セラティス(THERATIS) ムーンライトスリークシャンプー|成分解析評価と効果を口コミ
ナイトケアシャンプーとして台頭しているセラティスシリーズ。
セラティスは全部で3種類展開されていて、今回はブルーのパッケージのシャンプーを購入してみました。
というわけで今回はそんなセラティスのムーンライトスリークシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」や「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」を知っておくとこのサイトのレビュー記事を読んだ時の納得値がとても上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
セラティスのムーンライトスリークシャンプーってどんなシャンプーなの?
セラティスのムーンライトスリークシャンプーってどんなシャンプーなの?
全体的にバランスの取れたシャンプーだね!
価格 | 1540円 |
内容量 | 435ml |
コストパフォーマンス評価 | A- |
成分満足度 | A- |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | A- |
指通りの良さ | A+ |
総合評価 | A |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
ムーンライトスリークはセラティスシリーズの中でもバランサー的な立ち位置な印象を受けるシャンプーでした。
配合成分から使用感まで全体的に一定のクオリティがしっかり担保されていて、大きな欠点もなく使い心地の良さを感じることができる製品です。
一方で補修成分は優秀な成分も配合されてはいるものの配合種類は必要最低限に抑えられているようにも感じるため、メチャクチャ優秀かというとそういうわけではありません。
なのでダメージが強い、枝毛や切れ毛が目立つ、乾燥が酷くてうねりやゴワつきがひどい、という人だと若干使い心地に違和感を感じる人もいるかもしれません。
とはいえクオリティは高めなシャンプーで価格も中価格帯かつ容量も平均的なので、コスパとしては悪くないと思います。
- コストパフォーマンスの評価
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(4.0点/5.0点)
セラティスのムーンライトスリークシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
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水、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウラミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)、バオバブ種子油、海シルト、ベントナイト、加水分解ケラチン(羊毛)、ケラチン(羊毛)、アルギニン、加水分解シルク、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、スフィンゴ糖脂質、γ-ドコサラクトン、月見草油、ホップエキス、ビターオレンジ花油、ポリクオタニウム-10、クオタニウム-33(羊毛)、ジステアリルジモニウムクロリド、トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース、コカミドDEA、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、水添レシチン、水添リゾレシチン、コレステロール(羊毛)、セバシン酸ジエチル、ペンチレングリコール、PG、BG、塩化Na、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-2Na、安息香酸Na、フェノキシエタノール、香料
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
全体的にバランスよく厳選して優秀な成分を配合しているような印象です。
保湿成分を中心に補修成分や頭皮ケア成分まで全体的にバランスよく優秀な成分が使われていますが、個人的には必要最低限に抑えているようにも感じる内容にも思えました。
またシャンプーの命である洗浄成分もアミノ酸系成分だけではなく脱脂力の強いオレフィンなども一定配合量多めで使われているように感じたのと、カチオン系界面活性剤も配合されているので頭皮への刺激性も人によっては気にする内容になっています。
全体的な評価としては間違いなく良いのですが、メチャクチャ優れている内容かというとそういうわけではないというのが個人的な感想です。
ただうねりケアという観点ではセラミドを中心とした保湿成分やエルカラクトンなどの補修成分が配合されているので一定改善されるようには感じます。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ラウロイルメチルアラニンNa
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。ラウラミドプロピルベタイン
両性界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。帯電防止効果があり仕上がりをよくするコンディショニング効果がある。オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
アニオン系界面活性剤。ヤシ油由来ではあるものの洗浄力や脱脂力は強めなので、乾燥肌の人には不向きな成分。コカミドプロピルベタイン
アニオン系界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)
アニオン系界面活性剤。PPT系洗浄成分。髪の主成分ケラチン由来のPPT系洗浄成分。毛髪を補修しハリコシを与える。クオタニウム-33(羊毛)
カチオン界面活性剤。髪にしなやかさと艶を与える効果がある。18-MEAという髪のキューティクルを美しく保つのに必須の成分が含まれている。ジステアリルジモニウムクロリド
カチオン界面活性剤。マイナスに帯電している毛髪に吸着し、柔軟性や静電気防止などの効果に期待できる。肌刺激性が強いため髪のみに使うことが推奨される。トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース
ノニオン系界面活性剤。増粘作用。コカミドDEA
ノニオン系界面活性剤。増粘作用。気泡力補助作用。ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル
ノニオン界面活性剤。とても高いコンディショニング効果に期待される。水添レシチン
両性界面活性剤。乳化補助剤。保湿力が高く、角質層の保水機能を強化するため、肌をしっとりと潤す効果がある。水添リゾレシチン
両面界面活性剤。親水性の高いため乳化剤、乳化安定剤として使用される。
アミノ酸系成分、ベタイン系成分、オレフィン系成分、PPT系成分など複数種類の洗浄成分が混合されて配合されています。
メインはアミノ酸系成分で補助剤のメインがベタインとオレフィンといった感じなので、まあアミノ酸シャンプーにギリギリ属するかな?といった感じですね。
洗浄力は中〜中強といった感じで、オレフィンが配合されることで通常のアミノ酸系シャンプーよりかは気持ち強いかもしれないです。
PPT系成分が配合されているので洗浄するだけではなく毛髪補修にも期待できるのが素晴らしい点。
一方でコンディショナーなどに配合されるカチオン界面活性剤の配合が好みが分かれる点で、カチオン系界面活性剤は頭皮への刺激性が強いため地肌を洗うシャンプーとは相性が悪い成分とも言われています。
全体的な評価としては一長一短といった感じですね。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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グリセリン
シャンプーに含まれる代表的なヒューメクタント成分。吸水性が高い非常に優れた保湿作用を持っている。アルギニン
保湿成分。毛髪を構成するアミノ酸の3番目に多い成分。毛髪や頭皮の天然保湿因子として存在するアミノ酸でもあり4番目に多い。セラミドNG
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド2と表現されることもある。セラミドNP
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド3と表現されることもある。セラミドAP
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド6Ⅱと表現されることもある。スフィンゴ糖脂質
細胞間脂質で保水作用があるセラミドに糖が結合したもの。保湿効果、エモリエント効果、抗炎症作用等の期待できる成分。コレステロール(羊毛)
羊毛由来のコレステロール。CMC成分の一種。キューティクルやコルテックスを接着させる効果や保湿効果に関係する大切な成分。ペンチレングリコール
保湿作用。製品の保存性を高める効果もある。PG
保湿成分。乳化作用。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。
結構いい感じですね!
ざっくりですが保湿成分は水分蒸散防止効果を付与するエモリメント成分と、保水して保湿力を発揮するヒューメクタント成分に分けられます。
エモリメント成分としては各種植物エキス、エモリメント成分としてはグリセリン、アルギニン、加水分解ケラチン、セラミド、コレステロールあたりになりますね。
アルギニンや加水分解ケラチンはアミノ酸を毛髪内部に補給することで保湿力を発揮するのですが、アミノ酸はNMFと呼ばれる天然保湿因子で毛髪と頭皮どちらとも相性のいい保湿成分になります。
そしてセラミドとコレステロールですが、これらは毛髪ではCMCというキューティクル同士やキューティクルとコルテックスを接着させる効果を発揮し、頭皮では細胞間脂質として水分保持効果を発揮する成分です。
配合されている保湿成分は全体的にバランスがよく、頭皮や毛髪と相性のいい成分が使われているので個人的な評価は高いですね。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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加水分解ケラチン(羊毛)
髪の主成分であるケラチンを加水分解して作られたもので、髪のダメージ部分に浸透し補修することで髪にハリコシを与える作用がある。ケラチン(羊毛)
ケラチンは髪の主成分であるタンパク質の一種。ダメージ髪を補修する効果があると言われている。γ-ドコサラクトン + セバシン酸ジエチル
エルカラクトンDES。ヒートケア成分と呼ばれドライヤーなどの熱を利用し髪を補修する。通常のドコサラクトンを毛髪のうねり、絡まり、めくれ上がりを持続的に改善し、ハリコシ改善を強化したもの。ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。
悪くはない内容です。
毛髪補修は内部補修と表面補修に分けられますが、内部補修は加水分解ケラチン、表面補修はケラチン、エルカラクトンあたりが配合されています。
パッとみた感じ配合成分はそこまで多くなく必要最低限な印象を受けるため、強いダメージを感じている人はもしかしたら使い心地に違和感を感じるかも?と思いました。
まあでも保湿成分が結構強めですし毛髪補修という観点でも役立つ成分も豊富なので、ある程度のダメージであれば使用感に影響はないと思いますが。
うねり防止などをうたうのであれば、内部補修成分としては酸熱ケア成分などをもう少し配合しても良かったかもなーと思っちゃいます。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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海シルト
通称マリンシルト。クレンジング効果により毛穴の汚れや油を吸着し取り除く。保湿効果にも期待ができる。ベントナイト
水や他の物質を吸着する能力があり皮脂や汚れを取り除く効果に期待される。保湿効果、微生物の成長を抑制する抗菌作用、抗炎症作用による赤みやかゆみの軽減効果が報告されている。
マリンソルトやベントナイトなどのクレイ系成分が配合されていますね。
クレイ系シャンプーではオーソドックスな頭皮ケア成分ですが、クレンジング効果により頭皮や毛穴の汚れを取り除く効果に期待ができます。
またベントナイトはミネラルも豊富なので、頭皮にとってもありがたい成分になります。
それ以外にも保湿成分に配合されているセラミドやコレステロール、アミノ酸などは頭皮ケアの観点でも重要な成分なので全体的に頭皮ケアにも期待することができるように思います。
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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バオバブ種子油
バオバブの種子から抽出されるオイルで保湿力に優れ、オレイン酸やリノール酸、ビタミンなどを豊富に含み、抗酸化作用を持つためエイジングケア製品によく含まれる。月見草油
別名イブニングプリムローズオイルと呼ばれるもので、ビタミン、ミネラル、γリノレン酸、リノール酸などを豊富に含む。エモリメント効果に期待される。ホップエキス
クワ科植物ホップから抽出されたエキス。収れん作用、抗菌作用、抗酸化作用に期待ができる。ビターオレンジ花油
別名ネロリ。リナロールが主成分で鎮痛、保湿、抗炎症、抗ウイルス作用を付与し、精油としても香りが好まれるもの。
バオバブ種子油や月見草油など脂肪酸を豊富に含むエモリメント効果に期待できる成分と、香りづけとして精油なども配合されています。
一見配合種類は少ないように思いますが、植物エキスはアレルギー観点で大量に配合すればいいというわけではないので、厳選したものを少量の方がいいとも言われています。
その他成分
- その他成分一覧
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塩化Na
増粘調整剤。乳化安定剤。クエン酸
キレート剤。pH調整剤。クエン酸Na
pH調整剤。EDTA-2Na
キレート剤。安息香酸Na
防腐剤。フェノキシエタノール
防腐剤。香料
人工香料。
同価格帯のシャンプーとしてはオーソドックスな内容ですね。
パラベンなど有名な合成防腐剤は配合されていませんが、それ以外の合成防腐剤やキレート剤などがいくつか配合されています。
シャンプーの品質維持には必要ですが、こだわりという観点では天然防腐剤を使用したりするシャンプーもあるので、それに比べるとこだわりは感じません。
セラティスのムーンライトスリークシャンプーの使用感についてレビュー
続いてはセラティスのムーンライトスリークシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にセラティスのムーンライトスリークシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
セラティスのムーンライトスリークシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:ビターオレンジがベースのフローラルな香り!
ナイトケアならではのこだわりの香り!
セラティスのムーンライトスリークシャンプーはネロリアロマの香り。
ネロリはビターオレンジの別名で、ビターオレンジは天然の精神安定剤と言われるくらいストレス解消に効果的と言われています。
それ以外にもジャスミンやベルガモットなどの香りもブレンドされていて、シンプルな香りというよりかはフルーティの中にもフローラルの香りも感じるいい感じの香りになっています。
甘すぎず強すぎないので強い香りが苦手な人でも使えると思いますし、男性でも使いやすい香りに仕上がっているようにも思います。
使われている香りはナイトケアシャンプーというテーマともマッチしているように思いますね!
- 香りの評価
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(4.5点/5.0点)
泡立ちの良さ:泡立ちは結構いい感じ!
毛髪にスタイリング剤などが大量についてなければ特に問題ないです!
泡立ちはいい感じです!
アミノ酸シャンプーらしい泡立ちですが、オレフィンが配合されていることもあり、純粋なアミノ酸シャンプーやベタインシャンプーよりも泡立ちはいいように感じます。
ただしオレフィンもメインで使用されているわけではないので、頭皮が汗や皮脂で汚れていたり髪にスタイリング剤が多めに付いていたりする場合は泡立ちが落ちます。
ここら辺はどうしてもアミノ酸シャンプーだと仕方がない部分になるので、そういった場合は多めにシャンプー液を使うようにしましょう!
- 泡立ちの評価
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(4.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:ナイトケアシャンプーならではの仕上がりの良さを実感!
さすがナイトケアシャンプーといった感じで、指通りからまとまりまでいい感じ!
いつも通りロングヘアの妻が使った感想を中心にお伝えができればと思います!
妻はカラーリングを繰り返しているロングヘアなので、一定ダメージのある毛髪をしているため、乾燥したりゴワついたりすることが多い髪質です。
そんな妻が使ってみたところ、最初から最後までシットリした滑らかな指通りを実感することができ、乾かした後はまとまり感も感じたそうです。
ただ配合成分評価のところでも伝えましたが保湿成分も補修成分もメチャクチャ強いというわけではないので、ブリーチを繰り返している、切れ毛枝毛がとにかく目立つという人はトリートメントやヘアオイルなども一緒に使うことをオススメします。
- 洗い上がりの評価
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(5.0点/5.0点)
セラティスのムーンライトスリークシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではセラティスのムーンライトスリークシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがセラティスのムーンライトスリークシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
セラティスシリーズ全体で言えることですが、今回のムーンライトスリークも配合成分から使用感までバランスのいい仕上がりで、多くの人に満足をしてもらえる製品に感じます。
一方で広く浅くといった印象も合わせて受ける製品で、メチャクチャいい!というポイントはほとんどないので、ダメージも乾燥も軽めな人向けなシャンプーな気がします。
セラティスのムーンライトスリークシャンプーのまとめ評価
さて今回はセラティスのムーンライトスリークシャンプーについてレビューをしてきました!
セラティスシリーズならではのクオリティの高さは健在で、多くの人が使い心地の良さを実感できるシャンプーなんじゃないかと思います。
香りもナイトケアというテーマにマッチしている気もしますので、ダメージや乾燥が軽めの人でリラックス効果にも期待したい、なんて人であればハマる人もいるんじゃないでしょうか。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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