リップス(LIPPS) スタイリストシャンプー|成分解析評価と効果を口コミ
複数の美容院を展開するリップスヘアーから発売されたスタイリストシャンプー。
デザインは洗練されており、気持ちのいい洗い上がりを意識したシャンプーとのことで、洗い上がりを意識しているのかもしれないですね。
今回はそんなリップス スタイリストシャンプーの成分解析と使用感を正直にレビューしていきたいと思います!
ちなみに「シャンプーとは?」「このサイトでのシャンプーの評価の仕方」について理解を深めることで読んだ時の納得値がかなり上がると思うので、まずは会話ベースでポンポン読める以下の記事を読んでみてください!
リップスのスタイリストシャンプーってどんなシャンプーなの?
リップスのスタイリストシャンプーってどんなシャンプーなの?
人気美容院が手掛けるシャンプーみたいだね!
価格 | 1650円 |
内容量 | 400ml |
コストパフォーマンス評価 | C |
成分満足度 | B- |
香りの良さ | B |
泡立ちの良さ | B- |
指通りの良さ | A- |
総合評価 | B- |
敏感肌 | 乾燥肌 | 普通肌 | 脂性肌 |
軟毛 | クセ毛 | 乾燥毛 | ダメージ毛 |
ショートヘア | ミディアムヘア | ロングヘア |
超シットリ | シットリ | 普通 | サッパリ | 超サッパリ |
リップスのスタイリストシャンプーは人気美容院が手掛ける新製品。
サロン系シャンプーは品質がピンキリなのでどんな内容なのか楽しみにしていたのですが、なんとも全体的に中途半端な印象を受ける製品でした。
配合成分や使用感どちらとも悪くはないのですがオススメできるポイントはなく、個人的には気になる点も複数あって、なんとも微妙。
配合成分については使っている成分は悪くはないですがトレンドから比べると若干物足りなさを感じるのと防腐剤の種類に懸念があります。
使用感も悪くないのですが、泡立ちが遅いのと洗い流す最中に若干キシみを感じてしまうため満点とは言い難いもの。
この価格であれば他ブランドからクオリティの高いシャンプーがたくさん販売されているため、正直コスパとしてはいいとは言えません。
- コストパフォーマンスの評価
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(3.0点/5.0点)
リップスのスタイリストシャンプーの配合成分を確認してみる
- 配合成分はこちら
-
水、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ジラウリン酸PEG-75、コカミドプロピルベタイン、トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース、PPG-13デシルテトラデセス-24、ポリクオタニウム-10、ココイル加水分解ダイズタンパクK、ツボクサエキス、加水分解ケラチン(羊毛)、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、アロエベラ葉エキス、シャクヤク根エキス、ノイバラ果実エキス、シイクワシャー果皮エキス、キハダ樹皮エキス、アシタバ葉/茎エキス、ハトムギ種子エキス、マグワ根皮エキス、ユーカリ葉エキス、ラベンダー花エキス、リンゴ果実エキス、ツバキ種子エキス、ローズマリー葉エキス、カンゾウ葉エキス、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、PPG-3カプリリルエーテル、テトラオレイン酸ソルベス-60、PG、BG、クエン酸、塩化Na、EDTA-2Na、メチルパラベン、プロピルパラベン、フェキシエタノール、香料
界面活性剤 | シリコン | アルコール | |||
合成防腐剤 | 合成香料 | 合成着色料 |
界面活性剤 | |
保湿成分 | |
コンディショニング補修成分 | |
頭皮ケア成分 | |
植物エキス成分 | |
その他成分 | |
総合成分評価 |
さて配合成分ですが、悪くはないけど個人的には微妙。。。
繰り返しますが決して悪くはないんです。ただ満足度が高いかというと高くなく、最近のシャンプーと比べると若干配合のラインナップが古い印象を受けます。
最近勝手に感じている流行シャンプーのトレンドとしては、毛髪や頭皮に天然に存在する成分(CMCやNMFなど)に近い成分を中心に配合するものが多く、毛髪だけではなく頭皮もケアできるものが多くなっているように思います。
CICAやヒートプロテクト成分は最近のトレンドシャンプーでも配合されているのでいいのですが、保湿成分や補修成分がもう少しこだわりのある成分が使われていると良かったのかなーと思っています。
後は防腐剤ですねー。。。パラベンが悪いとは言いませんが、パラベンは悪いもの!という世間の認識が広まっている中で、2種類も使うのはマーケティング的にどうなのかなと思います。
界面活性剤
- 界面活性剤一覧
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ココイルメチルタウリンNa
アニオン系界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。程よい洗浄力から泡立ちまでバランスの良い成分。ベビーシャンプーなどにもよく使われる。ラウロイルメチルアラニンNa
アニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄成分。泡立ちから洗浄力までバランスのいい成分。サッパリ系の仕上がりになりやすい。ジラウリン酸PEG-75
ノニオン系界面活性剤。乳化安定剤。コカミドプロピルベタイン
アニオン系界面活性剤。ベタイン系洗浄成分。増粘作用や帯電防止作用、高いコンディショニング効果を持つ。また洗浄力や刺激性の強い洗浄成分の緩和のために配合されることも多い。トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース
ノニオン系界面活性剤。増粘作用。PPG-13デシルテトラデセス-24
酸化エチレン型界面活性剤。オイルへの可溶化力に優れた乳化剤。ココイル加水分解ダイズタンパクK
アニオン系界面活性剤。気泡力や洗浄力は程よくありダイズタンパクによるダメージ部分の補修により保湿だけではなく指通りを良くする。テトラオレイン酸ソルベス-60
ノニオン界面活性剤。乳化剤やヘアコンディショニング材として使用される。
洗浄成分は比較的オーソドックスな内容。タウリンNaをメインとしてアラニンNaやベタインなどを補助剤として使っている感じですね。
タウリンがメインでベタインも使用しているところから、頭皮への優しさも考慮しているように感じられます。
個人的に気になったのが気泡補助剤の少なさ。配合されていないといけないものではないので好みの問題ですが、泡立ちに若干の影響があるかもしれないですね。
保湿成分
- 保湿成分一覧
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加水分解ヒアルロン酸
保湿成分。ヒアルロン酸を小さく分解したもので、ヒアルロン酸Naと同様の保湿力に加えて、水に溶けやすい性質を持つ。ヒアルロン酸Na
保湿成分。肌から水分が蒸発するのを防ぐ効果がある。加水分解コラーゲン
高い保湿力を持つ。肌や毛髪の表面でしなやかな保護膜を作り、コンディショニング効果を高めます。PPG-3カプリリルエーテル
セラミドに似た構造と効果を持ち、髪や肌を保湿し髪に対してはハリコシを与える成分。
悪くはないです!が、個人的には物足りないラインナップ。
ヒアルロン酸やコラーゲンといった保湿成分は保湿力も優秀ですし決して悪くはないです。コラーゲンは頭皮の真皮に存在する膠原繊維を構成する重要な成分ですしね。
物足りないといったのは最近のシャンプーのトレンドとして、毛髪や頭皮に存在する天然保湿成分(NMF)の一種であるアミノ酸や、水分や栄養保持に関わるCMC(セラミド、コレステロール等)が配合されることが多くなっています。
ここら辺は好みの問題でもありますが、これらの成分がほとんど配合されていないのは個人的に物足りなさを感じます。
コンディショニング・補修成分
- コンディショニング成分・補修一覧
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ポリクオタニウム-10
毛髪に対する吸着性があり指通りを良くする効果がある。帯電防止効果もある。加水分解ケラチン(羊毛)
髪の主成分であるケラチンを加水分解して作られたもので、髪のダメージ部分に浸透し補修することで髪にハリコシを与える作用がある。(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク
シルク由来のヒートプロテイン。持続性やコーティング力が高いシルク素材で、感触の改善やツヤ、保護効果が高い。
こちらも悪くない!ただ物足りない印象。
加水分解ケラチンで毛髪内部の補修をしつつ、ポリクオタニウムでテクスチャーを良くし、ヒートプロテクト成分でサラサラな指通りにする感じですかね。
後は界面活性剤にもダイズタンパク由来のものが配合されていますし、加水分解コラーゲンの影響もあって指通りは良くなるように思います。
一方で浸透速度に優れたペリセアや、ケラチンでもより毛髪に馴染みやすいイソステアロイル系やダメージ部分に集中吸着するステアルジモニウム系のケラチンを配合するシャンプーが増えていきており、それに比べるとラインナップは弱く感じてしまいます。
ヒートプロテクト成分はいい感じかなと思いますが、個人的には物足りないですね。
頭皮ケア成分
- 頭皮ケア成分一覧
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特になし
特に配合されていないです。
一方で後述する植物エキスには抗炎症作用や抗酸化作用を中心としたラインナップになっており、そう言う意味では頭皮ケア成分に分類されます。
後は保湿成分もコラーゲンは頭皮にとってもとても重要なので、ところどころに頭皮ケアになるような成分が配合されています。
ただし抗炎症作用に期待されるグリチルリチン酸2Kや、真皮に存在する弾力繊維の源であるエラスチンなど、いわゆるな成分は配合されているわけではないですね。
植物エキス成分
- 植物エキス一覧
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ツボクサエキス
セリ科ツボクサの葉から得たエキス。コラーゲン生成促進、肌のターンオーバー促進効果、抗菌抗酸化作用等、幅広い作用に期待される。アロエベラ葉エキス
ユリ科アロエベラの葉から抽出されるエキス。高い保湿力や抗炎症作用を持つ。シャクヤク根エキス
ボタン科シャクヤクの根から抽出されるエキス。抗炎症作用、収れん作用、保湿効果、血行促進効果、育毛効果に期待される。ノイバラ果実エキス
営実の実から得たエキス。紫外線によるダメージを抑制する効果に期待される。シイクワシャー果皮エキス
シークワーサーの果皮から抽出されるエキス。抗炎症作用や皮脂分泌を抑える作用に期待ができる。キハダ樹皮エキス
別名オウバクエキス。アルカロイドやフラボノイドを含有し、抗菌、抗炎症作用に期待される。アシタバ葉/茎エキス
セリ科明日葉から抽出されるエキス。ビタミンA、ビタミンB群、フラボノイド、ミネラルなどを豊富に含み、保湿効果や血行促進効果を持つ。ハトムギ種子エキス
ハトムギの種子から抽出されるエキス。保湿力に優れ、種皮を剥いたヨクイニンと呼ばれる種子は漢方にも使用される。マグワ根皮エキス
別名桑白皮(そうはくひ)。色素沈着抑制作用や抗炎症、抗酸化、毛髪休止期の短縮ならびに成長期延長といった作用などに期待される。ユーカリ葉エキス
ユーカリノキの葉から抽出したエキス。保湿成分。抗菌効果、血行促進効果、収れん効果に期待される。ラベンダー花エキス
シソ科ラベンダーの花から抽出されるエキス。タンニン、リモネン、リナロールなどを含む。収れん作用、抗菌作用に期待される。リンゴ果実エキス
リンゴの果実から得られるエキス。リンゴ酸、クエン酸、タンニン、ポリフェノールをはじめ糖類、多糖類を含む。保湿作用、収斂作用などに期待される。ツバキ種子エキス
ツバキの種子から抽出されるエキス。毛髪になじみやすく、髪に艶を出す効果を持つ。ローズマリー葉エキス
保湿成分。抗酸化作用や血行促進作用があり、強い香りを持つので香料として使用される。毛髪表面保護にも期待される。カンゾウ葉エキス
保湿成分。フラボノイドやポリフェノールを多く含み強い抗酸化作用や抗炎症作用を持つ。
たくさんの植物エキスが配合されていますね。
保湿作用に期待される成分はもちろんのこと、抗炎症作用、抗酸化作用、血行促進作用などに期待される成分を中心に配合されているように感じます。
その中でも注目すべきがCICAと呼ばれるツボクサエキスと育毛へのいい影響が期待できるマグワ根皮エキスあたりでしょうか。
CICAは優秀な植物エキスとしてシャンプーだけではなく、保湿パックなどにも配合される有名な成分ですね。
内容としては毛髪だけではなく頭皮へも一定いい影響が期待できますが、植物エキスは配合量によってどこまで効果があるかは変わってきますので、過度な期待には注意が必要です。
あくまでも保湿作用として考えておきましょう。
その他成分
- その他成分一覧
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PG
保湿成分。乳化作用。BG
保湿成分。製品の品質を維持する効果。クエン酸
キレート剤。pH調整剤。塩化Na
増粘調整剤。乳化安定剤。EDTA-2Na
キレート剤。金属イオンを不活性化させる代表成分。メチルパラベン
防腐剤。プロピルパラベン
防腐剤。フェキシエタノール
防腐剤。香料
人工香料。
残念の一言。
フェノキシエタノールは比較的作用の優しめな防腐剤として配合されることは多いですが、なんとパラベンが2種類も配合されています。
パラベン系は全部で5種類ありますが、プロピルパラベンという刺激性の強めな防腐剤が使われていることにマジでげんなり。
私は防腐剤反対派ではないですが、パラベンという「使われていたら微妙な製品」と思われてしまうようなトレンドになっている中で、この成分を使うというスタンスが残念すぎる。
防腐剤を含まずとも3年の保存期限を守れるようなクオリティの高いシャンプーも発売されていることも考えると、この点においてはこだわりは全く感じないですね。
リップスのスタイリストシャンプーの使用感についてレビュー
続いてはリップスのスタイリストシャンプーの使用感についてレビューしていきます!
さて続いて実際にリップスのスタイリストシャンプーで頭皮や髪を洗ってみて感じた感想をレビューしていきたいと思います。
チェックポイントは以下の通り。
シャンプーの香り
泡立ちの良さ
洗い上がりの状態
リップスのスタイリストシャンプーがオススメの方
シャンプーの香り:サッパリ系のフルーティな香り
個人的にはとても好きな香り!
リップスのスタイリストシャンプーはサロンドリームの香り。
出ました文字だけでは香りを想像させないタイプのシャンプー。こういう書き方ってメリットあるんですかね笑
実態としてはマンダリン、オレンジ、レモン、ラズベリーといったフルーティな香りに加えて、ムスクやスズランの香りもブレンドされていて、とてもいい香りに仕上がっています。
香りとしては甘めというよりかはサッパリめな気がするので、男女ともに使いやすい香りなんじゃないかと思います。
- 香りの評価
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(4.0点/5.0点)
泡立ちの良さ:泡立ちまで時間がかかる…
私も妻も泡立ちに何故か時間かかったんですよねー…
最終的な泡質は弾力がありいい感じなんですが、泡立ちまで時間がかかる。。。
最初私だけかなーと思ったんですが、妻も同じように感じたとのことで、頭皮の状態や毛髪の状態に関係なく泡立ちには時間がかかりそうです。
界面活性剤に気泡補助剤があまり含まれていないため、もしかするとそれが影響しているのかもしれません。
- 泡立ちの評価
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(3.5点/5.0点)
洗い上がりの状態:最終的にはサラサラな指通りに!
多分ヒートプロテクト成分がいい仕事をしている気がする!
ここではロングヘアの妻から聞いた使用感を中心に紹介できればと思います。
乾かした後の指通りはサラサラな使用感になったようで、まとまりもよく満足度は高い様子でした。
ただしシャンプー液を塗布してから泡立て、洗い流すまでの間は若干キシみを感じたようなので、毛髪ダメージの強い人は洗い流す際は注意したほうがいいかもしれません。
- 洗い上がりの評価
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(4.5点/5.0点)
リップスのスタイリストシャンプーと相性が良い人と悪い人をチェック!
さてここではリップスのスタイリストシャンプーと相性の良い人と悪い人についてお伝えしていきます!
ここまでは実際に使った使用感をレビューしてきましたが、ここからは購入を考えている皆さんがリップスのスタイリストシャンプーと相性が良いか悪いかを判断してもらうための情報をお伝えします!
正直なところ、全体的に中途半端な印象を受けてしまっているので、あまりこういう人にならオススメというポイントが見当たらないです。
強いていうのであれば使用感はよくなるので使用感重視の人なら使う価値はあると思いますが、使用感がいいシャンプーは世の中にたくさん存在するので、配合成分など全体的なクオリティを考えると微妙なところです。
このサロンが好きで通っている、という人であれば使ってもいいかもしれませんね。
リップスのスタイリストシャンプーのまとめ評価
さて今回はリップスのスタイリストシャンプーをレビューしてきました。
正直なところ「ここのシャンプーのこれがいいから使い続けたい!」と思えるポイントがなく、残念な印象を受けました。
このサロンに通っている人で、サロンのファンの人向けのシャンプーなのかもしれませんが、個人的には使い続ける理由はあまり見当たらない製品でした。(香りは良かった!)
コストパフォーマンスの良さ | |
成分満足度 | |
香りの良さ | |
泡立ちの良さ | |
洗い上がりの状態 | |
総合評価 |
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