効率性が高い(4*)ことから、サプリメントとして摂取するのであればRリポ酸がオススメです。
αリポ酸の選び方
αリポ酸の選び方を知りましょう!
αリポ酸の容量
R型のαリポ酸かどうか
αリポ酸の容量
αリポ酸の1粒(もしくは1日あたり)の容量が100〜300mgのものを選ぶようにしましょう。
αリポ酸の容量はサプリメントによって様々で、価格も容量もバラバラになります。
一見安く見えても容量がかなり少なかったりとか、容量は多いけどメチャクチャ高かったりするので、ご自身のお財布事情も加味しながら容量の多いものを選ぶようにしましょう。
ちなみに私の妻が使っているαリポ酸は日本製、容量210mg、低価格の三拍子が揃ったビタナッドのαリポ酸のサプリメントになります。
R型のαリポ酸かどうか
先ほどもお伝えした通り、効果重視なのであればRリポ酸がオススメです。
Rリポ酸は日本製のものはほとんど見かけず、実際に私が使っているのも海外製のものになりますが、価格的には若干割高になります。
製品にもよりますがαリポ酸が90日分で1500〜2000円前後なのに対し、Rリポ酸は海外製も手伝ってか30日分で3000円以上といった感じです。
私は少し高かったとしても効果的なものを摂取したかったので、今でもRリポ酸を使用しています。
αリポ酸の飲み方
私が実践してきたαリポ酸の飲み方について紹介します!
αリポ酸は脂溶性でもありますが水溶性でもあるため、吸収されなかったものは体外に排出されてしまう可能性があります。
そのため私は水溶性ビタミン同様に分けて摂取するようにしていて、1日朝起きたタイミングと寝る前のタイミングに摂取をしていました。
また糖代謝に関わるコエンザイムQ10やMCTオイルなども同じくらいのタイミングで摂取するようにしていました。
コエンザイムQ10はαリポ酸によりミトコンドリアに運び込まれた糖をエネルギーに変換する効果があり、MCTオイルは細胞内のミトコンドリアの量を増やす効果への期待と、コエンザイムQ10は脂溶性なのでMCTオイルと一緒に摂ることで効率的に吸収できるため、摂取していました。
αリポ酸の摂取量
私が実践していたαリポ酸の摂取量を紹介します!
私が実践していた摂取量 | 50〜200mg/日 |
摂取上限量 | 300mg/日 |
私はαリポ酸であれば1日200mg、Rリポ酸であれば1日100mgを摂取していました。
αリポ酸よりもRリポ酸の方が効率性がいいことから、過剰摂取にならないように注意しながら摂取するようにしていました。
αリポ酸は過剰摂取してしまうと低血糖状態になってしまう(5*)こともあるので、ご自身が低血糖になりやすい、もしくは糖質制限をしているなどの状況であれば、摂取量を少なめから始めて、体調に悪影響が出ないようにすることが大切です。
αリポ酸の摂取タイミング
私は空腹時と寝る前に摂取してました!
αリポ酸は吸収率の違いから、空腹時に摂取するといいと言われてます。私は実際に朝起きたらすぐ飲むという習慣をつけていました。
サプリメントにおいて摂取タイミングの絶対のルールはないので好きなタイミングで飲んで大丈夫なんですが、効率重視であれば朝一や夜の寝る前などがオススメです。
また水溶性なので運動後には汗として流れ出てしまうことも考えられますので、筋トレなどをする日は筋トレ後にも摂取するようにしていました(運動後なので空腹ですしね)。
αリポ酸のハゲデブへの影響度
続いてαリポ酸の私が考える薄毛と肥満への影響について紹介します!
ハゲへの影響度 | ◎ |
デブへの影響度 | ◎ |
ハゲへの影響度
体内に存在する活性酸素は毛根の毛母細胞にも悪影響を与えてしまうので、場所を問わず抗酸化力を発揮してくれるαリポ酸は活性酸素から毛母細胞を守ってくれるのではと考えています。
実際にアデランス社は毛母細胞の酸化による抜毛対策のため、αリポ酸誘導体を使用した研究開発(6*)をしていたりしますし、実際にαリポ酸誘導体を使用したスカルプローションも販売されています。
実際に具体的なAGA治療とαリポ酸の研究結果が出たわけではないですが、個人的にはいい影響はあると考え摂取しています。
デブへの影響度
繰り返しになりますが、糖代謝効果により摂取した糖のエネルギー変換の手助けをしてくれます。
私もそうでしたが、肥満な人は食事量やバランスなどを考えもせず好きなものを食べるがゆえに、余分に摂取した糖が中性脂肪として蓄積されてしまっています。
αリポ酸を摂取することももちろん重要ですが、食事の見直しをすることが何よりも大切です。
αリポ酸の食事制限への影響
各食事制限中に摂取しても影響がないかをチェックしましょう!
糖質制限への影響 | △ |
脂質制限への影響 | ◎ |
糖質制限への影響
摂取量に注意しましょう。
先ほどもお伝えしましたが、αリポ酸には糖代謝を活性化させる効果があるので、糖質制限時は糖質の摂取量を制限している関係で、体内には糖質がかなり少なくなっています。
そのためαリポ酸を摂取することで低血糖になってしまう可能性がありますので、低血糖になりやすい人や初めて糖質制限をやる人にはあまりオススメしません。
私は糖質制限時も気にせず摂取をしていましたが、もし摂取するのであれば通常よりも摂取量を少なくした方がいいです。
脂質制限への影響
私は積極的に摂取していました。。
脂質制限中は糖質を通常よりも多く摂取することになるはずなので、体内には通常よりも多くの糖質が体内に存在しています。
糖質は運動をすることでエネルギーに変換されますが、αリポ酸を摂取することで糖代謝が活性化され運動へのエネルギー変換効率も良くなります。
実際に私も脂質制限時にはいつもより多めにαリポ酸を摂取するようにしていました。
ハゲデブを気にするならまずは検査キットがオススメ
もしハゲデブを気にしているなら手軽にできる検査キットがオススメだよ!
今回ご紹介したサプリメントを検討する理由は人それぞれですが、このブログ記事を読んでいる人は少なからずハゲデブを気にする人も多いはずです。
ただ私もハゲデブ経験者なので分かりますが、病院で相談をすればいいとわかっていつつも、ハゲデブは人に相談しづらい内容だという気持ちもメチャクチャ良く分かります。
「病院で診てもらうのは恥ずかしいから、とりあえずハゲデブに対するリスクを知りたい!」という人には簡単に自分の肥満、薄毛に関するリスクを把握できる検査キットがオススメです。
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- 参考文献一覧
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1* https://www.mpc-lab.com/blog/20210122
2* https://himitsu.wakasa.jp/contents/a-lipoic-acid/
3* Scholish H et al.. 2004, Busse E et al.. 1992, Kagan V et al.. 1990
4* https://lpi.oregonstate.edu/jp/mic/食事性因子/リポ酸
5* https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/alipoic-qa.html
6* https://www.aderans.co.jp/corporate/rd/project/project_haircare/305/