コンクレッド(CONCRED) ハイダメージメンテナンス高濃度シャンプー|成分解析評価と効果を口コミ

2025年4月に発売されたマツキヨブランドの新シャンプー!
今回はコンクレッドという名前で保湿と補修の2種類が展開されています。
というわけで今回はコンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」や「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」を知っておくとこのサイトのレビュー記事を読んだ時の納得値がとても上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!

コンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーってどんなシャンプーなの?


コンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーってどんなシャンプーなの?

アミノ酸濃度と種類にこだわったシャンプーだよ!
価格 | 1,980円 |
内容量 | 400ml |
コストパフォーマンス評価 | B- |
成分満足度 | B |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | B |
指通りの良さ | A- |
総合評価 | B |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
さてさてマツキヨから新しく発売されたコンクレッド!
濃度とレッドゾーンを組み合わせた造語で、毛髪ケアに応じた必要成分を必要な濃度で提供するシャンプーとのこと。
今回はマツキヨの研究により、乾燥やダメージによって流出する毛髪内部のアミノ酸を特定し、それぞれのテーマに合わせて配合するアミノ酸の種類と濃度を変えている点がとても素晴らしい!これを発見しただけでも価値だと思います。
ただ残念なことに、補修までを求めるとなるとシャンプーだけでは完結できないのが懸念。
成分に関しての感想は成分評価のところを見ていただきたいのですが、シャンプーで補修まで期待できるような内容ではなく、あくまでもトリートメントを使用して補修までを完成させるタイプに感じました。
また洗浄成分のメインがオレフィンを使用しているところも不思議で、公式ではダメージ要因に応じて洗浄成分を選択と記載があるのですが、アミノ酸系ではなくオレフィンを使用する背景はなんなのだろうと気になってしまいます。
結論、ダメージ具合にもよりますが、シャンプーだけでのケアは厳しいのではと感じてしまう部分もあるため、トリートメント必須ということを考えるとコスパは微妙だなと思います。
- コストパフォーマンスの評価
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(2.5点/5.0点)
コンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーの配合成分を確認してみる

- 配合成分はこちら
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水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルメチルタウリンNa、コカミドDEA、アルギニン、トリプトファン、リシンHCl、アスパラギン酸、セラミドNP、セラミドNG、セラミドAP、コレステロール(羊毛)、フィトスフィンゴシン、ポリクオタニウム-10、ココイルグルタミン酸TEA、グリコシルトレハロース、デシルグルコシド、加水分解水添デンプン、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、クエン酸、EDTA-2Na、クエン酸Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、塩化Na、べへニルアルコール、ステアロイルラクチレートNa、香料
界面活性剤 | ![]() | シリコン | ![]() | アルコール | ![]() |
合成防腐剤 | ![]() | 合成香料 | 合成着色料 | ![]() |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
一言で言えば、残念。
個人的には補修シャンプーとしてこのシャンプーを使いたいとはなりませんでした…。
理由はふたつでメインの洗浄成分がオレフィンなのと、肝心な補修成分が少なくトリートメント頼りなところ。
テーマが補修にも関わらずダメージ髪と相性の悪いオレフィンをメインで使うのは不思議なのと、補修成分が保湿成分に含まれているもの以外にあまり見当たらず、公式ページを見てもトリートメントに頼っている感じが出ているのが非常に残念…。
近年のシャンプーでは保湿も補修も1本である程度賄える製品が出ている中で、この価格帯でトリートメントまで必須(補修成分もシリコンやカチオン系界面活性剤)なのはちょっと微妙と言わざるを得ないです。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
アニオン系界面活性剤。ヤシ油由来ではあるものの洗浄力や脱脂力は強めなので、乾燥肌の人には不向きな成分。コカミドプロピルベタイン
両面界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。ココイルメチルタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。程よい洗浄力から泡立ちまでバランスの良い成分。ベビーシャンプーなどにもよく使われる。ラウロイルメチルアラニンNa
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。コカミドDEA
ノニオン系界面活性剤。増粘作用。気泡力補助作用。ココイルグルタミン酸TEA
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。シットリした仕上がりになりやすくコンディショニング効果が高い。ただし泡立ちは弱め。ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10
ノニオン界面活性剤。乳化剤。
ステアロイルラクチレートNa
ノニオン界面活性剤。乳化剤や毛髪への吸着作用がありヘアコンディショニング剤として使用される。
いやーオレフィンがメインはテーマとマッチしないんじゃないですかねー…。
公式では「摩擦が少ないアミノ酸洗浄成分」と記載がありますが、もちろんアミノ酸洗浄成分も使われているものの、メインで使用されているのはオレフィンという脱脂力や洗浄力がとても強い成分。
メンズシャンプーではこの成分をメインで使うシャンプーもありますが、男性と女性では皮脂の量が違いますし、何よりダメージや乾燥とはとても相性が悪い成分なので、なぜこのテーマでこの成分を使ってしまったんだと不思議でなりません。
シャンプーは洗浄成分で決まるといっても過言ではないので、その点、このシャンプーは個人的にすでに残念な感じになってしまっています。
価格も2000円近くするのであれば、最低限ここはアミノ酸系洗浄成分で統一して欲しかった…。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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アルギニン、トリプトファン、リシンHCl、アスパラギン酸
アミノ酸各種。毛髪を構成する成分はケラチンというタンパク質で、たくさんの種類のアミノ酸から構成される。
セラミドNP
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド3と表現されることもある。
セラミドNG
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド2と表現されることもある。
セラミドAP
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド6Ⅱと表現されることもある。コレステロール(羊毛)
羊毛由来のコレステロール。CMC成分の一種。キューティクルやコルテックスを接着させる効果や保湿効果に関係する大切な成分。フィトスフィンゴシン
皮膚最外層に存在する脂質。皮膚バリアの主な成分として機能しており、沈静化、抗菌、抗酸化作用に期待される。グリコシルトレハロース+加水分解水添デンプン
高い保湿力がありベタつかない使用感が特長。キューティクルのダメージを補修し泡立ちをよくしたり泡質の向上効果にも期待ができる。
個人的にはとてもいいと思えるラインナップ!
このシャンプーのテーマであるアミノ酸とCMC系成分がメインで使用されています。
このシャンプーのすごいところはなんといってもアミノ酸とCMC系成分の濃度で、洗浄成分の次に配合量が多く、さらにはダメージにより流出しやすいアミノ酸を中心に配合しているところが素晴らしい!
アミノ酸はNMFと呼ばれる天然保湿因子の1種で、毛髪だけではなく頭皮にも天然で存在する重要な保湿成分で、NMFの40%を占めると言われています。
そしてCMC系成分も頭皮と毛髪どちらにとっても重要で、毛髪ではキューティクル同士やキューティクルやその内部のコルテックスを接着させる役割があり、保水だけではなく内部栄養素の流出を防ぐ役割があります。
ただ保湿するだけではなく、こういった毛髪や頭皮と相性のいい成分を使うのはとても素晴らしいと思います!
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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ポリクオタニウム-10
カチオン系界面活性剤。毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。グリコシルトレハロース+加水分解水添デンプン
高い保湿力がありベタつかない使用感が特長。キューティクルのダメージを補修し泡立ちをよくしたり泡質の向上効果にも期待ができる。
補修をテーマにしたシャンプーにしては少なすぎますね。
公式で記載のある補修成分の多くがトリートメントに配合されているもので、シャンプーではあまり補修する目的はないように見えます。
近年のシャンプーはシャンプー1本で保湿から補修まで期待のできる製品が多い中で、トリートメントが必須なのは正直コスパが悪い…。
繰り返しになりますが価格が2000円近くするのであれば、もう少し補修成分にも予算をかけられたのでは?とどうしても感じてしまいます。
またトリートメントの補修成分もシリコンやカチオン系界面活性剤などになるので特段優秀というわけでもなく、残念ながら補修目的だとしてもあまり使うメリットを感じられないのが個人的な意見です。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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なし
これといった頭皮ケア成分は見当たりませんでしたね。
もちろんアミノ酸やCMC系成分は先ほどお伝えした通り、頭皮にとっても重要な保湿成分になるので、いってしまえば頭皮ケア成分になります。
特にアミノ酸は肌のターンオーバーの過程でフィラグリンというタンパク質から補給されますが、これが不足すると乾燥などを招いてしまいますので、アミノ酸は頭皮にとってもとてもありがたいのです。
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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なし
こちらも特になしです。
ただ植物エキスはシャンプーの特性上、洗い流してしまうので配合しなくてもいいのでは?という意見も多く見られます。
私はどちらでもいい派で、メリデメがあると思っているので、配合されていないから悪い!とするつもりはありません。
その他成分
- その他成分一覧
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クエン酸
キレート剤。pH調整剤。EDTA-2Na
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。クエン酸Na
pH調整剤。フェノキシエタノール
防腐剤。安息香酸Na
防腐剤。ベヘニルアルコール
植物由来の乳化剤。香料
人工香料。
まあこんなもんでしょうね。
パラベンなどは配合されていませんが、フェノキシエタノールや安息香酸Naなどの別の防腐剤は含まれているいつものパターンです。
あとは合成キレート剤なども含まれていますが、まあこの価格帯ではこれらの配合はしょうがないかなーと思います。
コンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーの使用感についてレビュー


続いてはコンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にコンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
コンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:甘めなフルーティな香り


甘すぎないけどどちらかというと女性向けな香り!
コンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーはラディアントブルームノートの香り。
トップ:ピオニー、ペアー
ミドル:ハニーサックル、ホワイトローズ
ラスト:ムスク、アンバー
トップノートは芍薬と洋梨がメイン、ミドルノートはスイカズラと白薔薇、ラストノートがムスクという、ハイモイスチャーシャンプーと同じ香りです。
ラインナップを見てもらうとわかる通り、甘めな香りのものが多く、実際に甘い香りに仕上がっています。
ただしムスクだけの超甘い香りというよりかは、サッパリさも感じるバランスの良い甘さに仕上がっているように思います。
実際に妻も気に入ったようで、「良い香りだねー」といってました。
- 香りの評価
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(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:うーん泡立ちが遅い…?

泡立ちですが、悪くないものの泡立ちが遅いしボリュームも少なめ…。
いつもレビューの時は同じ量を使用して泡立ちを確かめているのですが、今回のシャンプーはなんとも泡立ちが微妙な感じ。
最終的にはある程度泡立つんですが、いつもと同じような使い心地で使うためには少し多めのシャンプー液を使う必要がある感じでした。
通常量だと泡立ちが若干遅い?のと、ボリュームも少なめなので、泡立ち重視の人だと若干物足りないかもしれません…。
- 泡立ちの評価
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(3.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:シャンプーだけでは厳しいかも…?

ダメージケアをしたいならトリートメントは必須だと思います…!
ここではロングヘアの妻が使った感想をお伝えできればと思います!
乾かした後の指通りや使い心地は悪くないものの、めちゃくちゃ良い!というわけでもない様子。
直近妻が美容院でトリートメントをしてもらったばかりなのでそもそも髪のケアが行き届いていたのであまり感触がつかめなかったのかもしれませんが、元々はロングヘアで毛先にパサつきやダメージのある髪質をしています。
そんな妻が使ってみたところ、良くもなく悪くもなくといった感じらしく、妻以上のハイダメージや乾燥がある人だとやはりシャンプーだけだと厳しいかもなーと思いました…。
補修成分が少ないので、保湿だけではなく補修もしっかりしたい人はトリートメントも使う必要があると思います。
- 洗い上がりの評価
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(3.5点/5.0点)
コンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!

さてここではコンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんコンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
保湿をするという意味では優秀だと思います!が、補修と保湿は表裏一体のため、もしシャンプーだけである程度補修もしたいという人だと不向きなシャンプーだと思います。
あとはオレフィンが洗浄成分のメイン成分なのもどうしても引っかかっていて、ダメージや乾燥と相性が悪いため、テーマとのミスマッチ性も感じてしまいます…。
トリートメントも一緒に使わないといけないことを考えると、コスパ的にも若干微妙でメリットが弱いように感じてしまいました。
コンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーのまとめ評価

さて今回はコンクレッドのハイダメージメンテナンスシャンプーについてレビューをしてきました!
うーん着眼点は非常によく個人的にも勉強になったんですが、コストとシャンプーの内容がもう少し補修にも力を入れてくれていたらめちゃくちゃ良い製品になっていたのにと感じてしまいました。
あとは洗浄成分をアミノ酸に統一してくれたら完璧だったのにと残念でなりません…!
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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