コンクレッド(CONCRED) ハイモイスチャーメンテナンス高濃度シャンプー|成分解析評価と効果を口コミ

さあきましたね!マツキヨがプロデュースする新シャンプー、それがコンクレッドです!
コンクレッドシリーズは2種類展開されていて、ハイモイスチャーは乾燥に着目したシャンプーみたいですね。
というわけで今回はコンクレッドのハイモイスチャーシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」や「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」を知っておくとこのサイトのレビュー記事を読んだ時の納得値がとても上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!

コンクレッドのハイモイスチャーシャンプーってどんなシャンプーなの?


コンクレッドのハイモイスチャーシャンプーってどんなシャンプーなの?

保湿成分であるアミノ酸とCMC成分に着目したシャンプーだよ!
価格 | 1,980円 |
内容量 | 400ml |
コストパフォーマンス評価 | B- |
成分満足度 | B |
香りの良さ | A |
泡立ちの良さ | B |
指通りの良さ | A- |
総合評価 | B |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
さあきましたね!マツキヨココカラから販売される新シャンプー「コンクレッド」!
名称は「CONC:濃度」「RED:レッドゾーン」の造語で、違いのわかる高濃度をテーマにしたシャンプーとのこと。
確かにこのシャンプーはアミノ酸とCMC系成分の配合濃度がかなり高く、洗浄成分の次に配合量が多いのでとても驚き!
これらの成分は髪や頭皮に天然で存在する成分で、ダメージや乾燥によって取り除かれてしまうのですが、今回は特に乾燥で取り除かれてしまうアミノ酸を集中的に配合しているようです。
その点は間違いなく素晴らしいのですが、洗浄成分が脱脂力の強いオレフィンがメインで使用されており、ちょっとがっかり…。
せっかくの保湿力もオレフィンがメインで配合されていたら良さが最大限に活かされないのではと心配になります。
そして補修成分も弱く髪の状態によってはコンディショナーが必要になるのは、現代のシャンプーだけでもケアできる時代にコスパが悪すぎる…。
あとは洗浄成分はメンズシャンプー寄りなのに香りは女性向けだったりと、若干チグハグさもあり個人的には引っかかるポイントが多い印象。
価格も通常の中価格帯のシャンプーに比べると高いですし、さらにコンディショナーも必須となると、コスパがいいとはいえないなーと思います。
- コストパフォーマンスの評価
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(3.0点/5.0点)
コンクレッドのハイモイスチャーシャンプーの配合成分を確認してみる

- 配合成分はこちら
-
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドDEA、グルタミン酸、グリシン、アスパラギン酸、セリン、セラミドNP、セラミドNG、セラミドAP、コレステロール(羊毛)、フィトスフィンゴシン、ポリクオタニウム-10、ココイルグルタミン酸TEA、グリコシルトレハロース、デシルグルコシド、加水分解水添デンプン、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、クエン酸、EDTA-2Na、クエン酸Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、塩化Na、べへニルアルコール、ステアロイルラクチレートNa、香料
界面活性剤 | ![]() | シリコン | ![]() | アルコール | ![]() |
合成防腐剤 | ![]() | 合成香料 | 合成着色料 | ![]() |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
マツキヨココカラから販売されるシャンプーの新商品であるコンクレッドですが、いい意味でも悪い意味でも保湿に特化したシャンプーという印象。
いい点で言うと、保湿成分として優秀なアミノ酸やCMC系成分が濃度高く配合されているところ!
これらの成分は他のシャンプーでも配合されていますが、ここまで濃度高く配合されているシャンプーはほとんどないのではないかと思います。
一方で気になる点をいうと、補修成分が弱くコンディショナーだよりなところ。
近年のシャンプーはシャンプー一本補修ケアまでできる製品も多くなってきていますが、このシャンプーにはこれといった補修成分がなく、コンディショナー頼りなところが残念すぎる。
シャンプー自体が比較的割高な印象なので、さらにちゃんとケアするためにはコンディショナーも購入しないといけないのかと思うと価格的にげんなりします。
コンディショナーもシリコンや界面活性剤が入っているので、すごいいいかというと微妙な仕上がりであることを考えると「うーん」と思ってしまうのが正直なところです。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
アニオン系界面活性剤。ヤシ油由来ではあるものの洗浄力や脱脂力は強めなので、乾燥肌の人には不向きな成分。コカミドプロピルベタイン
両面界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。ココイルメチルタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。程よい洗浄力から泡立ちまでバランスの良い成分。ベビーシャンプーなどにもよく使われる。ラウロイルメチルアラニンNa
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。コカミドDEA
ノニオン系界面活性剤。増粘作用。気泡力補助作用。ココイルグルタミン酸TEA
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。シットリした仕上がりになりやすくコンディショニング効果が高い。ただし泡立ちは弱め。ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10
ノニオン界面活性剤。乳化剤。
ステアロイルラクチレートNa
ノニオン界面活性剤。乳化剤や毛髪への吸着作用がありヘアコンディショニング剤として使用される。
んー微妙…。
シャンプーの命になるのがこの洗浄成分なわけですが、メインで使われているのがオレフィンという洗浄力がとても高い洗浄成分なのがとても気になります…。
もちろんベタインやその他アミノ酸系洗浄成分も配合されていますが、メインが脱脂力の強いこのオレフィンというのが個人的に残念です。
オレフィンは洗浄力が強いが故に乾燥や毛髪ダメージにつながってしまう可能性があると言われているため、乾燥髪やダメージ髪の人にはあまり好まれない洗浄成分です。
皮脂が女性の数倍あると言われている男性用シャンプーはこの成分を使っているシャンプーはまだまだありますが、女性にもターゲット内と考えるとちょっと微妙なラインナップなんじゃないかと思ってしまいます…。
それに今回はハイモイスチャーという保湿特化のシャンプーのはずなので、テーマとも相性が悪いと感じるのは私だけでしょうか。
シャンプーの価格はおおよそこの洗浄成分で決まるわけですが、オレフィンがメインでこの価格はちょっと…と感じてしまうのが正直なところです。
もちろん全体的なバランスと効果はメーカーにしか分かりませんが、第三者が見たとしては残念な感じです。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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グルタミン酸、グリシン、アスパラギン酸、セリン
アミノ酸各種。毛髪を構成する成分はケラチンというタンパク質で、たくさんの種類のアミノ酸から構成される。
セラミドNP
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド3と表現されることもある。
セラミドNG
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド2と表現されることもある。
セラミドAP
CMCや細胞間脂質の主成分。肌や毛髪の水分保持能力に関係する大切な成分。セラミド6Ⅱと表現されることもある。コレステロール(羊毛)
羊毛由来のコレステロール。CMC成分の一種。キューティクルやコルテックスを接着させる効果や保湿効果に関係する大切な成分。フィトスフィンゴシン
皮膚最外層に存在する脂質。皮膚バリアの主な成分として機能しており、沈静化、抗菌、抗酸化作用に期待される。グリコシルトレハロース+加水分解水添デンプン
高い保湿力がありベタつかない使用感が特長。キューティクルのダメージを補修し泡立ちをよくしたり泡質の向上効果にも期待ができる。
いい感じのラインナップ!
まずはなんといってもアミノ酸。乾燥により流出するアミノ酸を特定し、それらの成分を配合しているわけですが、すごいのはその濃度。
通常アミノ酸はそこまで配合量が多くなかったりするのですが、このシャンプーは洗浄成分の次に配合量が多く、流出してしまったアミノ酸をしっかり補給できる状態をつくりあげています。
そして公式でも紹介されている通り、CMC系成分であるセラミドとコレステロールを使用しています。
CMCは毛髪や頭皮に存在する成分で、毛髪ではキューティクル同士を接着させることで水分やアミノ酸の内部流出を防ぐ役割があり、頭皮ではヒューメクタント成分として保水や水分蒸散防止に役立ちます。
これらの成分は色々なシャンプーに配合されていますが、ここまでの配合量を実現したシャンプーは少ないかもしれませんね!
ちなみに公式ではナンバーエスシリーズのシャンプーの46倍とのこと。ナンバーエスのシャンプーの配合成分にそこまでアミノ酸が含まれているイメージがないのでどれくらいすごいかはイメージが湧きませんが、どちらにせよ配合量が多いことは間違いなさそう。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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ポリクオタニウム-10
カチオン系界面活性剤。毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。グリコシルトレハロース+加水分解水添デンプン
高い保湿力がありベタつかない使用感が特長。キューティクルのダメージを補修し泡立ちをよくしたり泡質の向上効果にも期待ができる。
少ない…。テーマが保湿だとはいえ少ない…。
もちろんアミノ酸は保湿や毛髪の補修に効果的ではありますし、セラミドはいってしまうと補修の効果もあったりするのでゼロではないです。
ただそれ以外の補修成分があまり見当たらず、残念な感じに。
保湿と補修は表裏一体だと思っていて、いくら保湿しても髪の毛がダメージのある状態を改善できなければ結局乾燥は改善されません。
トリートメントには潤いヴェール成分という名前の成分が配合されていますが、結局はカチオン系界面活性剤やシリコンなんかがメインとなるので、個人的には頭皮にはあまりオススメできない成分。
近年のシャンプーはシャンプーだけでも十分な仕上がりになるものも多い中で、コンディショナーが必須なシャンプーは正直コスパが悪い…。
シャンプーだけでも割高なのに、ここにコンディショナーを購入するのは個人的には躊躇ってしまうなーというのが正直なところ。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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なし
ザ・頭皮ケア的な成分はありませんが、先ほどもお伝えした通り、CMC系成分やアミノ酸は頭皮にとってもありがたい成分です!
しかも濃度が高いわけですから、頭皮の保湿にもある程度期待ができそうな設計になっています。
近年では健康な髪の毛を育てるためには健康な頭皮が大切と言われるくらいなので、気になる人は毛髪だけではなく頭皮ケアにも気をかけるようにしましょう!
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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なし
なしですね。
植物エキスはシャンプーの洗い流してしまう、という特性上、正直個人的にはどちらでもいいと思っているので「配合されていないからマイナス評価」にはしません。
もちろんエモリメント成分として保湿効果の高いアルガンオイルなんかもありますが、割高になってしまうくらいなら別に使わなくても、と思います。
その他成分
- その他成分一覧
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クエン酸
キレート剤。pH調整剤。EDTA-2Na
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。クエン酸Na
pH調整剤。フェノキシエタノール
防腐剤。安息香酸Na
防腐剤。ベヘニルアルコール
植物由来の乳化剤。香料
人工香料。
この価格帯では一般的。
パラベンなどの有名防腐剤は使われていませんが、その他のフェノキシエタノールや安息香酸などの防腐剤は使用されています。
無印良品等のシャンプーでは価格が安価にも関わらず、こういった細かい点にも配慮して配合していなかったりと優秀だったりするので、それらのシャンプーと比べると細かい点へのこだわりはあまり感じないですね。
コンクレッドのハイモイスチャーシャンプーの使用感についてレビュー


続いてはコンクレッドのハイモイスチャーシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にコンクレッドのハイモイスチャーシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
コンクレッドのハイモイスチャーシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:甘めなフルーティな香り


どちらかというと女性向けな香りな気がします!
コンクレッドのハイモイスチャーシャンプーはラディアントブルームノートの香り。
トップ:ピオニー、ペアー
ミドル:ハニーサックル、ホワイトローズ
ラスト:ムスク、アンバー
トップノートは芍薬と洋梨がメイン、ミドルノートはスイカズラと白薔薇、ラストノートがムスクなので設計から見ても比較的甘めにするラインナップになっているように思います。
めちゃくちゃ甘い…!というわけではないので甘すぎる香りが苦手な人でも使えるんじゃないかなと思いますが、やっぱり女性向けな香りに仕上がっている気がします。
洗浄成分の構成は男性向けなんじゃないかと思っていますが、メーカーとしては女性をメインターゲットにしているのかもしれません。
- 香りの評価
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(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:あれーなんか微妙…

泡立ちですが、妻に使ってもらったところどうも微妙な様子…。
基本的にいつもと同量を使ってもらって、いつもと同じように洗ってもらったわけですが、妻曰く「シャンプーの泡立ちが遅い…」とのこと。
ちゃんと髪濡らして予洗いしてから洗った?と聞きましたが、いつも通りなので特に変えていないとのこと…うーん。
最終的には泡立つみたいですが、他のシャンプーに比べると泡立ちスピードが遅く若干微妙な反応でした。
- 泡立ちの評価
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(3.0点/5.0点)
洗い上がりの状態:髪の状態によってはコンディショナー必要

ダメージが強いならコンディショナーを使った方が手触り感は良くなるよ!
ここではロングヘアの妻が使った感想をお伝えできればと思います!
結論としては悪くはないようですが、めちゃくちゃ良いというわけではない至って普通、といった感じでした。
妻はロングヘア&カラーや摩耗によって多少ダメージがある髪質なわけですが、それと同じような質の髪であれば同じような感想になるかもしれません。
あとはハイダメージの人ならコンディショナーを使った方が間違いなく手触り感は良くなると思います。
正直シリコンやカチオン系界面活性剤は私はあまり好きではないですが、手触り感は間違いなく良くなるので、シャンプーの補修力に不安がある場合は使う方がいいかもしれません。
- 洗い上がりの評価
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(3.5点/5.0点)
コンクレッドのハイモイスチャーシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!

さてここではコンクレッドのハイモイスチャーシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんコンクレッドのハイモイスチャーシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
個人的にはチグハグな内容と感じてしまったため絶対オススメと言えるポイントはありませんでした…。
もちろん保湿力は高いですが補修力が弱いのと、洗浄成分のメインがオレフィンなのに香りが女性向けだったりと統一感をあまり感じることができませんでした。
乾燥している人はダメージもあるのが普通なので、より補修力があるシャンプーの方がオススメです。
コンクレッドのハイモイスチャーシャンプーのまとめ評価

さて今回はコンクレッドのハイモイスチャーシャンプーについてレビューをしてきました!
最新シリーズということでめちゃくちゃ期待をしていたんですが、価格的にも内容的にもあまり満足できる内容ではなかったなーと感じてしまいました。
もちろん設計や効果は最終的にはメーカーしかわからないですが、個人的には他の市販シャンプーの方がいいのでは、と感じてしまう部分が大きかったなと思います。
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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